「ユニクロ（UNIQLO）」がインド市場に進出する。1号店はデリー首都圏で人気のショッピングエリアの一つであるバサントクンジにあるアンビエンスモール内に10月頃にオープン。また2号店と3号店も今秋に出店する予定で、ユニクロ初の試みとして3店舗を同時期に展開する。

ユニクロを展開するファーストリテイリングの柳井正代表取締役会長兼社長は「ユニクロは、インド市場でのビジネスに注力します。3店舗の同時期オープンは、ユニクロの世界戦略にとって重要な一歩です。今後、インドの人々に手頃な価格で高品質な"LifeWear"商品をお届けすることを大変楽しみにしています」とコメントしている。

まだ実際には店舗がOPENされておらず、このサムネイルはあくまで想像図です。

ユニクロがインド進出される話が初めて取り上げられたのは2018年5月です。

「2019年秋に進出予定」をきちんと有言実行していて、素晴らしいですね。

現地で販売を担当するインド人スタッフも、噂によると日本へ研修に来ているらしく、元インド駐在員の方が銀座のカレー屋であったと言っていました。準備万端で本当に素晴らしいです。

当時書いたブログより一部抜粋すると、

1.ターゲットとするべき中流階級〜上流階級の反応は良好。
『私が今回インタビューしたインド人は既に日本のことを知っていたり、ちょっとバイアスがかかっている気もしますが、製品としての評価は高いですし、ユニクロの製品はベーシックなものが多いため、フォーマルな場での応用も効く＝日常使いと仕事使いで両立できるのはかなりコスパがよく、インド人にもウケるのではないかなと思います。

おそらく、ユニクロが進出する場合MUJIと同様、高級モールで出店されると思う（＝実際にアンビエンスモール含め他の高級店に出店が決定）のですが、その場合は購入層もお金をある程度持っているため、ローカルマーケットでの出店がライバルにはならないかなと。人口も考えると（少なくとも上流階級で日本人人口以上はいる）十分可能性があるのではないかなと思います。

2.機能性を持つ衣類が流行ると思う。
例えばウルトラライトダウン、ヒートテック、AIRismみたいな性能を持つ衣類ってインドでなかなかないと思うのですが（あったら誰か教えて。私が見落としているのかも？）これも皆1度は試してみようと思うと思いますし、それで良ければ流行っていくのではないかなと思います。

こういった製品の特徴は、購入するきっかけとしていいのではないかと思います。

さらに私の調べによると単一ブランドを扱う小売業（無印とか）に関しては2018年2月の改定により、自動承認による出資が49％から100％（つまり自分たちだけで進出可能）認められることとなり、今回のユニクロは100％自己資本。

インドは訴訟の多い国で有名ですし、以前にTataとDocomoの訴訟問題があったりしますし、ユニクロの気合が感じられますね。

▷中国でも絶好調な様子

もちろん、現地の様子は現地の人しかわからないので、10月以降オープンしたら、現地の友人等のコメントや現地の地元紙からまた最新情報を伝えていければと思います。

個人的にはとても嬉しいニュース。日本ブランド、どんどんインドで頑張っていてほしいです。

私としては全力で応援したい気持ちですし、ユニクロのインド担当者の方、私にできることあったらぜひ言ってくださいね（笑）

過去のインドブログこちら

◯今日のインドスタートアップのマガジン記事です。マガジンもぜひフォローしてください（無料です！）