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きらいだった東京をすきになれた「アドレスホッピング」。週末東京旅のススメ。

東京がきらいでした。

空が狭くて星が見えなくて人が多くて、住むところではないと思っていました。

だけど最近、東京がすきになりました。

アドレスホッパーになりました

3月からアドレスホッピングをしています。昔から旅好きでした。

「どうして毎日同じ場所に通い、毎日同じ場所に帰らないといけないのか」
「世界には190ヵ国もあるのに、どうしてほとんどを1ヶ国で過ごす必要があるのか」

と思ってしまうような移動容易性が高い人間でした。ふと思い立ってふらっと1週間旅に行いったり自転車を飛行機に積んで北海道を走って日帰りで帰ってきたり。

そんな性格だったので、アドレスホッピングを始めることは、必然だったようにも感じます。

実際にやってみると非常に楽しく日常と非日常のバランスがとても良い塩梅で、やればやるほど楽しくなっています。

街に泊まると普段見えないものが見えた

色々な街に泊まりましたが、泊まるとその街の表情がよく見えるような気がします。

住む人の雰囲気
お店の並び
夜の空気感
早朝の匂い
お昼の街の賑わい

普段通勤や買い物で見ている街の表情は、ほんの一側面でしかないことを痛感します。

「なんてもったいないことをしていたのか。」

少し見方を変えたり住む場所を変えたり生活する時間を変えるだけで、違った景色と世界に出会える。新しい場所で新しい時間に新しい発見ができる。

好奇心強めの自分にとっては、これ以上ない生活スタイルのように思います。

街にお気に入りスポットができるとその街ごとすきになれる

色々な街をうろうろしていると、お気に入りの街ができます。雰囲気や佇まいが自分の感覚に近い街をすきになる傾向が自分にはありました。

最近のお気に入りは蔵前・清澄白河です。

落ち着いた雰囲気とおしゃれなカフェが多く、比較的安価で清潔なゲストハウスが多くあります。

お昼は軽くランチを食べて、カフェラテを飲みながら仕事や読書をして、夜は銭湯と小料理屋に行くのが定番コースです。(このnoteも清澄白河のLYUROのカフェで書いてます。まじおすすめ。)

すきなスポットができると、その街ごとすきになれる気がします。

「またあそこに行きたいなぁ」
「あそこのご飯美味しかったなぁ」

そう思い出すとき、スポットと一緒に街もセットで思い出されて、だんだんとすきになっていきます。

すきな街ができたら東京がすきになった

すきな街が増えていくと、東京の輪郭がはっきりしてきました。多様な文化が狭いエリアに点在をしている、世界でも稀な場所。

一箇所だけに住んでいたら、その多様性は見えてこなかったけど、いろんな街を点々とするうちに、東京のおもしろさに気づきました。

もしも誰かが、何百万も何百万もある星のうち、たったひとつに咲いている花を愛していたら、その人は星空を見つめるだけで幸せになれる

サン=テグジュペリ|星の王子さま

ほんとにその通りだと思います。東京に何百とある街の中にすきな街ができると、東京まですきになれる。

「そういえば最近清澄白河行ってないなぁ。」

とふと思う時があり、不思議な感覚でした。

「実家に帰ってないなぁ。」

と同じような感覚。

第二第三の故郷が増えていく感覚。帰りたい場所が増えるということは、とてもすてきなことで、自分の支えになる気がします。

週末都内旅のススメ

いきなりアドレスホッピングするのはハードルが高いと思うので、週末1泊2日で東京のすきな街に泊まることをおすすめします。

三軒茶屋や下北沢、蔵前、清澄白河、日本橋、中目黒あたりは特におすすめ。(中目黒だけ宿が少ないのですが。)

引っ越しの前の下見でも、
ただふらふらするだけでも、
次の日その街で用事があるとかでも、

何かのきっかけで他の街に泊まる体験をしてみてください。今住んでいる場所や生活圏を相対的に見る視点を獲得できると思います。

改めて今住んでる場所の良さに気づくかもしれない、
意外に新しい場所が自分に合っていることに気づくかもしれない。

少しのお金の少しの時間で、日常の新鮮さを取り戻すことができる都内週末旅、おすすめです。

(おすすめしたい気持ちが強すぎて、おすすめってめちゃ繰り返している)

TOP画像は、池袋のBOOK AND BED。本屋さんに泊まりたいという子どもの夢を叶えてくれるすてきな場所。

最後まで読んでいただきありがとうございます。