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【不登校っ子をつないで会って広がるネットワーク】を作りたい!

このところ私の頭の中を駆け巡っている思いつきを書いてみようと思います。

やりたいことがあります。それは、<不登校っ子を不登校っ子にマッチングして派遣するネットワーク>づくり。

勉強を教えたり教えてもらったり、ちょっとお出かけしたり、家で一緒にゲームしたり、得意な技を教えたり教えられたり、たまには親御さんの質問に答えてみたり、家事を手伝ったり…不登校家庭に他人(不登校っ子)を入れる作戦です。

ちょっと順を追って説明します。

<目次>
・不登校初期はジェットコースター
・不登校が日常になると考えること(子ども)
・不登校が日常になると考えること(親)
・こんな打開策はどう?<家庭に他人の風を入れる>
・不登校っ子が不登校っ子と出会ったら
・でも、不登校っ子同士はつながりにくい
・つながりたい!不登校っ子のニーズって?
・市内中心に登録→マッチング→派遣
・ビジネスとしてやってみたい!理由

◆不登校初期はジェットコースター

毎朝「学校行く?行ける?どうする?」と繰り返している段階は、不登校期間の中でも一番つらい、疲弊すると言われる時期。朝のやり取りだけで一日分の体力を使い切ります。一時的な登校しぶりなのか、長期化するのか?わからず、何しろ不安定です。

この時期に先のことを考えられる親御さん、いるのかなあ(我が家は無理だった!)。いたらすごいなあ。

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◆不登校が日常になると考えること(子ども)

「学校行けないから行かない」となって、表面上は穏やかな日常が戻ってきて…でも、子どもたちの心の中は穏やかではありません。こんなことを考えているみたい(でもたぶん他にもたくさん)↓

・友だちと会っていないなあ
・出かけてないなあ
・出かけにくいなあ
・勉強したってつまらない
・勉強ってなんのためにするの?
・誰かと話したい
・おもしろいことないかな

◆不登校が日常になると考えること(親)

親はまあ…たくさん考えますよね。ほんの一例はこんな感じ?↓

・家族だけと過ごしていて大丈夫かな
・体力落ちるなあ
・お金のかからない出かけ先がほしいなあ
・勉強を楽しくできるといいんだけど
・子どもと離れる時間がほしいなあ
・子どもと遊んでくれるひといないかなあ
・子どもの将来がひたすら不安

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◆こんな打開策はどう?<家庭に他人の風を入れる>

始まりは少し離れたところに住む友人の提案「麓んちの子にうちの子の勉強みてもらえないかなあ?あ、遊ぶだけでもいいな」そして「こんなことやりたいんだ」と送られてきたのが以下の記事↓

家庭って、気づいたら「閉じているなあ」って感じることあります(我が家だけ?)。そこに、家族じゃない他人が入って、家事を手伝ってくれたり、子どもと遊んでくれたり、親の話もちょっと聞いてくれたりしたら…

違う風が吹くような気がします。

特に閉塞感を抱きがちな不登校家庭は特に、誰かに助けてもらいたくても、誰に傷つけられるのかわからなくて、傷つきたくなくてさらに閉じる。ほんとうはオープンにした方がいいとわかっていても、閉じてしまうつらさ。

◆不登校っ子が不登校っ子と出会ったら

ひとりはイヤだ、ひとりはつまらない、でも、この前友だちと遊んだら「なんでずる休みしてるんだ?」って言われた…もう言われたくない…不登校の子の心の中には、いろんな傷が生々しく口を開けています。そこに塩水を注ぎ込むひとって結構多い。

そんな経験を持つ者同士、つまり不登校っ子同士が出会うとどうなるか?これは娘が主に体験していることですが、

「めちゃくちゃ気が楽なの!!話が合うの!!」

お互いに傷つかない話し方、話題の選び方を不登校っ子は知っています。だから、不登校っ子同士は居心地がいい。

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◆でも、不登校っ子同士はつながりにくい

我が家はたまたま出会うことができましたが、それもまだ娘だけのこと、息子たちは出会えていません。不登校っ子が集まる居場所やフリースペース、フリースクールなどに行ってみるのが手っ取り早そう。

でも

・家から出たくない
・ひとに会うのが怖い
・昼からしか起きられない
・昼と夜が逆転しがち
・少人数ならいいけど…
・親がそばにいるなら…

こんな理由で断念すること多いです。

◆つながりたい!不登校っ子のニーズって?

「来てほしい」側にはこんなニーズありそう↓

・家に来てくれるといいな
・年上の子に勉強みてもらったら楽しいかも
・一緒にテレビゲームするのもいつもと違っていいかも
・ちょっと家事頼めると嬉しいな(親)
・子どもの体調に理解があるといいな(親)

「行ってみたい」側にはこんなニーズありそう↓

・ちょっとそろそろ出かける理由がほしい
・傷つかない相手とだったら話したい、出かけてみたい
・得意(だった)科目ならすこし教えられるかも
・教えるなんてカッコイイ
・ゲーム得意だから尊敬されるかも
・必要とされて自信がつきそう(親目線)
・体調でドタキャンもあり、だといいな

なんとなく、「来てほしい」のは低学年で、「行ってみたい」は中高生を想定しちゃうのですが、小学生同士でも、同学年同士でも似たようなニーズはあるのでは?と考えています。

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◆市内中心に登録→マッチング→派遣

条件について、私が想定している(つまり妄想している)のは大体以下です↓

<市内>
・行き来が可能な範囲であること
・近隣自治体を含んでもいいかも
<登録制とマッチング>
・「来てほしい」「行ってみたい」双方の希望を確認
・ニーズ(してほしいこと)の条件を登録
・サービス(できること)の条件の登録
・できないこと、苦手なこと、アレルギーなどの確認
<派遣>
・必ずどちらかの親が同行する
・手数料と利用料発生 →ビジネスとして成立させたい
・高校生以上は最低賃金以上でバイト代が入る
・中学生以下は…さてどうしよう…どうにかして対価を発生させたい…

◆ビジネスとしてやってみたい!理由

<子どもの自己評価が上がる、いや、標準化される>

不登校はどんなに明るく過ごしても、子どもの自己評価や自己肯定感をじわりじわりと削っていくものです。不登校期間が長期化している中高生はその年数分、ただならぬ状態にあると考えて良いと思います。必要なのは「自分は大丈夫」というレベルまで上げること。

そんな彼らに世間のバイトと同等の対価で評価するのは効果的であり、逆に言えば、対価なしのボランティアは疲れやすく傷つきやすい彼らが疲れてしまった時傷ついてしまった時に「どうせ僕・私なんか」という否定感、無力感を増すことにしかなりません。

長年削られ続けてきた彼らの自信を正当な形で埋めていきたい。それは、彼らの心をそぎ取るような社会を作ってきたおとなの責任ではないかと考えます。

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私が考えているのはこんな感じです。ご意見などありましたら、コメントやTwitterDMなどからお知らせください!

事業計画書(試作品ですが)も書きました!


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