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「作品について」

「『この作品のテーマは何ですか』と聞かれてすぐに答えられないような作品はダメです」と聞いたこともあるけど、すぐ答えられてしまう作品だけでいいのかなというか、それってそちら(編集部)側で企画会議の際プレゼンしやすいから…とかそういう話だったりはしないかな、とか。いやそれも立派な「テーマが言葉として存在しなきゃいけない」理由の一つなんだろうけど。

因みに昔持ち込みのようなことを初めてしたときに(それまでは投稿のみ・箸にも棒にも掛からなかった)、ネームを描き終えてから「あれ、これはもしかしてキャラ表とかいるのかな…」と不安になって、家を出る直前にキャラ表を(一応)描いたことがある。

結果、怒られた。「そんなものはいらない、作品を読んでわからないのに設定だけあってもしょうがないでしょう」とのこと。……確かに、と思ったので未だにキャラ表を作らない。年齢の確認のために何となくの誕生日の設定がある場合もあるけど、その位である。キャラクター造形も、ネームにして動かしてみた時に初めて「あ、こうだ」とか「こう…じゃないなあ」とか思うので、曖昧である。
しかし髪の長さはちゃんと決めとけばよかった。結んでもおろしても大体同じってそらいかんよ!
でも決めそうにない。これからは、決めよう。いつか気が向いたら。向けよ。

という辺りのことはさておき。テーマ。というのも「こういうことが表現したくて!」というのはない。ない、というか一貫していて、それ以外描こうとしてないということかもしれない。

・根拠のない「常識」が苦手です
・同調圧力が苦手です
・他人は他人で自分は自分です

……その辺りをぐるぐると。

だからといって誰かに押し付けたい訳じゃない。
何で?って聞いてみたいだけ。
エンターテインメント!も大事だし、嫌いじゃないんだ、でも何だか圧倒的によく解らないんだ。
「ふつうはしないよ…」という言葉すべてに短絡的に反発したりはしたくないけど、あまりにも軽く、まるで決定打のように言われると「なんで『ふつう』はしないの?そう思うの?」と問いたくなる。

解らないことを解ると簡単に言いたくないし、解らないけどもっと知りたい事はある。

そういうのは甘いのかもしれないなあと思うけど。

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