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旅する雑記帳

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日々思ったことを。
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31歳、いま思うこと

31歳、いま思うこと

ぼくは、自分が何を美しいと感じるのか、自らの手は美しいものを生み出せるのか、それらが知りたくて、さまざなことを考えたり感じたり試したりしている。

下書きした文章があったけど、どうもしっくりこないので、全部消して一から書き直している。この文章は使われないかもしれないけど、それでもここに書かれていることが、おもしろいと思う。残り続けるかもしれないし、消えるかもしれない。複数の可能性が可能性のまま共存

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一人でも大丈夫、二人ならもっと大丈夫

一人でも大丈夫、二人ならもっと大丈夫

「わたしのためにそこまでしてくれて、ごめん」

その言葉を聞いたとき、「あぁ、それは違うんだ」と思った。なぜなら、ぼくがきみのためにできることなんて、ほとんどないからだ。

きみのことを想像しながら自分にできることを考えても、考えたことをやるかどうかは、最終的にぼく次第なんだ。自覚のあるなし関わらず、ぼくがやることは、ぼくが選んだことになる。

どれだけきみのことを思っても、ぼくは自分に嘘をつかな

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30歳、いま思うこと

30歳、いま思うこと

寒い。朝は特に。昨夜から日本列島を覆いつくす強い寒波のせいで、都内にいるのに雪国にいるのかと勘違いしてしまう。最近買った無印良品の羽毛布団が軽くて温かいおかげで、ぎりぎり寒さを乗り越えられそうだ。

朝9時頃にベッドから起き上がると、銅之薬缶に半分ほど浄水を注いでガスコンロの火にかける。湯が沸くのを待ちつつ、家からほど近いブルーボトルコーヒーで買ったコーヒー豆をフェローの電動ミルで挽く。静電気でミ

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「書くこと」と「続けること」の意味

「書くこと」と「続けること」の意味

二年前、はじめてnoteを書いた。

noteには、初々しい光が詰まっていた。自分の未来がどこかにつながっている予感、一歩ずつ前に進む覚悟、初心者の自覚と向上心。謙虚な熱意が、そこにはあった。



人が歩みを進めるには、光が必要になる。遠くで輝き、道標になる光だ。自分が目指す光を暗闇から見つけなければいけない。広大な宇宙から自分の星を見つけるような慎重さで、自分が目指す光を選ばなければいけない

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大切なものは失ってからしか気づけない

大切なものは失ってからしか気づけない

寒い日が続いても気づけば冬が終わるように、暑い日が続いても気づけば夏が終わるように、大切なものは失ってからしか気づけない。



SNSを通してたくさんの人に出会った。noteでもTwitterでも数え切れないほどの人たちと連絡をとり、会って話した。誰かの怒りに触れたり誰かの傷つきをみたりしたけど、それらは大したことではなかった。

最も悲しいことは、仲が良かった人と唐突に連絡が取れなくなること

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28歳、いま思うこと。

28歳、いま思うこと。

28年前の1月25日、5時55分。
雪が降る早朝、ぼくは生まれたらしい。

一昨日から降り出した雪をみて、自分の記憶にはない生まれた日の景色を想像してみた。自分が生まれた病院の窓の外もいま目の前に広がるような雪景色だったのかもしれない。

最近は、数ヶ月に一回くらいある、不調な日々を送っている。寝ても体力が回復せず、朝起きてカフェラテを時間をかけて飲みながら、ようやく目が覚める。二年前に一度体調を

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2020年、cotreeの振り返り

2020年、cotreeの振り返り

2020年は、cotreeにとって、激動の一年でした。

いいことも大変だったこともてんこ盛りだった一年を、業績サマリと起きた出来事で振り返ってみました。cotreeとともに歩んだ一年を思い出すきっかけにしてもらえればうれしいです。

業績サマリ業績に関して、前年度12月比を簡単に。

指名検索数が2.2倍、会員登録数が2.0倍になりました。
前年12月比で、指名検索数と会員登録数が大きく成長しま

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絶対に後悔させない渾身の推しnote99選

絶対に後悔させない渾身の推しnote99選

ふと思い立って、noteをフォローさせてもらっている人たち99人分の推しnoteを紹介してみます。

ここに載っているみなさん、本当に全力で推しです。みなさん、超すきです。いつも本当にありがとうございます。

楽しく読みながらまとめていたらうっかり12,000文字を超えました。紹介順は、フォローした時期が古い順です。ほどよく飛ばしながらお読みください。年末年始のお供にぜひ。

(TOP画像は、no

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ありがとう、bosyu。これからも、よろしく。

ありがとう、bosyu。これからも、よろしく。

「ちょっとやってみようかな。」のすぐそばに、bosyuがありました。

数えてみると、累計で40件ほどbosyuをつくり、応募してくれた人数は300人を超えていました。さらにそのつながりから、定期的にお茶したり一緒にイベントを企画したりする濃いつながりもたくさん生まれました。

とても不思議なんですが、bosyuを通して出会った方の顔も名前も特徴も、よく覚えています。自分がbosyuすることは、い

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自分の機嫌は、自分で取りたい。

自分の機嫌は、自分で取りたい。

あぁ、ぼくには、きみを救えないんだね。

そう直感することが、まれにある。

もとから自分が誰かを救えるなんて思っていたわけではない。自分が無力な存在であると卑下していたわけでもない。ただ自分と相手の間で、何かが決定的に分かれてしまったような感覚が自分の中に残ることがある。



人には、それぞれの正義がある。SNSを通して、自分に近い価値観の人と簡単に出会えることはすばらしいけど、その簡単さは

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みんなで #2020年読んでよかったnote を振り返ろうぜ。

みんなで #2020年読んでよかったnote を振り返ろうぜ。

あなたは、今年最初に読んだnoteを憶えているでしょうか。

すみません、ぼくは憶えていませんでした。

ということで、2020年に読んだnoteを振り返る企画をやりたいです。

やりませんか?どうですか?

参加方法参加方法は、とても簡単。

・Twitterで、 #2020年読んでよかったnote タグをつけて、ツイートする
・noteで、#2020年読んでよかったnote タグをつけて、no

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親子のつながりを考える。その①

親子のつながりを考える。その①

とりとめもないメモ書きを共有してみる。きっと自分がこれからもずっと考えてくであるテーマの「親子について」。



客観的にみて、手のかからない子どもだった。反抗期もなく、いわゆる優等生的なポジションで目立った問題もなく、公立の高校に進学して、国立の大学に進学して、部活動に勤しむ子どもだった。

実はここ数年、実家に帰っていない。両親に会う機会はときたまあり、両親とすごく疎遠になっているかというと

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最低限度の荷物で、町へ出よう。

最低限度の荷物で、町へ出よう。

11月にしては暖かい陽気のある日、湘南の海に白んだ月が浮かんでいた。水平線と月の間には、淡くグラデーションしてゆく空があった。

たくさんの子どもたちが、みな一様に波と戯れていた。自分も同じくらいの年齢のときに、日が暮れるまで波と戯れていたことを思い出して、不思議な気持ちになった。



子どもたちをみていると、知らず知らずのうちに常識や偏見が増えていたことを痛感させられる。

シャベル一つで砂

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生まれ変わるとしても、ぼくはまた「書くこと」がある人生を選ぶ。

生まれ変わるとしても、ぼくはまた「書くこと」がある人生を選ぶ。

noteと出会うまで、自分の人生には「書くこと」が存在しなかった。noteをはじめるまで、世の中とのつながり方の一つを知らなかった。



「書くこと」に関する一番古い記憶は、小学四年生の読書感想文だ。「12番目の天使」という小説を読んで、涙した想いをそのまま原稿用紙に落とした。

「毎日、毎日、あらゆる面で、僕はどんどん良くなってる。」

難病にかかった主人公のティモシー少年が毎日唱えていた言

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