メモです(20191011)

東京都の人口は、
戦前に段々と発展して730万まで増える。WW2で半分以下の350万以下まで減少、しかしそれから10年で800万まで増加、1100万を超えてからは密度が高すぎて飽和したような動きになるが、90年代後半から再び増えて1400万に届こうとしている。

東京は周辺の通勤圏にも住民が多い(神奈川900万、千葉630万、埼玉730万、関東だけに4350万人住んでいる)。大きな理由の1つとして、日本にはあまり平地がないからだろう。

ベルリンの人口は、
推移を考えるのが難しい。っていうのも、大ベルリン法によって1920年に「ベルリン」のエリア面積は10倍以上に変わったからだ。ただ、それ以来は壁ができたり消えたりしたぐらいで、領域の変化はない。
WW2敗戦前に430万。1945年8月には280万。西ドイツの飛び地になったため、首都でもなくなり、1945年の12月には300万まで増えたあと、2019年までずっと300万〜360万を行ったり来たりしている

都市圏人口

主要都市と、その周囲の近隣都市を足した地域を都市圏という。都市圏にはいくつかの考え方があるが、簡単に言うと、「建築物や人間の密度が、谷間なく山のように広がっているエリアの、その山1つを1つの都市圏とみなす」って感じだ。

都市圏というものを考えた時、たとえば「東京」ではなく「東京横浜」という1つのエリアになる。その間に人口密度や建築物の断続がないからだ。上にも書いたとおり、関東の中心部が1つの巨大な都市圏と言える。

人口の多い都市圏は、世界1〜7位まで、すべてアジアだ。東京-横浜、ジャカルタ、デリー、マニラ、ソウル-仁川、ムンバイ、上海。大阪-神戸-京都も1つの都市圏で、14位にある。(データ元

ランキングや指標

ランキングや指標というのは、一瞬で何かを見た気になってしまうし、たしかに何かの1側面は捉えることができる。だけど、10や20の顔を持つ何かの、1つを知れるという感じで付き合うのが良いかもしれない。

人口というような分かりやすい数値でさえ、その定義や発達のモデルの多さ、地形や地政学的な要因が多く絡んでいて、1つの指標では見落とす部分があまりにも大きい。

でも、調べてみてよかった。都市の発展って、数年・数十年単位以外にももっと長い目線があるし、人口を増やさないとか、都市圏を分割するとか、いろんな設計や方針がありうる。