土曜日　くもり時々晴れ

2週間借りたコンサーティーナを返す日が早くも来てしまった。
どうせなら4週間にしちゃおうかと思ったりもしたが、これぐらいでよかった。

2曲目に選んだのは2列使う中でも簡単そうな、The Man in The Moonという曲で、使うボタンは6個だし、一音ずつ開閉するところが多くて弾きやすい。
とはいえ、この曲はまともに通すまでは至らなかった。
音符に振ってある番号に頼っている間はこれ止まりだろう。
どうも、その数字がピアノの指番号とごちゃごちゃになってしまうのだ。
本気でやるなら音階練習からやらねば。

それにしても、こんなに頭の中のピアノの鍵盤に支配されているとは。
ピアノをやっていたのなんてほんの短い間なのに、プラス小学校の音楽の時間のオルガン、木琴、アコーディオンも入れると、やわらかい子供のアタマに案外深く入っていたらしい。
そういえば、半音、全音、移調、和音などを思い浮かべる時は頭にソフトウェアキーボードのように鍵盤がある気がするな。

そう思うと、押し引き異音のコンサーティーナは異次元の楽器で、押すと引くが一番難しくて、一番疲れるのは指でも肩でもなく頭だった。
うーん、トリコロールの有花さんやシャロン・シャノンみたいに軽快に弾けたら楽しそうだと思ったんだけどな、一朝一夕にはいかないのは当たり前か。

というわけでひとまずお別れ、ヘタクソな演奏を記念に録音してから、郵便局までお見送りしてきた。
楽しかったよ、大好きだった、きっとまた会おうね。