はし かよこ

ポスト資本主義を探究したい。豊かさについて考えるために文章を書いています。Captia…

はし かよこ

ポスト資本主義を探究したい。豊かさについて考えるために文章を書いています。Captial Art Collective MIKKE / 生活共同体TSUMUGI ← ウェルビーイングをテーマに夫婦で世界一周半(2019.2〜2020.3) ← 渋谷のベンチャーでWEBエンジニア。

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生活をサボるな。とインド人に叱られて二年経ってから分かったこと

2020.8.23 追記 この記事を書いてから1年後、続編を書きました。 「生活」を真面目にやってみたら、一日八時間も働く余裕がなかった。 という旨をツイートしたら、ものすごい反響があった。 たくさんの人が解釈してくださり、思いもよらない反応も貰ったので、なんでこういうツイートをしたのか、少し噛み砕いて書いてみようと思う。 --- 大前提として、私は超都会っ子である。親戚も少なく、田舎に触れる機会もほとんどなかった。母が病気を患っていたので小さい頃からコンビニ弁当や

    • ポスト家族論 ~古くて新しい生活単位~

      安心なマンションに住んでいる。 というのも、セキュリティがしっかりしてるとか、そういう意味ではない。入居中の6部屋のうち、5部屋に友人が住んでいる、ちょっと変わったマンションなのだ。 このマンションを大きな一軒家に見立てるなら、私たち夫婦の部屋はリビング・ダイニング。住人はこの部屋を自由に出入りしている。 外出して帰宅してみると、私の部屋なのに誰かが我が物顔でくつろいでいたり、 「白いご飯あったりする?」 と、まるで実家に帰ってきたかのように白飯をさらっていく人がい

      • 丁寧な暮らしなんてクソくらえ。と思う私もいる話

        ある時期から、ほとんどコンビニ飯で育った。 毎晩、「好きなものを買ってきていいよ」と、500円を渡される。 夕暮れ時に4つ下の妹と一緒にコンビニへ行く。セブンイレブンの「ミルクフランス」とか「お好み焼きパン」とかを好んで買っていた。 中学生になると、放課後は塾に通いはじめた。夜はリプトンのあまーい紅茶の500mlパックと菓子パンをセットで買うのがお決まりだった。 ちょっと贅沢したい時は、ロッテリアのハンバーガーを買って、シャカシャカポテトをキメてやった。あとは牛丼と「

        • 生活をサボるな。とインド人に叱られた私が、世界一周を経て出した答え

          「2019年を飾るnote20選」の1つに選んでいただいた、こちらの記事を書いてからもう少しで一年が経つ。 ワーカホリック。 炊事・洗濯・家事、面倒なことは全て外注したらいいと思っていた。 そんな私が、インド人のおじさんに「生活をサボるな」と叱られて「人生は仕事だけじゃない。生活にも目を向けて、ちゃんと自分の時間を生きたい」と思った。という話。 あのnoteを書いたのはちょうど去年の八月だったのだが、それからずっと考えていた。 生活をサボらないために、具体的に何をす

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        生活をサボるな。とインド人に叱られて二年経ってから分かったこと

          「生きづらさ」への処方箋

          世の中には、大多数の人が「正解」と思っていることがたくさんあって、そこからはみ出すと居心地が悪い。 わたしはいつも「正解の道」から逸脱している、そんな情けなさを常に抱えていた。不登校になった中学時代、我が家が機能不全家庭だと気づいたとき、好きな人が二人できてしまったとき、会社を休職したとき。 そこまでいかなくとも、よくわからないプレッシャーに生きづらさを覚える人はわたしだけではないと思う。 男は男らしく、女は女らしく、学校に行け、就職しろ、結婚しろ、子どもを産め、フォロ

          「生きづらさ」への処方箋

          肩書きのない私が、これから大切にしたい軸 〜趣味以上、仕事未満の学び〜

          「個の時代」「フリーランス」「複業」「パラレルキャリア」といった言葉が溢れている今日この頃。 次の十年、自分はどうやって身を立てたら良いんだろう?なんて、悩んでいる人は多いのではないか。 わたしもそんな人間の一人だ。 直近二年の間に「会社員」「会社員 × 複業」「フリーランス」の三つの働き方を経験しながら、「これからの働き方」や「自分のあり方」についてずっとずっと考えてきた。 その中で、特にわたしを悩ませてきたのは 自分にどんな肩書きをつける? という問題だ。

          肩書きのない私が、これから大切にしたい軸 〜趣味以上、仕事未満の学び〜