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遊舎工房に行き、Corne V4の購入を決めた話

決めただけでまだ買ってはいないです。


遊舎工房に行ってきた

自作キーボード専門店の「遊舎工房」に、私をキーボード沼の入口へ誘ってくれた同僚とともに行ってきた。目的は表題の通り、Corne V4を展示機で確認することだ。これの情報も同僚が教えてくれた。

売り切れとなっている、通常プロファイルのCherryも展示されていた。

店内撮影OKとのことでした。

年頭にlogicool K855を購入して以降、静電容量無接点方式のNiZ Plum Atom 68を含めて計5台のメカニカルキーボードを購入したが(実は前回の記事の後にもう1台買いました)、初めて一目惚れを経験した。ロープロファイル版のChocolateがあまりにも美しかった

同機は自作キーボードでありながらはんだづけ不要というお手軽さにも拘わらず良心的な値段(相対的に)であり、しかも遊舎工房ではオプションでフォームやアクリルプレートを追加することができる。
展示品はスイッチプレートとして赤い透明アクリルプレートが装着されており(写真右下のもの)、黒い専用ケースのクールな質感に対して愛らしいアクセントになっていた。
この組み合わせがまさに「チョコレート」という感じでドンピシャに自分の好みだったのである。中にイチゴのジャムが入っているチョコレートのイメージだ。

専用ケースの質感も極上だった。アルミかと思ったら厚めのプラ製なのだという。
全体として低めにできており、これなら通常プロファイルのCherryではなくロープロファイルのChocolateがしっくりくる。ロープロファイルのキーボードはまだ持っていないから、という購入する言い訳もある。
しかし初期ロットはChoc V2互換になっていないとのこと。

対応したら5億%購入すると決めたのだった。

ただ、実機を触るとオプションに関して懸念点も見つかったので、帰宅後に遊舎工房へ問い合わせた。いやその場で訊けやという話なのだが……。

めちゃくちゃ客がいた

店員に尋ねるのがやや憚られたのは、堅気の人々は労働や勉強に勤しんでいるであろう平日の夕方とは思えないくらい大量の客が店内にいたからでもある。
おおむね若い男性という感じだったが、ヨーロッパ系の外国人客複数組や(母校の名前で領収書を切る)研究者も来店していた。絶対「こんなに高いキーボード本当に要るんですか?」って検収で訊かれるでしょ。

10畳ほどと思しい売り場はすれ違うのに苦労するくらいの人口密度となっており、基本的にレジカウンターの向こうにいる店員さんをわざわざ呼び出すのは何となく申し訳なく感じられた。まあ単にコミュ障なだけですが。

買い物もした

展示機を見ただけでなく、ちゃんと買い物もした。
実は先週Keyball 44を購入した(またしてもメルカリ中古ですが……)ので、それ用のスイッチとリストレストを買い求めた。
スイッチはすでにKailh Deep Sea Silent Pro Isletを30個買って使用しているので、残りの通常プロファイルキー用に同じく静音リニアのYushakobo Fairy Silent Linear Switchを9個購入し、これも遊舎工房オリジナルの左右分割リストレストと、親指のロープロファイルキー用に無塗装のキャップ10個セットも買った。

店内にはスイッチテスターが2台ありいろいろと触れたのだが、そこでGateronのSmoothieの質感が大変気に入ったのでこれもKeychron Q9 Plus用に数個購入。

ちなみに4月11日(今日!)の午後4時までKeychron日本語サイトで7周年記念セールが開催中であり、Q9 Plusが20%オフになっている。同僚が買ってました。

ロープロファイルの将来性

テスターではロープロファイルのスイッチもいくつか触れたのだが、こちらは正直言って一つもピンとくるものがなかった
今までロープロファイルに惹かれなかったのも、打鍵感がしっくりくるものに出会えなかったからだ。

その点、これも店頭に展示されていて初めて触れたLofree Flowは及第点を余裕で超えていたものの、リニアのGhostスイッチがどうにも重い

Corne V4の展示機にもこのLofree Ghostが搭載されていた(はずだ)が、ガスケットマウントなしだとさらに重さが際立って感じられた。
タクタイルのPhantomであれば5g軽くなるが、微々たる差のようにも思える。

Ghostと同じ45gのDeep Sea Silent Pro Isletも正直重いなと感じているので、軽量かつ打鍵感や打鍵音にも優れたスイッチが出ないことには、仮令Corne V4 Chocolateを購入したとしても愛着を持てないのではないかと憂慮している。ロープロファイルのスイッチは現状選択肢が少ないうえに規格が乱立しており、理想のスイッチがChoc規格で出てくるとは限らない

折しも、Lofree Flow用新作スイッチの試作品なるものが日本のレビュアーの手元に届いている。40gのGhostがあるそうなので、メーカーが量産化してくれることを切に願う。

……だったらV2互換のロットを待たずに今注文しちゃってもいいか?

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