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同期全員から嫌われて、大切なことに気づいた話。

人はいるだけで大きなエネルギーを持っている。人と人との関係は人生において非常に重要で、好き嫌いという思いもまた、大きなエネルギーを持っている。

「怖い」と言われた新卒時代

新卒1年目「ひらやまと話すの怖い」と同期の全員から嫌われていた時がありました。

目的思考と達成思考が強すぎて、配慮と尊重ができていなかったとき。

「それって何のためにやるの?」
「やる意味ないよね。」
「それは間違っている。」

自分の価値観が正しいと思っていたことで、他人の意見を頭ごなしに否定したり、目的が不明確なものに自分の時間を使わなかったり。

(飲み会の目的を問うたりもしておりました。。)

チームメンバーや上司に対しても同じようなスタンスだったので「あいつ偉そうだよね」「的外れなこと言ってるよね」という声を聞こえてくるほどでした。

たくさんの人を傷つけていたように感じます。

人は理屈だけでは動かない

どれだけ正論だったとしても、論理と感情をセットで考えられなければ、人とコミュニケーションをすることは難しいと思います。

論理的に正しいことでも嫌いな人とは会話したくなかったり、信頼できない人の戦略には同意できなかったり。

少し考えてみれば分かることですが、当時の自分は前に進むことで必死で、他人を思いやることなど、二の次でした。

ただ、一人でできることはすぐに限界を迎え、「なんとなくこのままではいけないんだろうなぁ」と感じていました。

自分と他人の価値観は違う

「ひらやま君って、すぐ人の意見を判断するよね。」

同期の中にそう言ってくれる人がいました。

自分の価値観だけですべてを判断して、他人の価値観を考えていなかったこと。相手からすれば自分のことを否定されたような印象になること。

その一言を言われたシーンは今でも鮮明に覚えていて、はっと目が覚めたような鮮烈な瞬間でした。

思えばこのときから、その人が一番大切にしていること、価値観を知った上で、コミュニケーションをしたいと思うようになりました。

目の前にいる人をしっかり見て、興味を持って、質問をして、直接話して、大切な価値観を聞かせてもらう。その価値観を配慮と尊重した上で、自分の価値観を伝えてゆく。 お互いの価値観がずれていたとしても、それはお互いの意見でしかないので、人格を否定するようなことはしない。

人との信頼は、一つ一つのコミュニケーションの積み重ねで築かれていくものだと思っています。

失敗から得られる知恵は尊い

失敗や後悔を経験していると、強く信じられるような気がします。

人とは圧倒的に価値観が異なること。
人と人との信頼が大切なこと。

失敗や困難の中は非常に苦しく、学びや成長をしている最中だということに気づかない。ただ、振り返ってみるとその困難の中で考えたこと、気づいたことは後々の自分の大きな糧になる。

人から聞いたものではない、本から読んだものではない、自分の体験に根ざした知恵が、自分を支えてくれるものだと信じています。

挑戦には自分への信頼が必要

失敗や困難から良い学びを得るには、挑戦を繰り返さなければいけない。

できるかわからないことをやってみる。
不確実性に飛び込む。

そのために必要なことは、失敗してもきっと大丈夫であろうという自分への信頼だと思う。

きっとまたやり直せるさ。
なにかしら学べるよ。
なんだかんだ楽しめると思う。

根拠のない自分への自信と信頼。それが挑戦を後押ししてくれる。

自分の場合は、感情がなくなり生きる気力がなくなった、最もつらい時期をなんとか乗り越えられた経験があるから、健康であるうちは何が起きてもなんとかなるだろうという感覚があります。その感覚があることは自分の挑戦へのハードルを下げてくれているとも実感します。(当時はそんなことはとても思えませんでしたが、振り返った今なら、そう思うことができます。)

小さな挑戦を大きな自信に変える

人は現状や環境に慣れやすい生き物だから、常に小さな挑戦をすることが、自分への信頼を積み上げるために必要だと思います。

いつもと違う道を通ってみる。
行ったことのないお店に一人で入る。
新しい人と交流する。

小さな小さな挑戦の積み重ねが大きな自信と信頼につながっていく。

そう信じています。

もし近くに挑戦している人がいたら応援してあげてほしい。それが他人でも自分でも。勇敢なように見えるけど実は不安でいっぱいだから。小さな挑戦を応援してあげてほしい。

cotree advent note 31日目(令和1記事目!)

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