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プロレス大賞結果発表

先日結果予想の記事をアップした「東スポプロレス大賞2023」の結果が発表されたので、予想との相違についてみていこうと思う。


↓予想記事はコチラ↓




・MVP

予想 : SANADA 選手
結果 : 内藤哲也 選手

内藤選手も候補には挙げていたが的中ならず。
G1クライマックスでの活躍だけでなく、1年を通して団体を盛り上げた功績や、武藤選手の引退試合の対戦相手を務めたことも大きいか。
2023年のうちにIWGP世界ヘビー級を巻いていないどころか、タイトルマッチにも絡んでいない選手の受賞はここ10年以上なく、異例ではあるものの活躍は折り紙付きと言え、堂々たる結果だろう。


・ベストバウト

予想 : 2.21 NOAH 東京ドーム 武藤敬司 vs 内藤哲也
結果 : 1.1 NOAH 日本武道館 中邑真輔 vs グレート・ムタ

こちらも的中ならず。
近年の傾向からして武藤選手がらみの試合であることは予想できたが、引退試合とならぶ特大のインパクトを抱えた試合を見逃していた。

余談ではあるが、選考委員のひとりである小橋建太氏が「ベストバウトの定義として、試合内容が大きなウエートを占めるべきだと思う。」という旨の発言をされており、メモリアルマッチが選出されやすい近年の傾向に来年以降どういった影響が出るかも見どころ。


・ベストタッグ

予想 : 後藤洋央紀&YOSHI-HASHI 組
結果 : 的中!

こちらは見事的中。
予想記事を出した2日後にWORLD TAG LEAGUEの3連覇を達成しており、結果の伴った受賞という感じ。結成歴も長くなってきており、新鮮味や話題性の面ではやや懸念もあったが、逆に言えばタッグチームとしての姿が板についてきたとも言える。

候補として挙げていた斉藤ブラザーズについては新人賞を受賞とのこと。
選手のデビュー年などの知識に乏しいため新人賞は記事では予想していなかったが、受賞も納得の活躍だっただろう。


・殊敢技 3賞

予想
殊勲 : 青柳優馬 選手
敢闘 : ジェイク・リー 選手
技能 : ウィル・オスプレイ 選手

結果
殊勲 : 高橋ヒロム 選手
敢闘 : 拳王 選手
技能 : 青柳優馬 選手

殊勲賞と予想した青柳選手が技能賞に選出された以外は的中ならず。
ヘビー級のベルト戦線に気をとられすぎて、団体の枠を超えた八面六臂の大活躍だった高橋ヒロム選手を見落とすという失態。
ネット上には「MVPでもおかしくなかった」という声も溢れており、今になって冷静にみれば殊勲賞は確実ともいえる活躍だっただろう。

現場で試合を見れていないので何とも言えないところではあるが、データだけを見れば、GHCヘビー戴冠後に中嶋、丸藤、杉浦、潮崎 と、歴代王者ばかりの防衛戦を戦い抜いたジェイク・リー選手が選外となったのは意外だっただろうか。


・女子プロレス大賞

予想 : 中野たむ 選手
結果 : 的中!

秋以降の怪我による欠場こそ懸念材料だったが、ここ数年は人気・実力・試合内容すべてが素晴らしく、常にスターダムのストーリーラインの中心にいたことを思えば文句なしの堂々たる受賞だろう。結果的に王座返上とはなってしまったが、受賞に際したインタビューでは前向きなコメントもされているので、今後の活躍により一層の期待をしたい。

補足としては、選考員から ウナギ・サヤカ 選手の名前が挙がっていたことが印象深い。
近年は「ギャン期」と称して団体や性別の垣根を越えて幅広いリングで大活躍されており、2023年でいえばZERO1の「火祭り」参戦の衝撃は記憶に新しい。
髙橋ヒロム選手の殊勲賞受賞を思えば、今後女子プロレス大賞だけでなく殊敢技3賞あたりにまで名前が挙がるというのもあながち夢ではないように思え、今後も目が離せない。


・まとめ

例年Twitterに投稿していた「東スポプロレス大賞 受賞者予想」。
今年は初めてnoteへ投稿してみたが、やはり文字数制限に縛られずに書けるという点はなかなか良く、来年以降も継続していきたい。

また、回を重ねるごとに選出の傾向も見えてきており、今年はわりと予想にも自信があったが、終わってみればドンピシャの的中はベストタッグと女子のみとなってしまった。

例年、受賞者が発表後にファンたちの賛否両論が巻き起こるところまでが恒例となっている賞ではあるが、このあたりは本noteでたびたび取り上げているお笑いの賞レースとも似ている部分があるなと感じる。

歴史ある賞のため、「応援している選手が選ばれてほしい!」という気持ちが乗ることもわかるが、あくまでプロレスラーに与えられる数多の栄誉のうちの、ほんの1つに過ぎないとも捉えられる。
また、この賞を受賞したかどうかのみによって、推し選手の価値が決定づけられるわけでないことは、ファンたち自身が一番よくわかっていることだろう。

選考方法や選考委員の顔ぶれ、歴代受賞者の傾向などを見ながら予想するというのも、やってみるとなかなかどうして面白いものなので、また来年以降も、やいのやいの言いながら東スポプロレス大賞を楽しめればと思います。


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