マインドフルな星新一

昨日、親友のエヌ氏にすすめられて、初めて星新一の本を買った。移動の車中で、たとえば日比谷から大手町までのふた駅のあいだで、ひとつのストーリーが読み終わる。簡潔で余白の豊かなストーリー展開。面白い。先を知りたく、読み進めたくなる。ダラダラとした文章を毎日書いている自分とどうしても比べてしまう。

夜には、エム氏からのお誘いで、ヤフー本社にお邪魔して、ヤフー社内でマインドフルネスを広めておられる中村さん直々に、マインドフルネスを教えていただけるセッションに参加した。2時間足らずではあったが、充実したひとときだった。

感心したのは、説明のわかりやすさ。マインドフルネスという概念自体は、おそらくそれほどわかりやすいものではないのだが、ヤフー社内で、エンジニアやビジネスマンにちゃんと伝わるように、かつ、本質を外さないように配慮した結果として、実にわかりやすく翻訳されている。

メタファーがとても的確で、たとえば、ウィンドウズのタスクマネージャーのメタファーをつかって、実行中のタスクが多すぎる、とか、応答なしの状態ですよ、といったことに注意を向けることを、マインドフルネスといいます、という説明は、身震いするほどのわかりやすさだった。これなら分かるし、伝わる。

もうひとつ、マインドフルネスは筋トレと同じですよ、というたとえ話も印象に残った。繰り返しトレーニングすることで鍛えられる、素質や才能は関係ない、いうことだ。呼吸に注意を向けるエクササイズは、電車移動のようなちょっとしたすきま時間にでもできるので、それを継続することが大事、とのこと。

昨日の出来事を、いまこうして振り返ると、電車移動時間の効果的な使い方を、一日にふたつも新たに獲得してしまったことになる。星新一と、マインドフルネス。しかし、いま、私は、車中のスマホでブログ記事を書くというルーチンも抱えている。やることがたくさんありすぎて頭の中がとっ散らかってきた。そろそろスマホを閉じて、瞑想の時間をとろう。

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Kazu IIDA

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