前世について

いつも見ていただきありがとうございます。

『あなたの自分らしさを引き出す』
タロット/数秘術占い師 花残(かざん)です。



■前書き

今日のお話は、多くの方が信じている"前世"に関する疑問についてお答えします。



そもそも、人間には前世があるのか無いのかという論議は歴史上何度も繰り返されてきました。


私個人の意見としては『ある』のですが、その理由は具体的な証拠があるというよりも、前世があると仮定した場合と、ないと仮定した場合には、その人が歩む人生や価値観にかなりの違いが生ずるからです。


ズバリ、「ない」と仮定して生きている人は、とことん物質主義な生き方になります。


一例として、転生の概念が無いキリスト教信者のケースで考えてみましょう。

彼らはこの1回きりの人生をどう過ごすかで天国 or 地獄のどちらに行くかが決まると思っているわけですから、「前世がある」と思っている人と比べると、どうしても近視眼的な考え方になってしまうのです。



■前世という概念が広まったきっかけ

ところで、日本で前世の存在が広まったきっかけはご存じでしょうか?

皆さんがぱっと思いつくのは、江原啓之氏であると思います。

彼がテレビのレギュラー番組で「前世」を題材にしてトークをしていた事が前世という概念をメジャーなものにしたのですが、江原氏よりも前に「前世」の存在を語っていた人物がいます。

それが、20世紀の霊能力者エドガー・ケイシーです。

(リンク先から関連書籍を購入できます)


アメリカ人のクリスチャンありながら輪廻転生説を唱え、霊的な次元から病気の診断を行っていた人物です。
(上記のようなマイノリティの生い立ちから)生前は全く有名ではなかったのですが、後に一般の医師からも前世の存在を認めざるを得ないような事例が見られたことから、じわじわと前世という概念が広がっていったわけです。



■前世を知る事の是非について

前世の話にまつわる補足として、「前世療法」というものが効果があるかないかについて言えば、基本的には効果なしと考えております。


ただし、これも例外があります。
それは、その人が自分の問題について考え続けるという地道な努力を何年何年も続け、それでも、どうしても整合性が見つからないという場合にのみ、前世にまで分析範囲を伸ばすことには意味が出てきます。


ただし、それ以前は駄目です。
自分の力で、苦しみながらも今の自分の生を自己分析する事をしていない状態で安易にファンタジーの世界に逃げ込みたがっても、前世の情報を有効活用は出来ないのです。


そもそも、前世を持ち出すことが必要な人はそれほど多くはいません。
占い師という立場で私がこれまで接した人達の中でも、ほとんどの場合には前世を探る必要性を感じませんでした。



何よりも、あなたの現在の人生の中に前世の要素はおおむね再現されていますから。

ひととおりの前世のパターンの類似形が、時間的に並んで出揃うのが約30歳であると私は推測しています。

したがって、その頃に徹底して自分の現在の過去を振り返って分析すれば、あえて前世を見るまでもなく、そこに人生で繰り返されているパターンが発見されるはずです。

そして、現在抱えているあなたの一般的な精神的苦痛に対しては、前世などわざわざ持ち出さずに一般的な解決策を探しましょう。
※解決策探しに占いを頼るのも良いでしょう。



というわけで、誰しも自分の前世がどんな人物だったのかという情報は気になるとは思いますが、私は仮に相談者様の前世が見えた場合でも、必要性を感じなければお伝えしないスタンスを取っております。


皆様からのタロット鑑定ご依頼、お待ちしております。




■お知らせ

ココナラにてオンライン占いを実施しております。
以下のお悩みについて、特に力になれる自信がありますので、ぜひお気軽にご相談ください!

■人間関係のお悩み
・恋愛
・復縁
・不倫
・家族関係
・職場関係
・ビジネスパートナー
・雇用
・親子関係

■性格のお悩み
・勇気が出ない
・行動力がない
・コンプレックス

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?