マイクロマネジメント上司体験記④絶望

過干渉な上司の下で、どんなに思考を巡らせて資料を作ってもOKのでない毎日。
散々直されて、「もう、あとは俺がやっといた」というテンションを下げる魔法の言葉をいただき、役立たずだなと自分を責める毎日。

そんなある日、仕事で少し深刻なミスをしてしまう。
当然だ、立って仕事場に行って、人との会話についていくのがやっとこさっとこ。
ミスをしないわけがない。というところで起こったミス。
役員から呼び出しを受け説教。

「甘いよ、お前は。もっと頭使えよ。Dもお前のそういう仕事ぶりに不信感もってるぞ」

私がずっと大切にしようとした信頼感は失われた。
それに過去二人の上司部下ともめて、今回も問題児にしかなりつつある自分。
そんな自分は会社で最も役立たずな人間だ。
ただの給料泥棒にしか思われないだろう。
誰とも話したくない。
誰も見たくない。
消えてしまいたい。。。

気持ちは追い詰められ、朝の日課は「まず泣く」ことになった。
涙で一通りストレスを排出して出勤しないとどうにもならなかった。
ダル過ぎて、タクシーで最寄り駅まで無理やり体を向かわせる毎日。
これでも、いよいよ耐えられない時が来た。

病院に向かうのも一苦労。
診療内科は本当に必要なタイミングには、予約がいっぱいで診てくれない。
どうにか初診予約扶養の病院を見つけて、歩く力がないのでタクシーで少し離れた駅の病院に着く。

受付終了ギリギリのとこで間に合う。
呼び出され、診察を開始。
とりあえず取り乱して、入室早々泣き出してしまったこと、症状を聞く中でお医者さんが「それは結構参ってるね」と返してくれたことだけ覚えてる。

以前通った診療内科の時も勧められた「休職」。
しかし、今回も私は休職をする気は無かったため続ける意思を伝えた。
薬が処方され、翌週もくるように言われた。
これまでなんども苦しめられた、人間関係のこじれを今回こそは自力で解決しなくちゃ、本当のダメ人間になる。と思った。

上司に本音を話してみよう。
そう決めていた。

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