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インド駐在員の車の中で聞いたGSTの裏話

最近、GSTの税率が下がったという話が上がっている。

そもそもGSTとはなにか?という話だが、昨年7月からインドで導入されたインド独立後最大の税制改革と言われている。

簡単に言うと、今まで州ごとにバラバラだった税制を統一するという改革。例えば東京でパンは消費税10%だけど、京都では20%になる。そうなると物を運んで売ったりする時に、地域による税率の差で面倒な計算が生じる。

日本貿易振興機構HPより
GSTでは、物品税などの国税をCGST(Central GST)に、付加価値税(VAT)などの州税をSGST(State GST)にそれぞれ統合し、これらに複数の州を経由する取引に課されるIGST(Integrated GST)を加えた3つの体系となった。
導入に当たってのスケジュールやルールは、中央政府と州政府の財務相で構成されるGST評議会が検討し、決定する。税率は5%、12%、18%、28%の4段階にするとされており、5月18~19日に開催されたGST評議会で、物品やサービスごとの税率外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますが決定された。
本文より▷州によって税制が違うため、州を越えて取引をする場合、商品配送のトラックが州を超えるたびに税調整の手続きのために長蛇の列を作るという非効率さを生み出す原因となっていました。世界銀行の調査による納税のしやすさ国別ランキングでインドは190ヵ国中172位と低い評価となっています。また、複雑な税制は脱税の温床との指摘もあります。

1年になって、その税率の品目が変更になったという話が話題になっていた。1年で税率が下がる。昨年までテレビは35%だったけど、15%になりますよ〜みたいなノリなのだろうか。決断が早い(笑)

今日ここに書くのは、そんなGSTが施行された昨年、あるインド駐在員とドライブにいった時に車の中で聞いた裏話をひっそり皆にお伝えする。

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