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週刊金融日記 第177号 恋愛工学と哲学、世界同時株安、めずらしい部位が美味しい白金の焼き鳥、堀北真希が非モテコミットの末陥落したことについて、他

// 週刊金融日記
// 2015年9月1日 第177号
// 恋愛工学と哲学
// 世界同時株安
// めずらしい部位が美味しい白金の焼き鳥
// 堀北真希が非モテコミットの末陥落したことについて
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 最近、僕が注目しているニュースはこれですね。不倫がウリ文句の出会い系サイト「アシュレイ・マディソン」をハッカーたちが攻撃して、3700万人の個人情報を世界に晒した事件です。カナダ警察も動いていて、晒された顧客の中から、すでに自殺者も出はじめています。

●不倫サイト「アシュレイ・マディソン」情報流出で2人が自殺か
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1508/25/news118.html

●「アシュレイ・マディソン」流出データ大検証!女性ユーザーはほぼ全員偽物
http://www.gizmodo.jp/2015/08/post_18137.html

 それにしても、男性の登録者数3100万人に対して、女性ユーザーの数は550万人だったのですが、その女性のほとんどがプロフィールページだけのインチキだったというのは興味深いデータですね。実際には女性は1万2000人しかいなかったそうです。さらに、実際にメールをチェックしている男性は2000万人もいるのに、女性はたったの1492人しかメールをチェックした形跡がなかったそうです。
 これはまさに、最近僕が見た映画の「her」の世界ですね(笑)。

『her/世界でひとつの彼女』 http://amzn.to/1O3om3l

 ちなみに、この映画は、未来の世界で人工知能の声だけの女性に恋をしてしまうという物語で、いろいろな脚本賞を取っていて、評判が良かったのですが、僕はまったく共感できずに、つまらなかったです。僕は、基本的に、人が口に出す言葉を信用せずに、人の行動ばかりを観察する癖が付いているので、必死に感情移入できる仕掛けが作られていても、まったく乗れないんですよ。行動しか見ないから(笑)。
 インチキ・プロフィールやひとりで100人の男性とチャットするサクラの女性に、必死にたくさんの男性が話しかけていたというのは、まさにリアルherですよ。
 週刊金融日記では、出会い系サイトは首尾一貫して推奨してきませんでしたが、やはり、これからも推奨すべきものではないと思った次第です。

 さて、今週も盛りだくさんの内容です。
 まずは、『ぼく愛』のケークスでの連載です。

●Chapter6-3 勇気を出して
https://cakes.mu/posts/10503

 金融日記Weeklyは、ゆっくりですが、市場関係者みんなが見るようなレポートを目指して、すこしずつ作っております。まあ、使い物になるまで、あと、1、2ヶ月はかかるでしょうね。

●世界的な金融緩和はいよいよ終了へ(金融日記 Weekly 2015/8/21-8/28)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52059712.html

 今週は豪華メンバーの投稿が出揃いました。見所は以下のとおりです。

―診察に訪れた可愛い患者さんとのラブストーリー
―アフターピル(緊急避妊薬)のススメ
―LINEに危険な不具合が出ています
―山本耕史の非モテコミットはたまたま上手くいった
―堀北真希が非モテコミットの末陥落したことについて
―クリスマスまでに童貞を卒業するための現実的なプラン
―『ぼく愛』~女達の物語 美奈編~ by かおりん

 それにしても、最近、寒いですね。まだ、この原稿を書いているのは8月なんですが。温暖化というより、ゲリラ豪雨とか、気候の不安定さが増大しているように思えます。金融市場では値動きのボラティリティは基本的なパラメータなのですが、こうした気候研究の分野では、気温のボラティリティは測らないのでしょうか。
 それでは今週もよろしくお願いします。

1.恋愛工学と哲学

 幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである。
 ―『アンナ・カレーニナ』冒頭 http://amzn.to/1MXDoc9

 今日は、いま一度、なぜ生きるのか、という人生のWhyについて考えてみたい。いったい何のために恋愛工学を学ぶのかということだ。まずは、読者の投稿を紹介したい。

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―調子の良い時こそ古典派恋愛工学への回帰を!

東京はだいぶ涼しくなったようですが、なお蒸し暑いのに耐え兼ね、カラッとした南の島で休暇を満喫中の外資系バンカーです。
それなりに久しぶりな気がするので、共有したいことは数多くあるのですが、私は一貫して古典派恋愛工学への回帰を主張したいと思います。
つまり重要な目的は交わり自体ではなく、その先にある優秀な遺伝子の拡散と発展であり、そのためにこそ恋愛工学は存在する(と私は理解している)という点です。
性交自体は目的を達する手段であるにもかかわらず、最近の恋愛工学は、どうも方法論、ノウハウに傾斜しているように感じていました。
やはりWhyから始めることと、常に初心を忘れない、つまりWhyを常に振り返り調子に乗らないことはとても重要ですね。
ちょうどこのメルマガが始まって1年くらいだったと思いますが、成功のダークサイドの論文(第66号)には非常に励まされたのを覚えています。
わたなべ君も1年の節目にダークサイドに誘われたようで、まさに成長の軌跡を振り返るかのようです。

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