いつものくもり空
今朝の天気は、くもり。
いつものどんよりしたグレーではなく、
白色の空が眩しい。
住宅街のお庭の花々を眺めながら、
駅に向かっていると、
背後から、ゴォーっと、すごい音と気配がしてきた。
オフロードの太いタイヤの自転車に乗った
小太りの男子が猛スピードで通り過ぎた。
夏の学生服を着て、NORTH FACEのリュックを背負っていた。
駅に着いて、電車に乗る。
どうして、朝の電車の中は、
空気が澱んでいるのだろう?
それぞれの人が、これから
職場、学校、目的地へむかう。
そこへ着くまで、時間と空間を共有する場。
一人ひとりが今、この瞬間、何かを抱えて、
電車に乗っている。
息苦しいのは、マスクのせいだけじゃない。
けだるさ、イライラ、憂鬱が入り混じっている。
朝の電車の中、くもり空のようなどんよりした空気、
なんとかならないのかなぁ。
会社の最寄り駅を出ると、
白い空にお日様が姿を現していた。
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