「ヤスバ」っち何なって何なの？

アニメ『ばらかもん』に出ちくる出てくる餅拾い名人・野村ヤスさんのこったいことです。
 
『ばらかもん』は長崎・五島出身ヨシノサツキさん作の漫画作品で、２０１６年にアニメ化されとうてます。
物語は書道家の半田清舟が重鎮にパンチばを食らわせたカドで父親から五島行きばを命じらるっれるところから始まります。小１の少女・なるに懐かれたのを皮切りに島の人たちとの交流ばを深めることになり、そこで自分ばを見つめ直すストーリーたいです。
島のきれいか美しい四季と優しくおおらかな島民との暮らしが半田センセの心ばをほぐし、一回り太か大きな人間になっていく様が丁寧に描かれとってていて、見とてるもんなひとがしっかとても癒さるっとたいなされる話です。
 
あるとき、半田センセはなる達と一緒にケン太んげのの家の船の進水式に行って、餅まきに参加すっとたいしたのです。ばってんところが、いっちょんサッパリ取れらっさん取れなかった。書道展で入賞ばを逃してたこつこともあって、しっかとてもしょげ返っとるとき、餅拾いの名人ヤスバがかけた一言がこったいこれです。
 
上ばっかり見ちょるけんダメたいね。
ゆっく待って地面に落ちたっば取っとよ。
チャンスは意外にも下に落ちちょるけんね。
どうぞおさきに。

※上ばかり見ているからダメなのです。
ゆっくり待って地面に落ちたものを取るのです。
チャンスは意外に足下にあるものですよ。
どうぞお先に（という気持ちが大切）。
 

なーんかなんだかこんこの言葉ちは、おったちおれたちサラリーマンばをしっかとても応援しとらすしているごっも様にも思えるとたいなのです。
 
上ばっかばかり眺めとっとていると、疲るるもんなれますよね。んでそれで首の痛かいのなんのてと毎日んごつのように愚痴っとるっています。
 
足元ばをしっかしっかり見つめて、誰かが取り損ねた餅（チャンス）ばをありがたく手にする。
 
必要とされるところに、必要なしこ分だけ力を貸す。
しゃしゃらず、しこらず格好つけず、歩んでいきたかねいね。
 
読みにくうしてにくくてすんまっせんでしたなごめんなさい。
最後まで読んでもろうてくれて、あるがとないありがとう。