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電話とLINE

最近、電話の鳴る音にビクンッとなる。

最近は電話に加えてメール、LINEだスカイプだと色々と連絡手段が増えている。電話を滅多に使うことがない。LINEを使う人が周りに増えて、仕事もプライベートもまずLINEで済ましてしまう。緊急を要する時や会社や公共施設、病院からの連絡は流石に電話を使用するけど、そうでなければほぼ、LINE。仕事のやり取りもLINE。メールでデータを送って確認してもらって返事を待って…という流れも、LINEなら素早いし、ちょっと前なら「容量が大きくて送れないので…」とファイル便でイチイチ送っていたけれど、意外と大きなデータも送れてしまうので恐れ入っている。便利だ。楽だ。話が早い。三拍子揃っている。しかも、既読が付くので、相手が確認したことも分かる。

そんなことに慣れてしまっているので、電話が鳴る時は

家族に何かあったのか?!

仕事で何かミスをやってしまったか?!

何…?!

何?!

となってビクンッとなってしまう。

なのに…。まず電話!…の人と仕事をすることになって、参っている。その日に会うのだから会った時にでもいいこと、急ぎでないこと、「どうしよう!」という心の叫びに似た内容など。兎に角電話がかかってくる。その度に人生が少し短くなっていくような緊張がはしる。少しその緊張を和らげようと、アンニュイな音にしてみたけど、やっぱりだめ。私だけなのだろうか?特にその方からの着信音は誇張して聴こえる気がする。そして、コールが長い。まだ鳴るかね?というくらい長い。取れない状況にいるとますます長く感じる。

その人の場合は、何でも急ぎの電話で連絡してくる理由がもう一つある。…と推測しているのだが。降ってきた仕事や問題を自分の所で一旦留め置き、熟慮することをしない。したくないので、バケツリレーの様に人へ振るのだ。いち早く。自分は伝えた。仕事はした。後はよろしく。という志向なのだと分析中だ。

その時に、相手の都合は全く考えていないのだ。

電話でいう「今、大丈夫ですか?」と前置きするように、LINEは「お時間のある時に返信ください…」と相手を思いやるという要素があると思うのだ。電車やバスに乗っているかもしれないとか、病院にいるかもしれないとか、相手が見えないのだから、どうしているかなんて分からない。そういう中、連絡することはきちんとした上で、見るタイミングや返信のタイミングは相手にゆだねることができる。連絡する側だけにメリットがあるというわけではなく、連絡をもらう側になった時も、そういう距離感が有難い。メールと電話しかなかった時には、メールスピードに欠けた分、電話で連絡する方が早い!という場面は多々あったけど、LINEは距離感も程よくあるにも関わらず、スピード感もある。

今、書きながら思ったけど。…知らないうちに、現代っ子になってしまったのだろうか?ただ単に、相手の都合で自分の時間を乱されたくないからなのかも。私が我儘なのかもしれないな…。

LINEの回し者のようですが、そうではありません。皆さん、近頃どうやって連絡とっていらっしゃるんでしょう。

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