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暗闇を照らす「信頼」の火を灯そう

人と人とのつながりは、すごく曖昧。どこからをつながりと呼び、どこまでをつながりとするのか。

「目に見えないものが大切なんだよ」という星の王子さまの言葉が染み渡る、今日この頃。

信頼って、なんだろう

信頼の辞書的な意味は以下の通り。

信じて頼りにすること。頼りになると信じること。また、その気持ち。
ある人や物を高く評価して、すべて任せられるという気持ちをいだくこと。

個人的には、未来の不確実性を埋めてくれるものだと思っている。

「なんだかわからないけど、たぶん大丈夫」
「この人にお願いすれば、きっと大丈夫」

確実に不確実な未来の事柄について、望むような結果になりそうだと思えること。それが「信頼できる」ということだと感じる。

信頼は、一朝一夕では積み上がらない

明日からぼくのことを信頼してね。

急にそんなことを言われても信頼できない。

ぼくは君を信頼しているよ。

そんなことはわからない。たとえそうでも自分が相手を信頼する根拠ではない。


人が人を信頼するようになるまでには時間がかかる。不確実な状況を一緒に乗り越えたり、本音を言い合ったり、目的やゴールがないコミュニケーションの中に信頼を育む土壌があったりする。

「信頼を築くのは一生。信頼が崩れるのは一瞬。」という言葉があるけど、その通りだと思う。

信頼を失うことは、非常につらい

過去、マネージャーをやらせてもらっていたとき、メンバーからの信頼を失ったことがある。

信頼がない状態は、たとえ言葉がなくても、ありありと伝わってくるものでした。

話す言葉が届かない。
必要以上に警戒される。
本音で会話ができない。

そんな状態では、メンバーのモチベーションも上がらない。成果も出ない。負荷もストレスも高まる。本当にことを話してもらえず正しい状況を把握することができずフォローもすることができない。

結局どうすることもできず、最終的には、他のマネージャーに介入してもらい助けてもらいました。

自分だけではどうにもできない無力感。
もっとできたかもしれないという後悔。
人への責任を持ちきれない悲しさ。

そんな苦く悔しい経験があるから、仕事やコミュニケーションをする上で、人と人との信頼は大切だと強く感じる。

信頼が必要なのは、困難なとき

順調なときには、信頼は必要ないかもしれない。なんとなく楽しい空気や寛容な空気が漂い、成果や成長を支えにできるから。

ただ、事業やチームが困難な状況で不調の時には、信頼が必要だと思う。

不確実性が立ち現われてきて、不安とストレスが強くなる。モチベーションは低くなる。自分ではどうしようもないことも出てくる。困難に直面しても他人と一緒に何かできるのは、信頼があるから。

何もしても大丈夫。
人格を否定されることはない。
見捨てられることはない。

色んなことをひっくるめて、その人と一緒にいても大丈夫と思えること。あいまいだけど、たしかなこと。

「そんな不確実なものを信じるのか」と笑われてしまうかもしれないけれど、自分はそれでも「人を信頼したい」と強く思う。

人を信頼できる、人でありたい

スキルや肩書きではなく、その人のことを見つめたい。その人が大切にしていることを大切にしたい。共感できなかったとしても、理解して、尊重したい。

自分の大切なものがわからずに、他人を攻撃していたときがありました。

お前の大切なものはなんだ。
それは本当に大切なものなのか。

乱暴に問いを投げて人の心を揺らす。自分の本質の不在から来る空虚さを埋めるために、人に攻撃をしていたときがありました。

ただ、いまなら分かることがあります。

ずっと変わらないものはないけど、ずっと変えたくないと思えるものはあるということ。

フロムは、そういうものを信念と呼んでいます。

人の核心を信じる

理にかなった信念は、大多数の意見とは無関係な、自分自身の生産的な観察と思考に基づいた、他のいっさいから独立した確信に根ざしている。他人を「信じる」ということは、その人の根本的な態度や人格の核心部分や愛が、信頼に値し、変化しないものだと確信することである。

エーリッヒ・フロム|愛するということ

お互いの信念を知って、理解して、尊重して、共感できたらいいなぁと思ってしまう。それはとても難しいことなのだけど、夢を見てしまう。

ただ、夢くらい見ようとも思う。
一生を懸けてもいい夢なんじゃないかとも思う。

歌手になりたい。
宇宙飛行士になりたい。
発明家になりたい。

子どもの頃、
自信たっぷりに話せた夢が、
大人になると、
話せなくなるのは
なぜだろう。

もう夢を実現できない・・・と
決めつけているから??

いい歳して夢なんて・・・と
笑われるから??

子どもの頃、
夢は必ずかなうと
信じていたはず。

笑いたいやつは
笑わせておけばいい。

夢に年齢制限はない。

心の中にしまいこんでいる夢に、
今、火を灯そう。

CAMPFIRE|夢見る人を、はじめる人に。

ちょうど昨日から始まったCAMPFIREさんのCMのキャッチがすてきだった。いつだって、夢を見ることからすべてが始まる。

信頼の火を灯そう

日々生活をする中で、またcotreeで働く中で、人と人とのつながりは、奥深く尊いものだなぁと思う。

いまの自分が元気に過ごせているのは、いま近くにいる人、仲良くしている人、過去お世話になった人のおかげ。

過去出会った人たちへの深い感謝と、これからの出会い人たちを大切にしたいという想いを持ちながら、自分の信念と人との信頼を築いていきたい。

信頼という火が、困難の暗闇を照らす灯火になると信じて。


TOP画像は、山梨のロッジに泊まった時の焚き火。CAMPFIREさんのCM、とってもすてきでインスパイアしました。



最後まで読んでいただきありがとうございます。