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取材を初めてする方、これは気をつけて。

「書く」ことを始めてから人伝でお話をいただいた方や、友だちなど何人かの方に取材をさせていただく機会がありました。その中で気付いた気をつけるべきことを、取材前、取材中に分けて紹介します。「取材とは???」と不安でいっぱいだった初めての時からこれらを意識すると効率もクオリティーも上がったと感じます。

取材前の準備で気をつけること

1.アポ取りは早く、細かく正確に共有

実際に取材をすると決まれば早く動くに越したことはないです。多忙な取材先の方の場合は特に気をつけましょう。実際に経験をしたことで、取材先の方の体調不良で2度の日程変更で提出期限に間に合わず、別の記事を提出したことがあります。そのときは課題だったため大ごとにはなりませんでしたが、クライアントがいて納期がある場合、特にフリーランスには信用問題になってきますよね。もしものことを見越して自分の身を守るためにも早めの行動をしましょう。

また、取材先の方に細かい情報を伝えておくことも重要です。たとえ友だちであっても、いつどこでどのくらいの時間がかかり、どのようなことを聞くのか、写真は撮るのか、など思いつく限りのことを共有しておきましょう。
わたしの失敗例は、写真を撮ると伝えていても、本人も撮りたいことを伝えておらず、服装の関係で取材当日にNGが出たことがあります。何を撮るのか、詳細を伝えきれていなかった完全にわたしのミスです。

取材先の方に安心して受けてもらえるように、自分も安心した状態で当日を迎えられるように、余裕を持った日程で細かい情報を共有しておきましょう。

2.情報収集

取材を受けてくれる方がどんな方なのか、SNSや過去に出たメディア、受けた取材内容、口コミなどあらかじめ仕入れられる情報はとにかく収集して頭に入れておくことをおすすめします。どんな方なのか知らないことには、何を深ぼればいいのか、どんな構成にすれば面白い記事になるのか決められません。恋した相手を「知りたい」と思うように取材先の方の情報を収集しましょう。

3.構成を考えておく

構成を考えずに当日を迎えると後日痛いめにあいます。「なぜその人やその場所なのか」「どのような記事を自分は書きたいのか」「どのような質問から伝えたいのか」というようなことをしっかりと考えておきましょう。後悔のない取材にするために非常に重要なポイントです。


取材当日に気をつけること

1.録音ができる物と環境

実際に取材をする際は録音できるものが必要になります。携帯電話の録画機能を使用する場合は、適切なアプリを入れておくこと、使い方など初歩的ですがあらかじめ確認しておきましょう。録音機材でも同じです。

また、取材環境も録音には大事になってきます。周りがざわざわしているカフェで必要な音が入らないと意味がなく、視線が気になるような場所では本質に迫るのが厳しいですよね。

お店や地域取材であれば温度感がわかるためにもその場所で取材したいですが、そうではない場合、レンタルスペースや貸し会議室、カラオケ等をおすすめします。

2.写真をたくさん撮る

取材をするポイントとして写真はとにかくたくさん撮る、と習いました。確かに、必要な部分だけを撮るのではなく、少しでも気になったことを撮っておくと書き上げていく時にその時感じたことなど、写真を見ながら思い出すことができます。撮り忘れて二度手間にならないように、多めに撮影することをおすすめします。
後から使えない素材になるのはもったいないので、取材相手以外の方が映る場合はとくに許可取りを忘れないようにしてくださいね。

3.アイスブレイクを入れる

アイスブレイクはお互い緊張した雰囲気や堅い空気を緩和させ、話しやすい状態にするためのコミュニケーションとして有効です。いきなり本質に迫ったり、ひたすら質問攻めをしてしまうと良好な取材環境とは言えないですよね。簡単な自己紹介や、事前準備の情報収集で仕入れた相手の方の趣味など簡単に話せる内容を合間に挟むようにしましょう。

初めて取材をするときは緊張しますよね。今回紹介したことだけに限らず、準備や当日の動きは抜け目なくしっかりとつめておきましょう。その上であとは取材相手の方との時間を楽しむことでいい関係で良い記事ができあがるのではないでしょうか。



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