見出し画像

BLとわたし。

『建築パース』という仕事を生業にして20年以上が経ちますが、このご時世になる2020年前後から、ほぼ家で仕事をするようになりました。
リモートで PCとPhotoshop、Illustrator、簡単な3Dソフト、そしてワコムの液タブがあればほとんどの仕事が問題なく進む昨今。
なんて恵まれた仕事環境なのだろう、と感謝しながら毎日を過ごしています。

出勤は月に2日。会社には20代(前半・後半)の女性スタッフ2人と社長(♂)が常勤しています。
もう1人、40なりたての年下の女性もリモートで週一回の勤務。

5人全員が会社に揃うのは
月に一回になりました。

やっぱり顔を見ておしゃべりするのは楽しく、出勤日はなかなか仕事が進まずついついおしゃべりが増えます。
駄話に飢えた私が一番喋っている気もする笑

女性には、やはり雑談が必要なんですよね。
女性、に限らないですが特にど〜でもいい、流れていくような何気ない会話や笑いって生活にとって大事なものだったんだな〜と出社するたびに思います。

帰りの運転中は、なんとなく気持ちがスッキリしてるんですよね。
ガス抜きできてるんだな〜。

あらら、表題の『BL』に関係ないとこに話が転がってますね。

さて、そんな20代女子2人は、
昼休みのランチ中にタブレットを広げ
いろんなドラマを観ているようです。

年齢や生活環境が全然違うスタッフ4人なのでこうやってエンタメの力に頼って会話をスムーズにしています。

私も一緒に観たりしていますが、いつもいろんなコンテンツを提供してくれる20代後半のTさんは、可愛いイケメンが大好きで推しが毎回話すたびに変わってる(増えてる?)印象。
『チェリまほ』の応援上映を観るために
映画館に何度も通ったり、飛行機で推しのライブに出かけたり、趣味に忙しくしているようです。

私もちらっと『チェリまほ』のスピンオフドラマを一緒に観ましたが、脳に全然入ってこない〜。

あんなに人気のドラマや映画なんでしょうが、どーもふわふわしていて、地面から1mほど浮いて漂ってるような可愛い顔の男子の恋愛模様を見ても何も感じなくなってきている今日この頃です。

彼女に勧められた『おっさんずラブ』のドラマも全部観ました。
面白かったですが、、、。イマイチハマらない。

かといってBLが嫌いなわけではなく、ひとつだけですが好きなドラマ・漫画があるんです。

もう、だいぶ名作な感じもしますが

『きのう何食べた?』
です。

漫画を読み始めたのも、ドラマ化が決まった頃で、かなり遅くからの参戦ですが
先日出たばかりの20巻をほくほくと買い込みベッドで読んでると、ほっこり、、、そして少しうるっときたりもします。

シロさんもケンジも50を超え、漫画なのにどんどん歳を重ねていくわけですが、始まった当時もうすでにシロさん43歳ですからねぇ。

リアルに思える日々の出来事とコミカルさが絶妙に入り混じっています。
親との関係、ふとしたきっかけで仲良しになった素敵なご近所夫婦や、ちょっとふわふわした友達カップルなどとの良い関係や仕事の喜びや悩みなど入り混じりつつも、美味しい毎日の夕飯(休みの日はブランチなども)で最後は締めて、二人のおしゃべりがふんわりと空間を包み、癒されて終わる、、、という感じ。

シロさんの、映えを完全に無視したリアル弁当
(夕飯の残りをタッパーに詰めて出勤)も、なんか好き。
あんなにきちんとご飯をまめに作るのに弁当箱は…という感じもシロさんらしくて好きです。

ケンジの乙女なところや、コミュ力最強な感じも可愛いし、かといってうざくないし。(いやちょっとうざい?)
ケンジのおかげで、最初結構尖ってた感じのシロさんもどんどん柔らかくなってるし(歳のせいもあるかな?)
二人の魅力が年々増しています。

こんなカップルが近くにいたら、ずっとこうやって眺めていたいものです。
漫画の始まりから、二人はもう同棲しているのですが、一緒に暮らしを続けるには、やはりお互いの努力と思いやりが必要で、それは結婚している夫婦も一緒で。

結婚を持続させるためには、やっぱりお互いが必要でいるための努力と支える気持ちが大切だよな〜なんてことを思いながら、この二人を眺めているのです。
少しづつ進んでいる二人の関係がステキ。
それは『好き』という一過性の気持ちや駆け引きではなく、ゆっくり育つ植物のようにじわじわと感動と愛情が湧いてくる、
いい話なんだよな〜。

ふと、何度も読み返したくなる、大好きな漫画です。

ドラマも録画してあるのですが、完全に保存用フォルダにがっちりロックされています笑
配役がみんな最高なんだよ〜〜。

シロさんも今では絶対!西島秀俊さん!
ケンジは最初、え!!あの龍馬とかやってたthe漢!みたいな野性味あふれる内野聖陽さんが!て思ったけど、ドラマ観たら『あ、ケンジ!』って納得。動きや喋り方ももろケンジで。
役者さんてすげ〜な〜って思いました。
個人的には、シロさんのお母様の梶 芽衣子さんがツボでした。
ゲイである一人息子のことを一生懸命理解しようと努力している姿や、シロさんがお料理好きなのや、マメなのもこのお母さんと一緒に暮らしていたからこその一面なんだろ〜なとか思ったら、おかあさ〜んって思ったし。
ケンジもお母さんのお仕事をリスペクトして、影響受けてるし。
もう、何もかもがこころに染みまくる、大好きな物語なのです。

今度のお休みは、またドラマを見返してみようかな、と思っています。

あ、ジルベール(磯村勇人さん)と小日向さん(山本耕史さん)のカップルも大好きです!
結婚式どんな感じかな〜。ワクワク!
(これはコミックの話ですが)

今頃〜という感じですが、ずっと大好きな漫画とドラマのお話でした〜。



ではでは。


この記事が参加している募集

推しの少女マンガ

連休に読みたいマンガ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?