週刊金融日記 第320号 紀州のドンファンにレクイエム、米朝首脳会談復活も金正恩のホテル代で揉めてる、目黒の美味しい焼きとん屋さん、福岡天神プロトコル出張・旅行編、他

// 週刊金融日記
// 2018年6月5日 第320号
// 紀州のドンファンにレクイエム
// 米朝首脳会談復活も金正恩のホテル代で揉めてる
// 目黒の美味しい焼きとん屋さん
// 福岡天神プロトコル出張・旅行編
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 最近、日本人の語学教育についてリサーチしている関係で、また、海外にいます。と、言っても、アジアだと数時間ぐらい飛行機に乗ってるだけで、オフシーズンだと往復5〜6万円ぐらいなので、気楽なものですね。

★最近、ハイパーメディアクリエイターの高城さんのような生活になってきました……。

 民泊のAirbnbですが、日本で規制緩和という名の実質的な規制強化で、8割の物件が掲載されなくなったようですね。僕は数年前にAirbnbを調査していて、これはすごい!と思ったんですが、その際に、遅かれ早かれ日本でも流行るんだから民泊OKのマンションとか買っとけばボロ儲けじゃねーか、と思って不動産投資を検討していたのですが、いろいろ忙しくて結局何もしませんでした。
 うーん、やはり予想は難しいですね。まあ、また、急に解禁されるかもしれませんが。

★インチキ解禁で規制強化へ、と昨年つぶやいていたことが現実のものとなってしまいました……。

『週刊金融日記 第227号 世界を変えるということ ポケモンGOとUberとAirbnbと恋愛工学の共通点』

●民泊仲介エアビー、掲載数8割減 新法控え対策
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31321190U8A600C1MM0000/

●日本の民泊新法、中国人は不動産売り払い撤退の動き 中国メディア
http://www.recordchina.co.jp/b607550-s0-c20-d0045.html

 さて、最近まで、日大アメフト部のタックル問題で日本中が騒いでおり、いつものように責任者が辞任するまで延々とネットでリンチが行われておりました。その後は、以前、対談したこともあるZOZO(当時はLINE)でマーケティング部門の責任者をしている田端氏が、過労死は自己責任!と発言したことでネットはメラメラと燃えておりました。しかし、そこに出てきたのが紀州のドンファンこと野崎幸助氏の不審死のニュースでした。

●愛すべき非合理な人々
https://diamond.jp/articles/dol-creditcard/79214

●『紀州のドンファン 美女4000人に30億円を貢いだ男』は貧しかった若者が裸一貫で戦後の経済史を駆け抜ける清涼感溢れる伝記でした。

 彼は推定50億円とも言われる資産を持っており、3ヶ月前に55歳年下のモデルと結婚していました。その彼が突然死したわけです。遺体からは致死量を超える覚せい剤が検出されました。彼が日頃から薬物を使っていた形跡はなく、タバコも吸わず、酒もビールをちょっと飲むだけでした。関係者が家宅捜索されています。
 今週号は紀州のドンファンの生き様について書こうかと思います。彼の伝記には、我々も学ぶべき教訓がたくさん書かれていました。

●美女4000人抱いた「紀州のドンファン」が55歳下モデルと結婚!
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/54512

 小説文庫版とコミック最終巻、好評発売中です。

『ぼくは愛を証明しようと思う。小説文庫』 https://amzn.to/2ECQPOk
『ぼくは愛を証明しようと思う。コミック3巻』 https://amzn.to/2HTCjVI

 今週も面白い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

-福岡天神プロトコル出張・旅行編
-恋愛工学の名の下に「即報」を炎上させてしまいました
-及川奈央似のアラサー女子に5年ぶりゴール
-貯金が2500万できた25歳ですが面白そうな資産運用を教えてください
-スーパーサイヤ人ですが離婚のご報告です

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.紀州のドンファンにレクイエム

 ネットでたびたび話題になっていた本であるが、正直、どうせ金持ちの爺さんが金で女を買う程度の話だろう、と思っていて読んでなかった。しかし、彼の突然の死を受けて、飛行機の中で読んでみた。紀州のドンファンである。

『紀州のドンファン 美女4000人に30億円を貢いだ男』野崎幸助 https://amzn.to/2syZApm

 これが読み始めてみると、なかなかどうして読み入ってしまった。そこには戦後の復興期からバブル崩壊まで、日本の戦後史を駆け抜けた一人の漢の生き様が描かれていたのだ。1941年、日本が太平戦争に突き進んでいくすこし前、和歌山県田辺市に彼は生まれた。戦争が終わり、彼は中学に通っていた。そこでは、少年も少女も性に関して隠しようもない関心を抱いていた。それは秋祭りの日だった。彼は、同級生の美幸ちゃんを小屋に呼び出す。

「悪いけど今日、宿題を教えてくれるかな? その後、一緒に祭りに行こう」

 宿題を教えて、というのはもちろん「言い訳」だ。彼は最初から恋愛工学を知っていたのだ。太ったコケシのようだった、と彼が振り返る美幸ちゃんは、愛嬌があり仲が良かった。宿題を教えてもらう振りをして小屋で美幸ちゃんに身体を寄せ、そのまま抱きついた。童貞卒業である。14歳のときだ。それ以来、彼は、若くて綺麗な女とセックスすることだけを考えて生きてきた。
 彼の家は裕福ではなかった。当然のように中卒で働き始めた。最初は雇われで奴隷のように働いていたが1年で辞めてしまい、自分で商売をすることになった。最初にはじめたのは鉄くず拾いである。太平洋戦争でアメリカのB-29爆撃機から投下された爆弾の破片を回収したり、工場から出る鉄くずを拾い集めたりして、それを鉄くず屋に売るのだ。やがて、戦後10年が経ち「もはや戦後ではない」という言葉が流行語になった。彼が15歳のときだ。とはいえ、街を見渡せば、闇市で物資が取引されており、暴力団や愚連隊が跋扈していた。  
 鉄くずをいつも高く買ってくれていたグッチ先輩(名字が山口なのでグッチと呼ばれていた)を、彼は慕っていた。グッチ先輩は名門高校を出ていて、羽振りも良く、いつも美人にモテてていた。ある日、グッチ先輩と野崎青年はホルモン屋で飲んでいた。

「先輩、どうしたらモテるんでしょうか?」
「そりゃあ、金持ちになるに越したことはねぇなぁ」
「どうすれば金持ちになれますか?」
「それは難しい問題だよなぁ。親が金持ちなら簡単だろうけど、お前は違うからダメだ。まずは資本家にならないと資本主義社会で勝ち上がれないと思う。でも、急に資本家になるのは無理だから、種銭となる小金を貯めることだ。ある程度金ができれば金が金を生むようになるから」
「へえ、そんなもんですか」

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藤沢数希

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藤沢数希

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