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幼児さんに家の仕事を勧めるわけ

私は、時間があれば、幼児期のお子さんにこそ家の仕事をお手伝いではなく、本人の役割としてやらせて欲しいと思っています。

大人がする方が時間もかからないし、クオリティーも高いし、やらせるのは面倒だし、と、躊躇するのは百も承知。

このことが何を育てるかというと、継続力、達成感、貢献感。

1年生になったら、足し算、引き算、掛け算、漢字と必ず覚えるまでやりきらないといけないことが出てきます。

漢字は6年間新出漢字が出続けますし、計算は覚えた後もどんどん難しくなってやり続けないといけません。

機械化が進んで必要ない時代がきているとはいえ、アナログでもできるように今のところ日本の教育では求められています。

小学校の学習で必要な粘りを何でつけるか、と、いうと家の仕事だと思うのです。

幼稚園さんの時に漢字などの先取り学習したところですぐに追い付きます。先取り学習をするなら小学校に入ってもずっとやり続けないと意味がありません。

それよりも、家の仕事を継続的にやり、持続力をつけること、たくさん体を動かして遊んで体力をつけること、いろんなことを経験させて興味の幅を広げることが大切だと思います。

5歳児さんでまだ字が読めてない場合は、一緒に読む練習をしておいた方がいいと思いますが、書く方は、本人が興味がなければ自分の名前以外は、夏休みくらいからぼちぼち練習しておけばいいのではないでしょうか。

カタカナは、ポケモンなど、お子さんが好きなものがカタカナの名前でしたらポケモン図鑑などを買って一緒に検索すると覚えます。

勉強に関しては、幼稚園の間は「やらさなければ」よりも、お子さんを観察して好きなものが勉強に繋がらないかな、くらいで。

それよりも「やらせる」のは家の仕事で。

一番大変なのが、学校に入る前から勉強嫌いになってしまうこと。

勉強は楽しいものだから。

漢字と計算は勉強の一部であって全てではない。

でも、その一部に対する忍耐力は絶対に必要。

その力を家の仕事で。

そんな気持ちをこめて書きました。参考になれば幸いです。

あ、取り組む仕事は、お子さんと相談して決めるといいと思います。「家族の一員としてあなたも何かしないといけないと思う。家の仕事ってどんなものがあると思う? どれならできそう?」みたいな感じで。

No.140



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