ポケモンカードを辞めた話

皆さんはポケモンカード辞めたことありますか?引退とも言いますね。事故って「引退!」「二度とやらんわこんなクソゲー」ってしてるあれではなく、まじで辞めちまうやつです。

私は引退してました。期間にして約2年間。振り返ってみて引退したことは後悔してないんですが失敗したなーと感じる点もあったりします。なので引退の思い出についてお話をしたいと思いました。


私がポケカを引退したのは2015年3月、理由の1番は疲れたからでした。ポケカを取り巻く環境がいちいち面白くありませんでした。

環境が面白くない、汚い言葉に直すと「糞環境」ですね。ゲーム環境の話を先にしましょう。

当時、XY6「エメラルドブレイク」発売後の環境でした。そうです。

こいつと

こいつですね。

今見たらピカゼクに即粉砕されて1枚100円くらいで取引されてそうなやつですが、イベルタルEXとどくさいみん光線で高打点!と喜んでいた当時の私には衝撃の打点とスピードでした。

速いだけでなくシェイミのおかげで1ターン中に取れるアクションが多くなったため、1ターンにかかる時間が長くなりました。温い手札で先攻の相手の1人回しをじっと見つめながら、「早く殺してくれ…」と呟く日々、そして高打点を連打できるため盤面が完成すると巻き返すことが難しい。序盤が全般。まずはこれにじわじわと精神を削られていきました。(今だから思えますが、そこまでレックウザが支配的なわけではなかったみたいですね。でもこの頃1ターン長え。)

そしてレックウザにグロッキーになっている私にやってきたのはレックウザジムバトルでした。

その年の大会、レックウザメガバトルの本戦に参加するには、レックウザジムバトルという、店舗で行われる予選で勝つ必要があったのです。大勢のプレイヤーが本戦権利を求めて店舗を渡り歩きました。結果、大会の参加人数は溢れ、店舗は大量のプレイヤーを裁くのに疲弊し、波及して「店舗に金を落とさない遠征勢」「地元民が参加すらできない」「店舗のルール整備がなってない」などなど色々な問題が提起されました。

当時の僕も流れに漏れず大会に出るためにお店に電話して予約とって大会出ていて、それはそれで大変だったんですが、それ以上に、なんかそんな大変だーってお話をしている人々を見てて疲れちゃったんですよね。ここが私のプレミでした。

これ、ポケカ疲れだったか…?

私の先に取るべきだった行動はポケカを辞めるではなくSNSを辞めるだったんじゃないかと今は思います。ポケモンカードやりたきゃ何も考えずにとりあえず公式サイト見て大会日程確認したらお店に電話して大会出てクソデッキ回しながら「早く殺してくれ…」を繰り返す。それだけでよかったんですよね。お店が大変!とかの諸々、直接言われるならともかくSNSで話題になってても別に知らんしな。

そして私は引退しました。しかし引退してもプレミを重ねます。SNS上の関係は絶っていないので当然見たら情報は入ってくるんですね。「クソゲーじゃん」とか思うわけです。これ誰も幸せになってませんね。

まあ人間関係とか無かったことにしちゃうの、難しいしそれはそれで辛い時ありますよね。でもやってないゲームがつまらなそうだったり、別に興味ない奴がイカサマしてるー、とかこんな悪人がいて困ってます!っての、別に見なくていいですよね。

プレミは他にもありました。前述の通り情報だけは入ってくるのでポケカに対してネガティブな発信をしやすくなっちゃうんですね。ネガティブな気持ちで情報を見て発信するとまあネガティブになります。これも誰も幸せになりません。これは正直ダサかった。まあ引退した人の言葉で困る人もあんまりいないんですが、別れた女の悪口ばっかり言う男、格好悪くないですか?

私は引退後にマジック・ザ・ギャザリングというカードゲームにハマってそこでも大事な友達ができたし楽しい日々を送ることができたので辞めたことも良かったと思えます。プレミはしたけど運だけで勝てました。でもそれが無かったら暇な毎日を弄ぶ勿体ない引退になったかもしれません。無理に続ける必要は無いけどわざわざ辞めちゃうこともない。趣味はやるかやらないかの世界では無い。今はそんな風に思います。

結局2年後くらいに思うところがあってポケモンカードに復帰して今も続けています。復帰しても友達が変わらず遊んでくれるのは本当に感謝しかありません。ありがとう。周囲に恵まれた私は重ね重ね運が良い奴でした。やはりカードゲームは運ゲーですね。最近はトレリで2-3してもチャンピオンズリーグに申し込めなくても細々と楽しくやれています。

なんかSNSとの付き合い方みたいな話になっちった。何かを辞めるってのは悪いもんじゃないけど目的及び方法を明確にしないと事故ることもあるので皆さんも引退する時は気をつけてください。

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