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新卒デザイナーがチームビルディングを企画してみた

渋谷でデザイナーしています。福田です。先日チームビルディングのためのワークショップを企画したので、今回はそのことを共有させていただきます。

はじめに


先日、先輩デザイナーがドラエクを開催しました。
ドラエクとは、ドラッカー風エクササイズの略称です。プロジェクトの開始前、開始後、または新たなメンバーが加わった際に行います。
パフォーマンスが高いチームの特徴の一つに、それぞれの得意なことや価値観、またお互いに期待していることがわかっているということがあります。そのため、ドラエクはチームビルディングを図る際によく用いられます。

では、実際にどうドラエクを行っていくのか…。
以下の4つの質問をし、チーム内で解答を共有します。


業務では価値観の異なる人と一緒に、チームとして目標に向かうことが求められます。この質問をすることで、その目標へ一緒に進んでいるチームメンバー同士の関係性が見えてきます。
何が得意で、どのように貢献しようとしていて、どのような価値観を持っていて、自分に対するメンバーの期待がどのようなものか…。
それが分かっている状態と、分からない状態では前者の方が強いチームになります。

先輩デザイナーの企画したドラエクは素晴らしく、成功に終わりました。2時間と多めに時間を取ったにも関わらず、議論が白熱して時間が足らないくらいでした。


デザイナー版ドラエクを企画する


ドラエクが閉幕したあと考えました。

これを応用してデザイナー版のドラエクが作れるんじゃ…?

先輩が企画したドラエクでは、テンプレートの問題を使用したため質問の抽象度が高く、その人のざっくりとした部分にしか触れられませんでした。
そこで私は、通常のドラエクを行った後に、更に掘り込んだ質問を投げかけることで、よりその人のことを知れるのでは?と考えました。
先述でも述べた通り、チームメンバーそれぞれの得意なことや価値観を共有していることは、パフォーマンスが高いチームの特徴です。

よし!さらにお互いを理解するために、デザイナー版のドラエクを企画してみよう!!!

さっそく企画して提案しました。そして、やってみました。
また、デザイナー版ドラエクを考える中で、先輩デザイナーから以下のようなアドバイスをいただきました。

「質問に流れがないと答えにくい。答えがない質問や、個人の意見を問うタイプの質問は、一問一答の方が答えやすいよ。」
「あなたが聞きたいと思っている答えがどうやったら出るのか、小説のように置き換えて考えたら?」

確かに!
そして出来上がった質問が以下の5つです。


投げかけた質問に対してそれを掘り込むという質問形式にしました。
構成としてはこんな感じです。



このワークショップのゴールは「チームメンバーの軸を共有する」ことです。各々がどんなバックグラウンドを持ち、仕事にどんな価値を見出しているのかを知ることで、相互理解をはかります。
1人の持ち時間は10分。10人のクリエイティブメンバーで行いました。
ワークショップの時間配分はこんな感じです。


好きなゲームについて熱く語ったメンバーや、学生時代の友人の話しをしたメンバー、意外な特技を発表したメンバーなど、普段仕事をしているだけでは聞けないようなエピソードや、デザインに対する熱い思いなどを聞き出すことが出来ました。
実際に私が記入したシートはこんな感じです。

ワークショップを終えて

先輩方のサポートもあり、私が企画したチームビルディングのためのワークショップは無事終わりました。ワークをやる前と、やった後ではチームメンバーへの理解度が格段に変わったと思います。明日からも、このメンバーで協力して良いプロダクトを作れそうです。
最後に頂いた感想を載せます。

直接感想がもらえるのは嬉しいですね。
新卒が突然提案した企画にも関わらず、ノリと勢いと優しさで受け入れてくださった先輩方に感謝します。
このnoteを読んだ皆さんも自分の立場や所属に囚われず、やりたいことを発信してみてください。意外と受け入れてくれ、協力してくれます。そして良いチームを築いてください。
おわり。

読んでくださりありがとうございます。大学時代にやっていた陶芸が恋しいので、サポートして頂いたお金は、信楽粘土を買う代金にあてる予定です。