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主体的な行動とは、関心があり、かつコントロールできる領域を押し広げていくことである


こんにちは、かず(@kazu_1247)です

最近、『7つの習慣』をちょっと読み始めているので、そこで学んだことをここでアウトプットしていきます。

これは前田裕二さんや麻野耕司さんがおススメしていたので読もうと思いました。

ベースにあるのは「インサイドアウト」という考え方

7つの習慣では、インサイドアウトという考えが根底にあります。インサイドアウトとは、自分自身の内面から始めると言う意味です。内面の最も奥深くにあるパラダイム、人格、動機を見つめることから考え始めます。平たく言うと、「人や環境のせいにするな!」ということです。

インサイドアウトのアプローチでは、例えば、幸福な結婚生活を望むなら、まずは自分自身が、ポジティブエネルギーを生み出し、ネガティブなエネルギーを消し去る人間になる。自分の子供に、協調性のある人間になってほしいと望むなら、まずは自分自身が子供を理解し、子供の視点に立って考え、一貫した行動をとり、愛情あふれる親になる。仕事でもっと自由な裁量が欲しければ、もっと責任感が強く、協力的で、会社に貢献できる人間になる。

このように、外部の環境や他人を主語にするのではなく、まずは自分自身(の考え方や行動)を変えるということです。この原則がベースにあります。これ、めちゃくちゃ大事なことです。


成長の連続体

この本では、インサイドアウトをベースにして、人間の成長を「依存→自立→相互依存」というプロセスで説明しています。そして、このアプローチの方法を説いているわけです。7つの習慣を身につけ、最終的には、相互依存を目指しましょうというわけです。

各段階を軽く説明します。

依存とは「あなた(他人)」というパラダイムを意味します。「あなた」に面倒をみてほしい、「あなた」に結果を出してほしい、「あなた」が結婚させなかった、結果が出てないの「あなた」のせいだというパラダイムです。

自立とは、「私」というパラダイムです。「私」はそれができる、「私」の責任だ、「私」は自分で結果を出す、「私」は選択できる。

相互依存とは、「私たち」というパラダイムです。「私たち」はそれができない、「私たち」は協力しあえる、「私たち」がお互いの才能と能力を合わせれば、もっと素晴らしい結果を出せると考える。

自立という段階でも、価値があると言えますが、有意義な人生を送ろうとするなら、自立は最終目標にはならないといいます。自立していても、相互依存的に考え行動できるまで成熟していなければ、個人としてよくても、良いリーダーやチームプレイヤーにはなれません。夫婦、家族、組織と言う現実の中で成功するには、相互依存のパラダイムを持たなくてはなりません。


「主体的」であること

さて、7つの習慣の1つ目である「主体的である」ということです。

主体性の定義ですが、自発的に率先して行動することだけを意味するものではありません。人間として自分の人生の責任を引き受けることも意味します。僕たちの行動は、周りの状況ではなく、「自分自身の決定と選択の結果」であるということです。人間は、感情を抑えて自らの価値観を優先させることができます。人間は誰しも、自発的に、かつ責任を持って行動しているのです。

責任は英語でResponsibility(レスポンシビリティ)と言います。

Response(レスポンス)とAbility(アビリティ)と言う2つの言葉でできています。主体性のある人は、このレスポンシビリティーを認識しています。自分の行動に責任を持ち、状況は条件付けのせいにしない。自分の行動は、外部の状況から生まれる一時的な感情の結果ではなく、価値観に基づいた自分自身の選択の結果であることを知っています。人生が条件付けや状況に支配されているとしたら、それは意識的にせよ無意識にせよ、支配されることを自分で選択したからに他なりません。こういう選択は、反応的というそうです。反応的な人とは、周りの物理的な環境に影響を受けます。天気が良ければ、気分も良くなる。ところが天気が悪いと気持ちが塞ぎ、行動も鈍くなる。逆に、主体的な人は自分の中に自分の天気を持っています。雨が降ろうが降らまいが関係ありません。自分の価値観に基づいて行動しているからです。

反応的な人は、「社会的な天気」も気にしてしまいます。その人の精神状態が、他者の出方次第でコロコロ変わってしまうということです。自分をコントロールする力を他者に与えてしまっていると言えます。

ちょっと話がずれますが、主体的な人と反応的な人では「愛」についてもその考えが違うと言います。反応的な人は、愛を感情としか捉えていません。彼らは感情に流されるからです。逆に、主体的な人にとって、愛は動詞です。具体的な行動です。犠牲を払うことです。母親が新しい命をこの世に送り出すのと同じように、自分自身を捧げることです。愛とは、愛すると言う行為によって実現される価値であると言います。主体的な人は、気分を価値観に従わせます。

「好きだよ。」と言うだけでなく、それに伴なった行動が出来ているのかが、愛しているのか否かってことだと思います。(たぶんそんな感じ)


関心と影響の輪

自分が「どのくらい主体的な人間か?」を知る方法もしくは「どうやって主体的な人間になるか?」を考えるヒントとして、「関心と影響の輪」を考えてみるといいかもしれません。これは、僕がぼんやり思っていたことをまさに正確に整理されていて、読んでいて頷きまくっていたところです。

自分の時間とエネルギーを何にかけているのかに目を向けてみることです。誰でも広く様々な関心事を持っています。健康や家族のこと職場の問題、国家財政、核戦争、などです。関心の輪を描いて、関心を持っていることと、知的にも感情的にも特に関心がないことを分けてみます。

そして、関心の輪の中に入れたことを見ると、自分がコントロールできるものとできないものとがあることに気づきます。自分でコントロールでき、影響を与えられるものは、図のように小さな円でくくります。

この円を「影響の輪」と呼ぶことにします。

主体的な人は、影響の輪の領域に労力をかけています。自分が影響を及ぼしている物事に働きかけます。主体的な人のエネルギーには、影響の輪を押し広げていくポジティブな作用があるのです。

一方で、反応的な人が労力をかけるのは影響の輪の外です。他者の弱み、周りの環境の問題点、自分にはどうにもできない状況に関心が向いているのです。こうした事柄ばかりに意識を集中していると、人のせいにする態度、反応的な言葉、被害者意識が強くなっていきます。自分が影響の及ぼせる物事をおろそかにしてしまうと、ネガティブなエネルギーが増え、その結果、影響の輪は小さくなってしまいます。

関心と影響の輪をイメージしながら考えてみると、自分がどれくらい主体的なのか、どうやったら主体的になれるのかに気づくかもしれません。まずは、自分の関心の輪の中にある影響の輪の中の領域に自分の時間とエネルギーをかけ、その後にそれを押し広げていくように行動すればいいのです。


今回はこれで以上です。二つ目の習慣はまた読み進めたらアウトプットしてきます。

Written by かず(@kazu_1247


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