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ちょっとマニアックかもだけど、知っておくと良いよ!な身体のこと 前編

バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。
普段は毎日、KayanoBalletBlogを更新しています。

ブログに身体の事など、あれこれ書いているんですけれど
このnoteは、割と多彩なジャンルの方が読んでくださるので
私が生業としているバレエ教師と言う立場から、普段伝えてることを
もう少し外に広げていきたいのと、
一般の方にも、もっと自分の身体の事を知ってもらいたいな
と思ってるので、こちらに書いてみますね。


バレエをもっと広めたいと思い、初心者の方をお誘いすると
大抵「そんなー!!!私跳んだり回ったりなんて、できないですー」
と仰います。
そして必ずセットなのが
「私、体固いし・・・・」と言う言葉。

うーん^^・・・初心者の方に、私はプロのダンサーがやってるような
回転や跳躍、最初から求めません(笑)
でもゆくゆくその動きに繋がって行く方法や
アドバイスは、沢山たくさんお伝えしています。
身体が固いと言うのも、実は身体の関節がしっかりしてると言う
見方ができるんですよね。
でも普段ストレッチやエクササイズしていないから
筋肉がガッツリ収縮(縮んでて)してるから、重たくなって
伸びにくくなってることが多いですね。


さて、ここから
「ちょっとマニアックかもだけど、知っておくと良いよ!な身体のこと」
に入って行きます。

地球には重力があるんですけど、その重力を普段感じたことはありますか?
分かりやすく言うと「体重」だけど
たとえば「体が重い・・・」と感じるのは
元気な時は余り気づかないけど、具合が悪い時などは気づきやすいですよね。

健康と言う前提で「なんか体、重たい・・・太ったかも?」は
ちょっと走ると、すぐ分かる。
体重計に乗って「うん、今日〇㌔だ!」と数字を確認しても
現実的に自分の体重を感じることは、一般の方の場合
余り無いと思うんですが、どうでしょう??
(あ、日々普段鍛えてるダンサーは別ですよ~ 割とすぐ感じ取れる)

バレエレッスンでは、最初”プリエ”と言う動きを行います。
床を踏んで膝を横にしながらしゃがんだり、上に伸びたりする動作なんですけど、この動きは床を自分の体重で踏めてないと、正しくできないんです。
(身体の声、聞いてる?と書いてるけど
自分の体重、感じてる?でも良いよん♪)

この動きは、体重が70㌔の男性であっても
40㌔台の女性であっても、自分の身体の中にある”体積”が
上手く使えてるかどうかで、動き方も見た目の印象も変わってきます。
正しく、と言うのは、最も基本的なこと。

たとえ話をひとつしますね。
水の中に、2つの入れ物があると思ってみてください。
1つは40㌔相当の入れ物に、隙間なくパンパンにお水が入ってる状態。
水を張ったプールに入れると、ぶくぶく・・・と沈んで行く。
もう一つは、50㌔相当の入れ物に、40㌔分のお水が入ってる状態。
これだと隙間がある分、水に浮きますね。

え、50㌔相当って・・と、外側の数字だけ見ると
そっちの方が重たく感じる。
だけど、中身は40㌔しか入ってませんから
その分空気が入ってる分は軽くなります。
だけど、40㌔相当の入れ物に全部パンパンに入れちゃうと
沈むことしかできませんよー
です。
浮く力があると、軽くなるのです。
バーレッスンでのプリエは、沈む力じゃなくて
浮きあがる(伸び上る力)を鍛えるから、強くそして
跳んだ時に軽くなれるのです。


うまく伝わったかな?
まずこれが身体の中の体積(力の使い方)の概念。
大抵の人は、自分の外側の数字だけで判断し
ご自身の体積を、意識されてないことが殆どです。
じゃどうやったらいいの?と言うと
さっきも書いたように「体重を利用すること」です。


大抵の場合、痩せよう!と思い立つと
「じゃ、体重減らせばいいよね」となりがち。
BMI指数のこともあるので、確かに少しは気を付けた方が良いけど
標準とか適性ですよ、と出たら、そこまで気にしなくて良いと思う。
まず体重を急激に減らすと、フラフラしちゃう。
それは体重によって生み出されていた”エネルギーが出せない”
からなんですよね。
栄養が足りてない、と言ってしまえばそれまでだけど
やっぱり入れ物に見合ったエネルギー量(熱量)は必要で
それを生み出せるのが体重。
だけど体力の状態や、内側で燃えてるエネルギーの火が弱いと
せっかく体重が有っても、自分の身体に見合ったエネルギー量が
出せないんです。

ここで、いつもレッスンに来てくれる方を見てて感じること。
エネルギーを出そうとすると、”力に走りがち”。
自分から力を生み出そう、生み出そう、としてしまう。

ここでもうひとつ、たとえ話を。
駅から徒歩5分の距離に住んでるとします。
走ったら3分ぐらいに縮められる。
だけど駅までの道は、緩い上り坂です。
余裕があれば、普段は10分前位に家を出て
ゆったり歩いていける。
だけど余裕が無いと、ギリギリに飛び出して走ることになる。
どっちの状況が、無理やり自分から力を生み出してるかと言うと
走る方ですよね。(これ、私の時々の状況でもあるんですが(笑))

見てると余裕が無くて、坂道を走らなきゃいけない状況に
わざわざ自分を追いこんでる人が多いのです。
電車に乗り遅れるわけでもないのに。

かなり話が逸脱してるけれど
電車に乗り遅れそうだから走る、と言うのは
最も疲れる行為だと私自身感じています。生産性ないし。
そしたらもっと時間に余裕持てば良いやん、となるけど
身体から力が出る時って、脳の反応から生まれます。
追い込まれた状況になって初めて、うわーと力が出る。
その状況を、バレエのレッスンで毎回作りだしちゃってる人は
自分を追い込まないと力が出せない、と思い込んでしまってることが
とても多いんですよね。

そうすると重力を感じようとか、体重を利用してエネルギー出そうと言う方には、まず考えが向かないし、頑張って追い込んでる自分が内心好きだったり、そうじゃないと満足できない、と言うこともある。

なんだかめちゃ長くなったけど
「ちょっとマニアックかもだけど、知っておくと良いよ!な身体のこと」
の導入を書いてみました。
長々と読んでいただき、ありがとうございます♪

「ちょっとマニアックかもだけど、知っておくと良いよ!なからだのこと」中編へ続きます。

主宰しているバレエスタジオ。大人からバレエを始めたい方へ。
バレエで美しく健康に。長く踊れる身体を目指す全ての方に。



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Kayano バレエ教師兼ダンサー

女性の身体と心について語るnote です。 バレエ教師兼ダンサー、表現者。バレエ歴は40年以上。 普段はバレエを教えて、時々舞台で踊ります。 Kayanoballetblogを毎日更新。 こちらにもお越しくださいね。

Kayano Ballet Studio

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