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真剣に取り組む姿が人を動かす

先日、イチロー選手が女子高生と試合を行ったことがニュースで取り上げられていた。試合に臨む姿勢、バッターボックスでのいで立ち、そしてマウンドでの立ち振る舞い、そのどれをとっても、とても「草野球」という言葉では失礼過ぎて口には到底することができないそんな雰囲気がテレビの画面越しからでも感じ取れた。

それは、イチロー選手をはじめ、選手のみなさんが「真剣」そのものだったからに他ならない。
それを証拠に、試合の中で、イチロー選手に笑顔はなかったように思える。打席では、残念ながらイチロー選手のバットから快音を聞くことができなかったが、打席でのオーラはメジャーリーガーそのものだった。イチロー選手がそうやって真剣に試合に臨むからこそ、対戦した女子高生のピッチャーも心から対戦を「楽しめた」のだと思う。

「プレイボール」
これは野球の試合開始のときに審判がコールする言葉だが、日本語に訳すと、「ボールで遊べ」ということだ。遊びというのは、ケラケラしてふざけるのではなく、真剣にするからこそ楽しめるのだということを、イチロー選手から改めて学ぶことができた。そして、日常を真剣にそして丁寧に取り組むことが、人生を楽しむことにつながり、その姿こそが人をひきつけ動かすことにつながるということを教えてもらったような気がした。
普段の日常こそ丁寧に生きていくという決心を与えてくれた、私にとってもそんな大切な試合となった。

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