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ウル◯◯マン電車

K太(支援学校高等部2年)は、お母さんや私に行きたいところを伝えます。
それは、ショッピングモール内のゲームコーナーにある幼児用の乗り物だったり、公園にあるキャラクター電車だったりします。

 昨日も、「ウル◯◯マン電車 ◯◯パーク」というので、午前中に行く予定でした。
 しかし、国からのお達しによる「置き去り防止安全装置」をつけなければならなくなった車を 車屋さんに引き取りに行ったら、思いの外時間がかかってしまったのです。1時間半はかかる◯◯パークへは、行けなくなってしまったのでした。
 「ごめん!今日は、時間が足りないからいけないわ。」
代わりに、△スーパーにいって…と、いろんな案を出してみたんだけど、全部断られる。 
でも、そのとき「ラーメン」と,言ってくれたのでした。
 2人で、ラーメン屋さんに行きました。
落ち込んだときは、ラーメンだよねー。
明日は、絶対にウル◯◯マン電車にいこう!

おかあさんからのLINE
 カレンダーの明日の欄に「◯◯パーク」と、書かされました。

今日
 「今日は、いくぞー!」張り切ってる私とK太。
しかし、1時間半の運転は結構きつかった。こんなに遠いんだっけ?と、不安になった頃に、◯◯パークが現れました。

足早に進むK太の後をついていくと

これは?


え?


みえますか?



連れてかえりたくなる私


「帰る」と言うK太。
そりゃ帰るよね。
途中、わざと道を外れて、幼児遊具のあるショッピングモールとか通ってみたんだけど、いかないんだって!
そうですか…



しばらくすると、伏せていた顔をあげて
「ラーメン!」
そうかー、ラーメンか、

ラーメン…

昨日と同じラーメン屋さんに行きました。

落ち込んだ時は、ラーメン!
悲しいときも、ラーメン!
美味しいラーメンたべたらさー
涙もとんでいくー

シュワ ……  ッチ!


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