まえがき

正義感がつよい人とはそっと距離を置きたい。先日、FacebookもTwitterもLINEも正義感溢れる投稿アカウントすべてミュートにした。
正義感に触れるだけでメンタルが削られる。なぜだろう。正義感アレルギー。

夜道を歩きながら、正義感の正体と攻撃性について考えていた。
以下本文続く

正義感の正体

前提として、攻撃したくてたまらない生き物は存在しない。そんな性質は自然淘汰されたはずだ。もしくはこれから淘汰される。攻撃することは自らの生存確率を大きく下げるから。
ギャリック砲とかサイヤ人のプライドのことを言っている。聞いてるか野菜王子。

石を投げる時は石を投げられてもよいことの意思表示だ。攻撃することは攻撃されることを意味する。ハンムラビ法典の復習。ここテストに出る。

おもうに、生物が正義感を発揮する時は何かを守る必要があるときである。大切なもの。譲れないものがあるから、譲れない戦いが生まれる。
攻めが先ではない、守りが先。守りたいから攻撃する。すなわち攻撃は最大の防御。

正義感は守りから生まれ攻めへ転じる。自国を守るためならば他国の人間を殺して良いし、女性を守るためなら中年男性をメディアでこき下ろしてもよい。

正義感は常に守りから攻めに転じる性質を持つ。残酷な結果を常に携えながら。

正義感への向き合い方

スタンスをはっきりさせることが最も大事だ。これは自戒の意味を込めている。
理解はするけど共感までは至らない。限りなく自分と遠いところであなたは幸せになってほしいと告げること。

人間関係は全て距離感に依存する。嫌いか好きかなんていう概念は陳腐。
誰もがヒトとの距離を誤ると、じぶんはその人が嫌いだと人は思い込む。
憎むべきは人ではなく、距離を憎むべきであるにもかかわらず。

ジャイアンの大合唱を近くで聞くと、誰もが憤るがジャイアンをカラオケボックスに閉じ込め歌わしておけば誰も気分を害さない。
適切な距離感こそ世界平和の源泉なのだ。

よい人間関係などはこの世に存在しない。適切な距離がそこにあるだけ。

距離感を得ることはよい人生を意味する。すべてはバランス。

人生のバランスボールを乗りこなすこと。

バランスは意識さえしていたら掴めるはず。

世界が変わることだけが変わらないことを忘れないならば。

おしまい。