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大衆演劇との出会いの話。

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 きっかけは1冊のコミックエッセイでした。
木丸みさきさんの『わたしの舞台は舞台裏』2014年7月発行の本です。
もう6年近く前で、先ほど確認してみたら、紙媒体的には既に絶版のようでした。(電子書籍では各媒体で出てるっぽいので、検索してみてください!!)

 2014年の夏、何をしてたかな?って考えたら、まあ個人的に人生バタバタもしてたり、夏にお芝居絡みの配信イベントをしてたりもしました(ちょっとこのイベントの件は書くのは避けます。他の方も絡んでますからね!!)
それがひと段落したころ……ですね。本を読んだのはイベント絡みでバタバタしていた真っ最中だったかもしれません。
そう、前回にお芝居絡みの催しをした時には大衆演劇は観ていなかったわけです。ただ、お芝居絡みの催しをするので、広報の幅を拡げてみたいな的に大衆演劇関連の方のアカウントをフォローしたり、お声かけしたりもしてた気もします。いかんせん、既にかなり前なので記憶が怪しいですが。

 実は私、当時はまだ漫画も描こうとしていて、コミックエッセイも挑戦してみようか的に読んでみた本の中の1冊でもありました。(今は漫画は描いていません。何コマも絵が描けるの凄いなあと、今では他人事のように思います)
とてもとても、表現が細かい。
パッと見はそんなに華やかな絵だったり、綺麗な絵だったりするわけでもないけど、細かなところのこだわりが凄い。とっても手間がかかってる。
ここも、ここも、手描きで描いてるんだ………と思いました。スクリーントーンを貼ってるコマもある(でも、それも明らか手貼りです)でも、手描き。
それだけ、熱がこもってる。

 私がはじめて大衆演劇を観劇したのは恵美須町、新世界の浪速クラブ、おそらく作中のみさきさんが初めて大衆演劇を観た劇場と同じ劇場です(作中では名前を変えられてますし、もしかしたら、違うかもしれませんが、多分、あってると思います)
劇団さんは玄海竜二座長の玄海竜二一座。
残念なことに、お芝居の内容とかはまったく覚えていません。写真を撮ってもいいことも理解していなかったので、写真も撮ってません。
twitterで、強く強く、観に行ってくださいを言われてる方がいらっしゃったのです。それを見て、そこまで語れるものを観てみたいとも思ったんだと思います。
最初の印象は、よくわからないけど、とにかく凄かった。そんな感じです。
とりあえず、値段に対して、ボリュームが凄い。多分、当時は値上げ前だったので(この6年の間に2回ほど値上がりました)当日券でも1200円と座布団代の100円で1300円だった気がします。
ちなみに最初に行った日は迷って開演時間に間に合わず(今、思えば、どうやって迷ったのかも謎ですが)ミニショーの途中に入ったというか、その日は前狂言でした。初見の日がとても濃い日でした。
遅刻して、キャンセル扱いになってた最前列で観たって記憶しかないですけどね!!(浪速クラブさんはミニショーあけで未着席の予約席はキャンセル扱いになるので、キャンセル待ちすると前の方の席に座れたりするのです)

 それから、行ったことのある劇場で観てみよう的に何回か浪速クラブさんで観劇をしました。まだ特に好きな劇団さんが出来る前の話です。
次に行ってみたのが十三の木川劇場でした。
もうね、浪速クラブさんと木川劇場さんだと全然、違うんですよ!!
浪速クラブさんはスタッフさんも多くて、とってもきっちりしてる。
木川劇場さんは当時も今も、すぐにママだけのワンオペになるような緩い小屋です。その劇場に、気がつけば今年はいっぱい行っていて、その話も改めて書いてみたいです。

 作者のみさきさんは劇場の棟梁さんでした。
みさきさんが棟梁さんをされてる間にその劇場に行けたのは一度だけでした。そもそも、その劇場にあまり行ってないんですが。
きっと、いつか劇場には来られると思います。今も来られているのかもしれません。
いつか、お会いしてみたいです。
あなたの描いたもので、これだけ濃い客が出来あがりましたよって伝えてみたいです(笑)

 熱を込めて描いたり、書いたり、語ったり、
それは人の心を動かして、実際に行動にも移ったりもするものだと思います。
なんか、よくわかんないけど、それだけ凄い凄い言うなら、観てみようか。
私はそれでいいと思ってるので、凄いとか素敵とか、観てみてくださいとか、そういう言葉を発していたいと思います。

 うまく伝えることは出来ないけど、でも、伝えたいものは素敵だと思う人もいるものだと思うんです。
誰でも素敵だと思うはずだとかは思ってないです。
でも、観てみなきゃ、素敵だと思うかどうかもわからない。
勿体ないとか、損だとかも違うと思うんです。別に観なくても、人生に支障はないものです。
ただ、私が観たいから、観てほしい。それだけです。
観る人が減ったら、いなくなったら、観れなくなる。それだけです。

 途中からだいぶ話が逸れましたが、早めに書いておいてみたいことだったので、書きました。

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