去年は、年末に『音響ハウス』っていう映画を観ていた。
さまざまなミュージシャンが、東京の銀座にある音響ハウス（レコーディング・スタジオ）との出会いやらこのスタジオへの想いを語っている。そのインタビュー映像がひとつ。
今作の主題歌のレコーディング過程を録っていくというのがもうひとつ。
本当に豪華なメンバーで、お話もレコーディングもとてもおもしろかった。

この主題歌のボーカルが、HANAさん。
（もうだいぶ前になっちゃうけど）この前ここに書いた「けもののなまえ」で歌っていた人だ。
やっぱり良い声だ。

今年２０２１年、成人式の日に、テイ・トウワさんの新曲「BIRTHDAY」をラジオで聴いた。
ゲストボーカルに同じくHANAさんと細野晴臣さんが参加されている。
２月１０日リリース。
楽しみ。

先日、「関ジャム」という音楽番組で、ROTH BART BARON の「極彩」を音楽プロデューサーの蔦谷好位置さんが紹介されていた。
２０２０年の素晴らしい音楽活動をランキングで紹介する番組。
蔦谷さんは「極彩」を１位に選出されていた。
すごーい。
ボーカル三船さんの音楽活動の軸、全ての人の命を祝い応援したいというこの曲に込められた想いなどを説明された。
興味深かった。
私も三船さんのインタビューを読んだ。
祝われずに亡くなっていった命を見た衝撃、２０２０年に失われたものは祝祭空間だという着想。

蔦谷さんは、この曲のドラムの音にも注目されていた。
心臓の音、あるいは人が大地を踏んで歩き続けている音にも聴こえると。
本当にそうだと思う。
「けもののなまえ」にもずっと流れているけれど、この音は不安にも安心にも繋がっている。