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泳いだ、漕いだ、走った 2024春 @ 石垣島 (その1)

先週末の4/21(日)に、石垣島でトライアスロン大会が開催されました。昨年までは新型コロナ禍の影響を大なり小なり受けていましたが、今回はランが市街地コースに戻り、本来の石垣島トライアスロンが戻ってきました。国内で開催されるトライアスロンの大会としてはおそらくもっとも人気があり、昨年の申込み開始時にはわずか数分で定員に達するほど。私にとっては念願となる初参加です。

大会は日曜日ですが、移動距離がそれなりにあり、前日移動だとちょっと大変。また、今回は初めての飛行機での移動で、到着後の自転車の組み立てが心配。という言い訳もありますが(笑)、せっかく石垣島に行くのであれば多少は観光もしたいということで、金曜日のお昼前に羽田を立ち、まずは那覇へ。ご存知の方も多いと思いますが、那覇空港に降りる前にはかなり綺麗な海を見ることができます。南国に来たという感じで一気に盛り上がりますよね。

初の石垣島、そして竹富島

那覇で乗り継ぎ、石垣島に到着したのが16時前。レンタカーでホテルに向かいます。那覇空港は市街地にありますが、石垣島の南ぬ島(ぱいぬしま)石垣空港の周囲はかなりいい感じの田舎です。気温も30度近いということで、開放感に浸りつつホテルへ。ホテルでは早速プールで泳ぎたいところですが、ぐっと我慢してまずは自転車の組み立て。もっとも、解体とパッキングはまあまあ時間がかかりますが、組み立ては比較的容易でした。

組み立て完了。飛行機には後ろにある白い箱に収納して預け入れ

その後はサンセットを見に行くのも兼ね、クルマで自転車コースの下見。空港のあたりから高度が上がり始め、島の東側から西側に横切る際には、かなりシンドい登り。これは当日の山場になりそうです。ただ、それを越えれば以降は大きな登りはなく西側の海岸に辿り着けるということが確認できました。夜は沖縄ならではの食べ物、そしてオリオンと泡盛。沖縄で飲む泡盛はなんであんなに美味しいんでしょうね。

翌朝は9時にホテルを出て、フェリーのターミナルへ。向かうは竹富島。竹富島といえば果てしなく遠いところと思っていたのですが、石垣島からはフェリーで15分もしません。あっという間に着き、自転車を借りて島を回ります(ちなみに自転車はギアもないので、意外にロードバイクより大変、笑)。竹富島は想像していた通り、いや、それ以上に素敵なところでした。透明な海、石垣と花に囲まれた伝統的な民家。そして、ところどころに落ちている(笑)人慣れした猫。滞在はわずか3時間でしたが、十分に楽しむことができました。

まさに竹富島の風景
星砂で有名なカイジ浜の入り口。あれ、何か地面に落ちている?

竹富島から戻ったら、土曜日入りの友人を空港でピックアップした後に、一緒に大会の受付。その後はスイム会場の下見。いよいよです。石垣島入りしてから、不安とワクワクがせめぎ合っているのですが、ワクワクが勝ってきました。

いよいよ明日。ワクワク

スタート前

前日夜はお酒も控えめに早めに就寝のはずが、なんだかんだ、まあまあ飲んだような。やはりオリオンと泡盛の誘惑には勝てませんでした。5時に起床し、準備を開始。6時過ぎに軽く朝ご飯を食べたら、クルマでスタート地点に向かいます。今日の予報最高温度は30度(!!)ですが、夜明け直後はまだまだ快適。

スタート地点に入ったのは朝7時過ぎ。経験が浅いうちは、何をどうすればわからずバタバタしましたが、大会参加も(リレーを含め)8回目ということで、だいぶ慣れてきました。もっとも今回は、第一陣のスタートを応援していたら何気に時間がなくなってしまい、試泳入りが最後から4人目とギリギリになってしまいました。まあ、間に合えばいいんです。

スイム

第一陣は8時からスタートですが、その後第二陣は時間をあけて8時半からスタート。私はその中での3番目のウェーブでのスタートということで、8:32スタートとなります。

8:32、いよいよスタート。まずはじゃぶじゃぶと歩いて海に入ります。水温は29.8度(!!)ということで、冷たさは感じません。歩けるだけ歩いたら、いよいよスイムに。昔はまずは平泳ぎで様子をみつつ呼吸を整えたのですが、今は最初からクロールでok。最初に焦って呼吸が整わないと、息が苦しくなってパニックになりかねないのですが、いい感じでスタートすることができました。

ただ、スタート直後はかなりバトルが激しく閉口しました。今回のコースはずっとコースロープが張られており、外側ではライフセーバーが見守ってくれているのですが、その間の幅がやや狭い。皆がその狭いところに集中してしまい、結果的に激しいバトルにならざるを得ない状況です。泳いでいると、イルカがあっちこっちから突っ込んでくる感じ(苦笑)。

なんとかいなしながら泳ぎ続けると、何と、底が見えてきました。さすが石垣の海。さらには、少しですが、珊瑚も! 今回の会場は防波堤の中の人工ビーチなのですが、それでも十分キレイ。キレイというのも嬉しいですが、底が見えると自分が進んでいることが確認できるので、とても安心感があります。

750mをコースを2周。1周目の後半にはバトルも和らぎ、純粋に楽しいと思いつつ泳ぐことができました。そしてあっという間に1周終了。タイムを見ると19分台。これは(あくまでも私としては)いいタイムです。そして2周目も気持ちよく泳ぐことができ、正直、もう終わっちゃうのか、もうちょっと泳いでもいいなあ、という感じでした。2周終わって正式なタイムは0:40:13。過去最高の0:44:01から大幅にタイム短縮です。

バイク前半

スイムが終わってトランジションエリアで着替え、バイクの準備。タイムを競う人は2分もかからずにトランジションを終えるのですが、私は、慌てずに時間をかけて準備します(とはいえ12分半はちょっと時間かけすぎですね)。

スイムが思った以上に(あくまで個人的に)出来がよかったこともあり、いい気分でバイクをスタートすることができました。バイクスタート直後に橋を登って渡るのですが、軽々とクリア。というか、めちゃめちゃ気持ちいい〜。

その後も快調に飛ばします。バイクのスピードの目安は(私の場合)30km/h。40kmですから、平均30km/hであれば、1:20で走り切ることになります。当初は比較的フラットなコース、なおかつ、追い風ということもあり、30km/hを超えるペースでも比較的余裕があります。

空港が近づいてきて、徐々に上り坂になってきます。楽ではありませんが、下見をして心構えはできているので、大きくペースを崩すことなく、着実に前に進みます。

しかし私はまだこの時点では知りませんでした。想定していた以上の地獄がこの先に待ち受けていることを(大袈裟?)。ということで、後半に続きます。


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