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問題解決志向を身につける

普段から考え続けていることが現実になるとしたら、私たちが目を向けるべきフォーカスポイントは、問題や障害ではなく、「解決策」である。ちょっとここで、自分の言葉や思考をチェックしてみよう。問題や障害にフォーカスがいっているのか、もしくは解決の方にフォーカスしているのか、実は、この差こそが成功者とそうでない人との人生の差になって表れてくるという研究結果が出ているようだ。

心の中を、「どうしたら解決できるようになるか」という「解決策中心」の思考で占められるようにしていき、そして、他責でなく自分がどうすればいいのか、という自分事として捉えていけば成功者に近づける。
ピーター・ドラッカーが、問題志向についてこんな言葉を残している。

「問題について、話したり考えたりすることは、問題に養分を与えてしまう」

非常に恐ろしい言葉だが、それほど的を得ているとも言えるだろう。問題ではなく、夢や目標やビジョン、理想をたくさん語るようにしよう。
夢や目標を達成する道のりで、必ず問題や障害にぶつかる。その時に、惑わされてはいけない。しっかり、夢や目標を見失わず、解決策にフォーカスするようにしよう。そして、ありがたいことに、この問題解決能力はスキルなので、訓練によって身につけることができる。

一度この問題解決に目を向け始めると、いろいろと考えるようになる。たとえば、相手ピッチャーが調子がよく、なかなかチャンスを広げられないときにたまたまフォアボールでランナーが出たとする。さらにチャンスを広げるために、盗塁を仕掛けていこうとするときに、相手のピッチャーは牽制は連続で3回することはないと、先に調べられたら、2回連続で牽制が来たら、次の投球の時は牽制がこないことがわかっているので、かなりの確率でいいスタートができるはずである。

また、ピッチャーのクセを見抜くこともできるかもしれない。たとえば、投げるときに普段は足から動くピッチャーも、牽制のときは肩などの上半身から動くタイプのピッチャーであれば、そのクセによってスタートも切りやすくなる。他には、サインをみるときのクセによって牽制するときがわかるピッチャーもいる。

つまり、あらゆる障害を乗り越えられるだけの知性や能力は私たちにはすでに備わっていて、脳みそを味方につけることでそれが可能なのだ。
これは非常に心強いことだ。
なぜなら、解決できない問題は私たちの目の前にはやってこないからである。

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