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3.11 ALIVE(命の躍動)~宮田恵さんインタビュー最終回vol.4 ~「中心にあるGreat Mystery 」~3.11集合意識が命に向かう日にむけて

3月11日(日)に、青山のウィメンズプラザホールにてAlive(命の躍動)~池川明先生講演会とムーブメントメディスンというイベントを開催しますが、そこで取り上げている「ムーブメントメディスン」を日本に紹介している、宮田恵さんにインタビューをさせていただきました。今回はシリーズの最終回で第4回目。(インタビュアー・溜香世子)

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【ムーブメントメディスンは「踊り」に限らない】

恵:ムーブメントメディスンには、ティーチャーだけではなく、ファシリテーターという道もあります。ファシリテーターは、ムーブメントメディスンのツールを使いながらも全く踊らない、というやり方もできるんです。

仲間にはコーチやカウンセラー、ヨガティーチャー、セラピスト、占星術師、タクシードライバーまでいます。色んな場面、あらゆる所で使えるのがムーブメントメディスンの良いところですし、その使い方を制限していないのです。

ムーブメント・メディスンには曼荼羅がある、と前にお伝えしましたが、それは地図のようなものです。大地・火・水・風の4つのエレメントに守られた空間の中に人間の持つ5つの関係性を根っこにした生命の樹がそこには表されています。この地図を自由に使いながら、あらゆる分野にそれを生かしていくのです。

仕事はもちろんプライベートでも。この地図の使い方は完全に私たちに託されているのです。

【”Great Mistery” が中心にある】

その自由度が、無限の可能性を開いていく。と同時に、この曼荼羅の真ん中にはGreat Mysteryといって、直訳すると「大いなる神秘」つまり「私たちは知らない」ということが表されています。例えば、私にとって良いことがあなたにとって良いことかもわからないし、あなたがここで何を体験するかは、私にはわからない。あなたが何を感じて体験するのかも自由、といったような。

その未知である、という大前提をムーブメント・メディスンでは中心に置いているんです。

香世子:「分からない」ということが真ん中にあるって、凄くいいなって思いました。こうである、というのが決まっている方が、私にはいわゆる宗教風に感じます、神はこう言った、といったように。そういったものに、私自身は違和感を感じてしまうのですが、「分からない」が一番大事な真ん中にある、というはしっくりきます。謙虚ですし。

私達は、70億の細胞でできている、一つの大きな生き物の体の細胞の一個一個みたいなもので、一個一個が、本体が考えていることなんて分かりっこない。

次の瞬間右に行くのか左に行くのか、上に行くのか下に行くのかといったレベルは分かっていたとしても、それが全体として何の役に立っているのかとか、長い目で見て、それがどんな人生に繋がって行くかなんて絶対わからない

一個一個が全体の人間が何を考えているのかも、どこに向かっているのかも絶対分かりきらないのだろうと。

【新しいところ居続けるための「繋がり」】

そうですね。そして“わからない”ということは怖いことでもありますよね。人間って、既知のものに安心感を持ちます。例えば、待ち合わせした場所へ行くとき、たとえ少し遠回りでも、知らない道ではなくいつも通る良く知った道を選ぶ、とか。特に時間制限がある時には、この道なら30分あれば行ける、と予測も立てられる。

でも新しい道は、渋滞しているかもしれない、道に迷うかもしれない。だとしたらよく知った道を選ぼう、と。人間の心理は慣れているところに戻りたがります。だとしたら、ムーブメント・メディスンのようなダンスを含めて今は自分を開花させていく色々な道が開かれていますが、ワークショップやクラスを通して気づいた“新しいところ”に居続けるためには、どうしたらいいのか、ということはとても大切なポイントです。

その一つが、繋がり。それを経験した時に共にいた人たちといれば、あれは夢じゃなかった、と思える。お互いを確認しあえる。そういう仲間との繋がりであったり、その時に感じた感覚やイメージを自分でもう一度鮮明に思い出すことであったり。

知らないところに行く、ということは、特に組織にとってはものすごいチャレンジだと思うんです。でも繋がりが強ければ、そこに行けるんだろうなとも思います。

香世子:人と人が繋がっている時の安心感も、それがあってはじめてチャレンジして、新しいところに行ける、という側面もありますよね。

恵:私からも質問があるのですが、calling(天職)から始まり、reborn(魂の記憶)、そして今回は3回目のAlive(命の躍動)で、どうしてムーブメントメディスンに辿り着いたのですか?というのが一つ目。

もう一つは、この3つを通して表現したいこと、目標としている意図は何ですか?このイベントをする上で、もうすでに色々な場所で表現されているとは思いますが。それをもう一度言葉で説明して貰えると嬉しいなと思います。もちろん、企画のお2人でそれぞれ違うかもしれないけれど。

香世子:私の言葉で言うとなぜかって言うのは、全くわからないのです。凄いご縁で繋がってきた感じです。もちろん一回目のイベント、9月のcallingで、恵さんにご一緒していただいた、というのがまず最初の伏線としてあって、前回の12月のrebornの準備段階の途中から景浦由美子さん(ムーブメントメディスンのトレーニングに入っていらっしゃいます)が中心に入ってきてくれて、なぜこの人がここに来たのだろう?と思った時に「あ、ムーブメントメディスンかもしれない」って思ったのですよ。

その時は、3回目のイベントでお呼びすることが決まっていた池川明先生とムーブメントメディスンってどう繋がるのかも、全く分からなかったのだけれど、徐々に、何か「生きる」とか「今この時の命」とかいうことかな、と気づいてきた。だから、「イベントが言いたいことは後でわかってくる」、というプロセスなのです。

この一連の流れ、というのは、頭を全然超えたところで起きてきていることのように感じています。それを追いかけて行くうちに段々「何か」というのが見えてくる。だから、私たちが意図して、次はムーブメントメディスンでいこう、こういう理由であれをしよう、みたいなものって、一切無いのです。ヘンゼルとグレーテルがパン屑をひとつひとつ拾って行くように、そういう風にやって行った結果ムーブメントメディスンや恵さんに導かれてきたという感じです。

だから、今も恵さんの話を聞いていて、「あ、それでか!」って思うところも多々あって、だから後付けで紐解かれて行く感じを今この瞬間も体験しているわけです。私にとってはそんな感じです。だから、一切を委ねちゃっているみたいな。

恵:いやぁ、凄い。その方がしっくりきます。

香世子:不思議なことに日程も、直感でやってくるとちょうどその日に会場が空いているのです。3月11日も、この日にやる、というのが直感できて、カレンダー見たら日曜日ですし、会場を取ろうと思ったら当初は空いていなかったので別の所を抑えていたんだけど、Reborn が終わった直後に気になって見てみたらキャンセルが出て空いていました。

3月11日の、命だったり生きるっていうことに集合意識が向き合う日に、今を生きるとか命っていうテーマでイベントがあることは、とても意味がある気がして、「神がやることって凄いな!」って思いました。

そういう流れのものなので。だからこうやって、恵さんが語っていただいたことって、私たちはいただいて発信して行くのだけれど、多分それは一つの周波数だと思っていて、その周波数に導かれた人たちがこの場に集まってきてくれて、そこでまたさらにその周波数を色んなところに広げてくれるんだろうな、と思っています。そういう場になってくれるのではないかという気がしています。

2017年9月17日Calling(天職)のイベント風景(山川紘矢・亜希子夫妻)

広世:恵さんの問いに私の側からお答えしてみると、実は3シリーズの全体像を天から頂いた際に既に繋がっていました。ただ「ムーブメントメディスン」というカタチとしては、初回のCallingでも第2弾のRebornでもなかった。これに関しては3.11Aliveが完結編でもあるので、詳細は別記事でアップ予定です。

Calling(天職)、Reborn(魂の記憶)、Alive(命の躍動)の3シリーズを通して表現したいこと、これもメッセージで頂いているものですが、天からシャバに降りて身体を持って生きるとはどういうことか?、“今、この場所で、今世で、どんな自分で、具体的に何をして生きるのか?”という「問いを生きる証」としての提示です。

ムーブメントメディスンが大切にしている「great mystery」、未知なる可能性に満ち満ちたこの世界を、恐れも含め、ムーブメントという生きる鼓動から何を伝えたいのか、最大限に生ききる、全ての命へ敬意を表します。

香世子:最後に、恵さんから、イベントに来てくれる方や、イベントが気になってる方に一言、何かメッセージをお願いします。

恵:3月11日は、さっき香世子さんが言ったように、命っていうものに集合意識が向かう日です。その大切な時に、「自分はどこから来たのか」、「自分はなぜ生まれて来たのか」「自分が何者なのか」というところに向き合ってほしい。

その瞬間をみんなで共有し、この命を思いっきり生きるために、その場にご縁のある人たちと共に何かを感じ取ってほしい。

誰もが、この世界にたった一つしかない命だっていうことを「かみさまとのやくそく」を観た時も、すごく思ったんですよ。私は何かの為に生まれて来ているし、みんなそれぞれ自分が誰の元に生まれて来て何をしたいのか、ちゃんと決めて生まれて来ている。それを生きる、というものすごいチャンスを与えられているわけです。それをもう一度みんなで確認できたらいいですね。

香世子:3.11Aliveが、そう言うことだったのだ、っていうのが凄く腑に落ちました。ありがとうございました。

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