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11/21に突然ヒプマイ滝に落とされたラップ苦手女が5thライブ参戦決定するまでの一ヶ月間の備忘録

※腐った話題もあるよ!

昨日のヒプマイライブの当落により、土曜出勤のため日曜日だけにはなるが、5thライブへの参戦が決まった。
ここに至るまでの一ヶ月…たった1ヶ月、されど1ヶ月の、怒濤の日々を自らの備忘録としてここに記しておく。人間とはこれだけあっという間に、それまで人生とは無縁だったジャンルにはまれるというのかという驚きに満ちた一ヶ月だった。

11/21、吉祥寺にて。
そもそもこの日に吉祥寺の街に降り立ったのはシャーマンキング展の前売り券を急遽入手するためだった。恐山ル・ヴォワールのオルゴールが手にはいるとあっては這ってでも行かねばならぬ。仕事が終わってすぐに吉祥寺の某青いお店に連絡したところ、まだ初日の前売り券が残っているということだったので、足早に青いお店へと向かっていた。
街はハロウィンが終われば急にクリスマスへと景色を変える。途中にある11月の気持ちなど一切考えてはくれない。
吉祥寺駅も例に漏れず、駅を降り立てばイルミネーションがお出迎えだ。
そのイルミネーションを横目にさっさとパルコへ向かおうとすると、頭上から何やら聞き覚えのあるイントロが降ってきた。

ヒプマイの楽曲を、曲としてだけなら初めて聞いたのはニコ動にあるジョジョ5部の替え歌なのだが。
そうではなくちゃんと本物のヒプマイの曲をまともに聞いたのは、どついたれ本舗が初めてだった。
11/8くらいだっただろうか?パラライというヒプマイの二番煎じと言われてもおかしくない作品の情報がにわかにTLを席巻した。ヒプマイについても「フォロワーさんが何人もはまってる作品」「ラップは苦手だし自分は絶対にはまらないやつ」としか思っていなかったのだが、この情報にはさすがに同情した。パラライの方は絵師さんも複数呼び込んでいたり、キャストにも有名どころを多々起用しており、地盤を蹂躙してくるには十分な威力だろうと思えたからだ。
その日、ヒプマイにも動きがあった。それに対抗してなのか、元々予定されていたことなのかは分からないが、どついたれ本舗の楽曲のフルMVが公開されたのだ。ここで私は初めて、ヒプマイの楽曲を聞くことになった。
…ただ一言、衝撃だった。
これをラップと呼んでいいのか、と。
私はそこまで、ラップというものは全体的に抑揚がなくリズムもなく、BGMのついたお経のようなもので、なにを歌っているのか、なにを伝えたいのかまったく分からない音楽ジャンルだと思っていた。
それが、オオサカの曲は全然違った。まず何を歌っているのかが分かる。さすがは声だけで抑揚をつけることに関するプロである声優さんたちが歌っているだけはある。
そして、バックグラウンドの曲が和風。イントロの三味線の一音目でもう、つかみはOKだった。
元々、澤野弘之さんや林ゆうきさんなどのサントラが好きな人間だし、よく行くコンサートはKOKIAさんのコンサート…ジャンルとしてはオペラ歌手だとか、そういう方向の方だ。とうらぶのオーケストラコンサートには同じ曲目にも関わらず3回行ったくらいには、和楽器が使用された曲も好きで。
その人間を撃ち抜くのに、オオサカの曲は強かった。
フルMVを覗いてみようと思ったのはパラライの発表があった直後だったことと、オオサカに河西さんがいらっしゃったから。とうらぶで現在進行形でやっている二次創作は河西さん演じるキャラが関わっているものな腐女子だ、キャスト的に気になった部分もあった。ただ、それだけでフルを覗いていたかは分からない、パラライの発表は大きかった。あそこで、がんばれ本家!と思ってしまったから。

吉祥寺の夜に戻ろう。
街頭ヴィジョンではそのとき、アルバムの週間ランキングを放送していた。そこで、ちょうど私が駅から降りたころに放送していたのが「あゝオオサカ dreamin′ night」だった。
なぜあのタイミングで吉祥寺駅を降りてしまったのか、週間ランキングのタイミングがかち合ってしまったのか。あの30秒くらいがなければ、私は今ごろこんなことにはなっていなかったんじゃないかと思えて仕方がない。
とにもかくにも、あっ、この曲こんな雑踏で聞いても、やっぱりいい曲だな、まっすぐに飛び込んでくるな。なんて思った女。ちょうど向かっている先が青いお店だったわけで。いつの間にか手にはオレンジのちょっとでかいケースに入ったCDがあったわけでした。

帰宅してから早速CDを聞くと、零さんの曲だけは私の思っていたラップに近く少し苦手意識を持ったが、元相方コンビの二人の曲は概念をぶち壊してくれた。
ラップは速く激しく聞き取れず、感情がどこに入っているかも分からない…そんな印象を見事に打ち砕いてくれた。
盧笙先生の曲は穏やかなのに切なくて、歌ってる内容を聴かせるもので、えっ、これが…ラップ…?だったし、簓くんの曲は私の知っているキャラソンというジャンルに近くとても聞きやすかった。このレベルなら私でも聞ける!!
そして、同時に気がついたのだ。

ラップとはいえ、これらはキャラソンなんじゃん。

それまで、ラップというだけでヒプマイを敬遠してきた人間の気付きだった。ラップである前に、キャラクターがいて、そのキャラとして歌う声優さんたちがいて。昔からことあるごとに聞いてきたキャラソンと、ヒプマイの楽曲は変わりがなかった。それどころか、曲を題材にしてメディア展開しているだけあり、曲自体への力の入れ様は他の多くの作品を凌いでいた。
ドラマパートも聞いてみた。このときはまだ「アオヒツギサマトキ」等のキャラ名も軒並み読めない人間だったが、オオサカのドラマパートは基本的には彼らだけで話が完結してくれていたおかげで、最初に聞くにはいいものだったと思う。スーパー告白タイムには腐女子なりに頭を抱えた。これが、多くの女たちを落としてきたヒプマイか…!!と。そして、最後に落とされた「アオヒツギサマトキと喧嘩した」……ちょっと待ってくださいそれ何の話?
何も知らなかったんです、一ヶ月前は。

黒バスなら帝光中編が好き、スター・ウォーズならエピソード3が好き。即ち、「現在に至るための、終わりの話」が好きな私。ここに食いつくのは仕方がないことなわけで。

ここから、スピードラーニングが始まった。
まずはナゴヤのCDを買った、発売日に。ここでまたしても度肝を抜かれることとなる。
何これ、これもラップなの…!?
最早私の考えていたラップという音楽はそこにはなかった。
これ、普通にJ-POPじゃない?
それがいいことなのか悪いことなのかは分からないけれど。初心者に優しかったことだけは確かで。
特に空劫くんの曲はあまりにも衝撃的だった、そりゃあもうオオサカを超えるレベルで。何この曲!?ラップじゃないよね、もうこれラップじゃないよね!?いやもうこの曲優勝じゃない!?一人で他みんな倒せちゃうじゃん!?もう空劫くん一人でいいんじゃないか!?ほんと、そのレベルの衝撃。
ドラマパートでも説法として格言みたいなのを言っていて、某超次元サッカーで毎週格言を聞かされ続けたことのあるお腐れにとってはとても馴染む…馴染むぞ…!?
オオサカについては、黒田さんと河西さんはすでに存じている声優さんで、それもあってとっつきやすかったのだが。ナゴヤは全員が今回初めて聞く名前の声優さんたちだったんですが。何の心配もいりませんでした。
この流れでここまでの作品を履修しなきゃ!と、とうらぶ本丸本舗からの帰り、渋谷のツ○ヤでがっと既存のCDを全部借りて。これが11/30の話。ここまで10日間。
翌日、Twitterでヒプマイ用のアカウントを作成した。ジャンルでのアカ分けは初めて。それぐらいにどっぷりだった、10日間で。

実は、まだドラマパートを全て聞ききれていない。アルバムのドラマパート後半と、まてんろ優勝CDのドラマパートが聞けていない。さっさとヨコハマでみんなが鉢合わせするドラマパート聞けって話ですね!!
今日で一ヶ月なんです、まだまだこれから、です。

ついったでアカ分けをすると何ができるかというと、ひらいて赤ブーに存分に参戦できるようになるというね。初めてのヒプマイの二次創作はひらいて用のささろになりました。これが確か12/5の話かな。ここまで2週間。

既存ディビジョンの曲ではstellaやシャンパンゴールドが好きな感じでした。ニコ動で聞いた例の曲の原曲も聞けてよかった。~Anthemってやつね。
あとバトル曲だとDEATH RESPECTがよかったんだけれども…ドラマパートを聞く前にひととおり曲を聞いてしまったために、ですりすの最初の歌詞に盛大に首を傾げることとなった…
職質以来の久しぶり?いやいやいや何があったんだってばよ。
何せTLでひふどはやべえという受動喫煙をしていただけの身だったので、ここについては完全に寝耳に水であった。
そういえばひとやさんもじゃくらい先生と関わりがあったという話をしていたんだし、他にもそういうのがあるのか?
というわけでドラマパートを聞いて職質についてとヨコハマ下手物食事会に関しては把握した。(ちょっとな、ってなんだよ、そういうところ気になっちゃうんだけど!?)

そしてこの辺りでコミカライズにも手を出し始める。確か12月10日くらいの出来事だっただろうか。
なかなかdirty dawg編が売っていなかったので先行してバトル前後を描くことになりそうな現在軸の2シリーズをゲット。あっ、CDつき買えたのにまだ聞けてないや。思い出してしまった。
過去の話はdirty dawg編でしか読めないかと思っていたから、理鶯の過去話があったのとか驚いたし、シンジュクの試合前事情なんかも興味深かったし。コミカライズで話が進むことに関しては恐らく賛否両論あるんだろうけれど、二次元に抵抗がない人間としては舞台やミュージカルで話が進むより余程いいなって思っちゃったりなど…。(そしてコミカライズでより謎が深まった昔ちょっとなのくだりな…一二三ですら踏み込ませないのどういうことなの)
あと、コミカライズだとジョジョのスタンドみたいな、スピーカーが分かっていいですね!幻太郎のがとてもいい。幻太郎のソロ曲、今回和風で来てくれたりしないだろうか…?

これと同時期に、ヒプマイアニメ化の発表がありました。フォロワーさんにも言われました、すごい時期に沼に落ちましたね、と。我ながらそう思います。
勢いで5thライブにも申し込みましたしね。だって応募券があったんだもの。勢いってすごいよな。

やっとこさdirty dawg編のコミカライズをゲットできたのが今週17日。青いお店の本店にもなくて、イケブクロの某書店の本店でようやく購入。
サマトキサマと簓くんの過去がようやく読めるとあって買ったその日に全部読んで…サマトキサマと簓、一郎くんと空劫くんのそれぞれの絆に死に絶えました…。ここから、崩壊するんか、あんたら。まあ崩壊しないと盧笙先生の元に戻れないし、十四くんも立ち直れないわけなんで、致し方ないとはいえ…。本当にスター・ウォーズ エピソード3だった。今後の展開も楽しみだ、辛いだろうけど。簓がピアスの穴をあけるまでがどうやって描かれるやら…。
あとコミカライズ通しての感想としては、乱数くんが封神のだっきちゃんに見えて仕方がない。両方知ってる人なら分かってくれる気がするんだけどどうでしょ?

ところで、17日の池袋では某朗読劇に参戦していて。それの22日、つまり明日の公演追加参戦することにしちゃったんですね。駒田さんが主人公の回…。

そして、昨日。5thライブ、当選。
ビギナーズラックでもなんでもいい、花粉症で翌日死にそうになろうともその日舞台を最後まで楽しめるならそれでいい。
CDを手に取った11/21から、1ヶ月が経とうとしていた12/20の出来事だ。

クソデカ感情とか、劣等感とか、昔の相棒とか、破滅に向かう話とか、兄弟愛とか、事情があって会えない親子というか王家の血筋的な設定らしい彼だとか、太陽と月だとか、待宵の月もあったな。これだけ、お前の好きな要素揃えておいたからよ!!というジャンルに、ここまで3年間か?手を出してこなかった。

ラップだったから。

ラップという3文字があまりにも重くて、苦手意識が強かった。
その概念を、オオサカとナゴヤが崩してくれた。
十四くんがこう歌っていた。
「食わず嫌いの偏食家か何か?」
まさしく、それだったんだと思う。
ヒプマイは、物の見方ひとつ変えるだけで、世界は広がるということを久しぶりに教えてくれた。
イケブクロのCDも予約した。ヨコハマとシンジュクは既存ディビジョンの曲を初めて聞いた12月の初めにはもう購入決めてたし、帝統の最近の設定動向からいま、めちゃめちゃstellaについて考察したいくらいには沼ってるからシブヤも買うし。

沼と言えば。
私は今回、ヒプマイにスッ転がっていく中で、沼にはまったとは言わなかった。

滝に落ちた。

これが一番しっくり来る表現だったから、ずっとこう言ってる。私がいまいるのは沼ではなく滝壺だ。ひっきりなしに水が落ちてきて、入れ替わる。
いったい誰推しになるか、腐女子としてどのカプ推しになるかも、方向性だけは見えてきている気がするけどまだ定まっていない。
最終的にどの沼まで流されていくのか。自分でも非常に楽しみだ。

ひとまず来月のひらいて赤ブーも何かしら短編で参加したいな。そんな風に思いながら。
底辺字書きの怒濤の一ヶ月の備忘録。これだけ恐ろしくも楽しい一ヶ月があったことを、忘れないために、ここに記す。

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