日本のミックスと海外のミックスの違い

今回はちまちました事は言わず先に、結論から書いてみたいと思います。

日本のいわゆるJ-POPなどのミックスは、同時に鳴る楽器の数が多い
海外の音楽のミックスは同時に鳴る楽器数が少ない

だから海外の方が良く聴こえる。

なんのこっちゃ?と思ったなら是非続きを読んでください。
ミックスというのは狭い箱の中のどのように音を詰め込んでいくかの作業

野外での広い大地で演奏する は 広い大地に食材を並べていく様なもの
ミックスは、お弁当箱の中に食材を詰め込んでいく作業の様なもの


お弁当箱の中に100種類の食材が入ってる時と、4種類の厳選された食材が入ってるのでは、一個当たりの量や美味しさはどう変わると思いますか?



仮にお弁当箱の体積が100㎤として、

case 1
25㎤のハンバーグ
25㎤のエビフライ
25㎤のほたて
25㎤のお野菜炒め

case 2
もう一つのお弁当箱にはもうなんかわけわからんくらいいっぱい食材。

料理する時間は仮に1時間とする。


1の方は、四種類を1時間かけて美味しく調理できるのでその分美味しくなりますよね。箱の中で味もごちゃつかないし、蓋を開けた瞬間美味しそうな各料理が目に見えてキラキラ輝いて見える事でしょう。

一方、2の方は、すんごくたくさん食材があるし時間は限られてるし、箱の中が狭いの一個あたりの量もそんなに取れない。

Aさんはハンバーグが大好きなのに、なんかうっすらハンバーグの端っこが見
えているだけ。


これが僕の中で結論だと思っています。
もちろん料理の腕は人によってマチマチなので、その辺はケースバイケース。

僕がミックスがいいな、心地よいなと思っている音楽はどれも同様に、同時にメインで鳴っている楽器数が4つ程度!(他に音量の小さいものはもちろん鳴ってるがメインの4つを際立たせるための装飾程度のもの)

最大5程度かと。

5の魔術。

手足頭で、合計5、これが15個あったら人間には管理しきれないかも。
視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚、こちらも5個。
バンドなんかも4〜5人編成が多い。
音楽用語だと、音が5度離れていることを完全五度(パーフェクトフィフス)と呼び、ギター界隈ではパワーコードなんて呼ばれる。
そして超売れてる有名曲の歌のメロディを解析すると5度移動するメロディがここぞという時に入っている。
音階は本来ドレミファソラシドの様に7音を使い分けるが、ふたつ抜いて5個にし、ペンタトニックスケールなんていう人気の旋律もある。(2000年代前後のヒット曲はペンタトニックのみで作られた曲も多かった)

人間が心地いい、気持ちいいと感じる時は常に 5 の数字が関係してるとしたらどうですか?
わくわくしませんか?

音楽ミックスの話に戻ります

つまり海外の曲は、一個一個の楽器を大事に大事にミックスし、それを邪魔する様な楽器は一歳必要ないと切り捨てる。そういった傾向があるんじゃないでしょうか。
ボーカルを削るのではなく、必要な部分を余すことなく処理したあと、それを邪魔する楽器は排除するか音を小さくしてしまう。
そんな風にミックスしてるのではないだろうかと思っています。


そして、

悪魔の数字 6

感覚の最大値の限界を超えた時、人は初めて 6を手にするのではないでしょうか。

第6感

6っ個目の楽器

6人目のバンドメンバー 笑

今後僕が 6 を手にする時きっと何かすごい事が起きそうです。


Sound Swift

ボーカルレコーディング・ボーカルプロデュース・音源製作・MV製作

Web site

Dawの相談や、MV相談や、音楽悩み相談などお気軽にどうぞ〜。↓

info@soundswift.jp

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?