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ハイブリッドタイプさんはなぜ軽やかなのか

実力派タイプのわたしが、ハイブリッドタイプさんとの違いを踏まえた上で
これまで感じていたこと、循環タイプを知ってからの気づきと 見え方の変化などを書いてみたいと思う。

ハイブリッドタイプさんの多くは10~20代の間に 苦難を経験する。その苦難から 「悟り」のような「振り切り」「割り切り」「開き直り」が起こり 感情の幅が上部(※下の図 参照)で緩やかな波を描く 軽やかでポジティブなハイブリッドタイプさんの性質が水面下から現れるように感じる。
循環タイプの違いを解説する中で、欠かせないのが「感情の幅」である。

エイブラハム感情の22段階



ハイブリッドタイプさんが生まれてくる配置の傾向として
物理的にある程度 余裕はあるものの 濃いキャラに囲まれていたり トラブルやすれ違いが起きやすい環境であったり
「自分を守るための選択や決断」「強い芯」「割り切り」「ポジティブな思考」が必要不可欠な 環境であることが多い。
つまり、その環境でこそ培われた「特性」であるとも言えるし その環境で生き抜くためにそもそも持って生まれた「特性」だとも言える。

実力派タイプも、自分にとって課題を投げかけられる環境に生まれることが多いだろう。苦しみや悔しさがバネとなり 人生のモチベーションとなりやすい。ネガティブな記憶や感情から生まれるエネルギーが「粘り強さ」につながっているとも言える。

しかし、ハイブリッドタイプの 苦難を経て生まれた「悟り」「割り切り」「ポジティブ思考」は 実力派タイプの「粘り強さ」と質が違う。ハイブリッドも実力派も苦境に立たされたときの「苦しみ」や「痛み」は 限界を超えていたに違いない。同じようにどん底を味わっただろう。

しかし、そこからの立ち直りの「音」が ハイブリッドタイプはとても軽いのだ。絶望や諦めから 心に蓋をして開き直ったのではない。生きるためには仕方ないんだと言い聞かせて 這い上がったのではない。
そんな印象をわたしは受けた。

もしも実力派の私が 苦難から立ち直り キャラを変えてスタートラインに立つとしたら 爽やかな気分の裏には 大きな「絶望」と「諦め」があるだろう とイメージする。
だから私が身近なハイブリッドタイプさんのストーリーに触れるとき 自分と重ねると  きっと表には出さない「悲しみ」や「苦しみ」 そして「教訓」があるのでは と勝手に想像してしまうが どうやらそうではなさそうだ。その前提でハイブリッドさんの話を聞くと、どこか噛み合わなくなってしまうからだ。

わたしは人の話を聞くとき 無意識のうちに(はたから見て)「共感」「寄り添い」を重んじているような姿勢になることがある。それは自分には 常にネガティブな重しがあって 自分でも気づかないうちに限界を超えていることがあるので 「共感」「寄り添い」を感じられたら 少しでもガス抜きができ 前を向けるからである。自分が欲しているものを相手にもしているのかもしれない。
しかし、その姿勢がときに ハイブリッドタイプさんに「そうじゃないんだけど、、」という違和感を与えたり 十二単タイプさんの欲求のスイッチを押して「寂しさ」や「不満」が増大する状況が生まれたり ということにつながっていたようだ。

感情の幅が広いことは実力派タイプの特性であり 強みでもあるが 自分の感情を丁寧に理解し 相手の感情との境界線を引けるように 意識や工夫をするといいかもしれない。そうすれば 相手の運の強さと 持って生まれた才能を信頼して 程よい距離感で見守ることができるようになるだろう。
また、相手との違いを踏まえて 言葉を聞いてみると 自分にはない「軽さ」や「シンプルさ」を感じて いつのまにか自分を縛り付けていた「制限」に気づいて世界が広がることも多くある。

自分と対話し、自分の心を見つめ そして目の前の相手の表現を いろんな角度から見つめてみることで 心地よく深い「つながり」を築いていくことができるだろう。


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