高知県梼原町 町おこし 8日目

8月24日

お引越し

6日間住んでいたこの家とお別れだ。
ちょっと寂しかった。

いつもテラスから見ていた星は
昨日は天気が悪くて見れなくて
なおさら寂しかった。

出発までに時間の間で
2LDKの家を大掃除。
大変すぎた。

さようなら。星。
さようなら。圏外。

お世話になりました。

つまらない講座

出勤してすぐに
企画政策課長二ノ宮さんの講座1時間ほど受けた。

昨日から来た僕と同じインターンシップに来た
都立大建築学部3年生の男子2人と一緒に受けた。

眠すぎた(笑)

以下の講座で学んだことを書く。

梼原町はモノづくりヒトづくりを大切にしている。
〇基本情報
町内の標高差:1,200m
森林面積:91%
人口:約3,200人
高齢化率:48%

〇地名
・四万川区・越知面区・西区・東区・初瀬区・松原区

〇エネルギー
・1基の1,200kwの風車(2023年8月26日稼働)
→600kwの風車2本を取り壊した。
・太陽光発電
→住宅の9軒に1軒はソーラーパネルを使用。
→ソーラーパネルの設置に補助金がでる。
・森林
→ペレットを燃料
・小水力発電
・プールの地熱発電
2050年には100%脱炭素社会を目指している。

〇その他
・隈研吾はゆすはら座の保存運動に携わった際に梼原町と縁が結ばれた。
・観光施策を一過性のものにするのではなく、持続可能な施策を行わなければならない。
・ふるさと納税の金額は個人からは停滞しており、企業からは上昇している。返礼品の質が弱みである。
・梼原高等学校は1学年120人のうち1割が町外出身
・梼原町に茶堂が13棟ある。
・若者定住住宅整備事業
→町内に新築を建設する人に対し、最大100万円の補助金がある。

〇疑問点
・エネルギーは現時点でどれくらいの割合で自給自足をしているのか。
・どうしてふるさと納税の返礼品の質が弱みなのか。
・風車は600kw×2→1200kw×1に取り換えた理由。

エネルギーやまちづくり施策について興味を持った。

観光地見学

〇四国カルスト
10時に出発
都立大の人と3人で高知県の観光地を見学。

日本三大カルストの四国カルストを
電動キックボードで観光。

標高が高くて山を見渡したり
広大なカルスト地形を見たり
放牧されている肉牛を見たり
長閑な自然を堪能。

四国カルスト
放牧されてる牛

〇中土佐町
その後は車で1時間半ほどかけて
中土佐町に移動。

青木さんがすごく詳しくて
田舎にある魚市場
久礼大正町市場で
カツオの刺身を食べた。

カツオは大抵たたきで食べることが多いが、
刺身で食べたのはたぶん人生で初。

とてつもなくおいしかった。

ニンニクと塩で食べることもできる。


久礼大正町市場


カツオの刺身


その後は帰りがてら
いろんな場所に立ち寄った。

〇神社近くの海
その神社で行われる年1回のお祭りでは
カツオの豊作を願って
1tのたいまつを町民で担いで町を一周する。
しかも深夜0時に出発して日の出に到着する。
昔からある祭りの名残なのかな。
そういう秘境のお祭り
参加してみたい。

〇山と海の景色が見える展望台。
おじいちゃんがやってきて話しかけられた。
週に1回ここへきて写真を撮っているらしい。

〇神木隆之介のモデル風景となった
四万十川の沈下橋。

沈下橋

〇青木さんが以前働いていたキャンプ場
受付の人はフランス人だった。
広場があって卓球が出来るし
キャンピングカーで泊まることもできる。

源流の里

〇パワースポットの飲める天然水
湧き水を飲んだ。
感想は
うん。水。
コーヒー好きの人がわざわざ山にやってきて
汲みに来る人もいるらしい。
ただの水を。

青木さん

車は青木さんが運転
僕が助手席
都立大の2人が後部座席。

ほとんど僕と青木さんの二人で話していた。

都立大は寝ていた。
それもそうだ。仕方ない。
話してないんだもん。


青木さんの弾丸トークが止まらない。
ここの土地に詳しすぎて
色々解説してくれた。

青木さんがここにいたのは1年半ほど
でもこんなに詳しい理由が後になって分かった。

青木さんはアンテナが高いというか
視野を広げているというか。

運転しながら見える景色にこれなんだろうね。
みたいな会話が多い。
例えば、
さっきの山道の道端の草は刈っていたのに
こっちはぼうぼうだね。
どういう人たちが管理しているんだろうね。
など

こんな感じで僕が普段目も向けないことを
青木さんは気づいて言葉にしている。

こうやって視野を広げたり、
いろんな人と話すことで
博識で立派な大人になるんだろうな
と思った。

青木さんについてもっと話すと

梼原町の町長が管轄している
観光協会の事務局長と、
商工会議所が管轄している
道の駅の支配人を
兼任している。

平日は観光協会で事務仕事を行い、
休日は道の駅の食堂の厨房で働くという
とても大変な生活をしている。

青木さん曰く
人がいないからやる人がいない
という。

僕はすごく尊敬している。

見た目は
髪と髭と眼鏡がないコナンの博士。
多分もっといい例えがあると思うけど
要するに
ぽっちゃり坊主。

動きはゆっくりしているけど
考え事と仕事は早い。

合理主義で効率の悪さと
議員のような堅い考え方を嫌う。

すごく柔軟性がある。

そしてすごく優しい。

毎日送り迎えをしてくれたり
車で長時間移動して観光地に連れてくれたり
仕事じゃない日に賄いをくれたり
キックボードを貸してくれたり
お母さんよりもお母さん。

まさにコナンの博士。


こちらが青木さん


役場に到着。

VRでゆすはら座で演舞する
神楽を視聴。

感想はうん普通。
て感じ。


退勤。

鉄板焼き 酔狂

今日は市街地にある
雲の上マルシェ別館に一泊。
市街地からかけ離れた今までの家とは違うので、
1人で居酒屋に行った。

本当は都立大の2人も誘ったんだけど
ドタキャンされたw
まあもともと一人で行こうと思ってたから
いいんだけど

しかもその分店長と話せた。

外見はヤクザっぽい人だけど
中身はすごく優しかった。

店長の生い立ちや僕のことを話せて
楽しかった。

お酒も進んだ。

ビール1杯ハイボール一杯日本酒一合3杯

日本酒は土佐鶴という高知県の地酒
すごく飲みやすかったのでたくさん飲んでしまった。

もう飲んじゃった

温泉

鉄板焼きの店で
お好み焼きもすごくおいしかった。

温泉のシャトルバスの時間までにしよう
と思っていたけど
話が弾んで結局ダラダラしてしまった(笑)

行きはシャトルバスを使ったが、
帰りは真っ暗な道を25分歩いて帰る羽目になった。

僕ってそういうところがあるんだよね。

後先の予定などがあっても
今話している人のことの方を優先してしまう。
話せる貴重な時間が今しかないと思ってしまう。
そんで夢中になってまあなんとかなるでしょ
となる。

良くないなってよく思う。

酔っぱらっているときのサウナは
よく整う。

外気浴中に
自分のことについていろいろ考えた。
このことはまた今度書く。
梼原町編のまとめのブログで書こう。

三毛猫との戯れ

ホテルに着いて
ホテルの外のベンチに座って
タバコを吸いながら
良く話す友人と電話していると

道路の反対側から三毛猫がやってきた。
鈴がついているから飼い猫だ。

すごく僕になついてきた。

数秒ほど目があったので
手を差し伸べると
僕の腕や足に体をなすりつける

じゃれているとすごく可愛くて
膝の上に乗っけて撫でていた。

1時間ほどすると
また道路の反対側に別な茶色い猫が現れた。

すると三毛猫は膝から下り
同じベンチの僕の隣に立ち
茶色い猫を眺めていた。

逆に僕が寂しくなって
手を出し撫でた。

しかし無反応。

更に寂しくなり、
目を合わせるために
三毛猫の前に座り
無理矢理三毛猫の目線に合わせた。

そっぽを向かれた。

そしてそっぽを向かれた方向に
また目を合わせる。

その繰り返しだ。

もうだめだと思って、
撫でてみると、

いたい!!

噛まれた。

そして三毛猫は茶色い猫の方へ
去ってしまった。

三毛猫の方から僕の方に
やってきたのに
最後には自分からいなくなるのかよ、

茶色い猫に負けた気分。
寂しくなった。

小一時間戯れた三毛猫

部屋に戻り
土佐町で買った日本酒の久礼を飲みながら
彼女と電話をして
寝たのは深夜3時

久々に夜更かしをした。

今日はすごく盛りだくさんになったね。

特別活動量が多かったわけじゃないけど
ネタが多かったね。

3200字。
多分今まで最高かも。

ここまで読んでくれた人
ありがとうございました。

明日は四万十川に行った話を書くよ。

続きも読んでね。

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