// 週刊金融日記
// 2014年5月20日 第110号
// Attractionフェーズと自己アピール
// 日経平均続落
// 丸の内の夜景が綺麗なイタリアン
// 淫乱女のパラドックスと彼が発情し続ける女になる方法
// 他

　こんにちは。藤沢数希です。
　それにしてもいい天気ですね。５月と９月、10月の日本は最高です。
　タイやウクライナでは、政情が不安定になっていますが、日本はとても平和ですね。そして、週刊金融日記にも、ついほっこりしてしまうような、心温まるエピソードが多数投稿されました。

—スタバで痛い光景を見かけました
—AVの素人参加企画で4対4の乱交合宿に参加するのですがその後も女優と仲良くなる戦略を教えてください
—部屋を間借りさせるサービスがあるのですがこれってGDPを減らすんじゃないでしょうか？
—副業収入の隠し方について
—イチャイチャできる都内のスポット
—20代後半の彼のあそこがなかなか元気になりません
（淫乱女のパラドックスと彼が発情し続ける女になる方法）
—モテなくても穏やかに人生を生きたいです

　それでは今週もよろしくお願いします。

１．Attractionフェーズと自己アピール

　正直で誠実な本当の金持ちよりも、金持ちのふりをするナンパ師のほうがモテる。単にルックスの差などではない。なぜならば、同一の男性も、自己アピールのやり方を変えるだけで、劇的にモテ方が変わるからだ。
　こうした事実の発見は、僕が恋愛工学の研究をするとても大きなモチベーションになった。もし、本当に世間で言われているように、金持ちになれば、それだけで簡単にモテるようになるのならば、恋愛工学などというものは必要ないからだ。そんなものを研究したり、勉強している暇があったら、１円でも多く稼げる方法を考えるべきだ。そして、週刊金融日記も、文字通りに、最初から最後まで金に関するメルマガになっていたことだろう。

●年収1000万円の男は実はモテない可哀相なグループ
https://am-our.com/special/155/7030/

　女性が金持ち、あるいは医師や弁護士のような安定した高収入を期待できそうな職業の男性を、頭ではとても好きなことは紛れもない事実だ。有名企業のサラリーマンも、本来ならモテるはずだ。学生なら、難関大学の学生のほうがモテるはずである。ところが、こうしたハイスペックな男性たちの多くが、深刻なセックス不足に苦しんでいる。反対に、恋愛工学を本能的に体得している、居酒屋の店長のような、社会的にはステータスがそれほど高くないはずの男のほうが、可愛い女とたくさんセックスしているのが現実なのだ。なぜだろうか？

　ハイスペック男性がモテない一番の原因は、女の本能に、セックスしようと必死で自己アピールする男を非モテと認識するようにプログラムされているからだ。本当の金持ちでも、そのことを自慢しながら女を口説いては、股を開いてもらえないのである。
　それでは、何の自己アピールもしないほうがいいのか？ じつはそれもダメなのだ。ここがAttractionフェーズのむずかしいところなのである。つまり、何の自己アピールもしなかったら、女は単にその男のことを、わざわざテストするに値しない価値の低い男だと認識するだけだ。それでは、Comfort-Buildingフェーズに進めないし、進めたとしても、友だちフォルダに入ったままになっている。
　ナンパや合コン、ホムパなどで連絡先をゲットしても、アポを取れないのは、こうしたAttractionフェーズで自己アピールがうまく行っていないからなのだ。つまり、自慢してもダメだし、自己アピールしなくてもダメなのである。
　イケメン男性は、この点は強い。なぜならば、イケメンという自己アピールは、自慢しなくても、見ればわかるからである。僕の見解では、イケメン男性がモテるのは、イケメンであるという事実よりも、思春期を通じて、自然と肯定的な雰囲気で女とコミュニケーションを取り、適切な方法で自己アピールすることを学んでいるからである。
　しかし、男と違い、女は単に男のルックスに引かれるよりは、男のソーシャル・バリューに引かれるものである。このことは、石器人たちの集団である小学生の女子を観察してみれば明らかだろう。小学生の女子でさえ、イケメンの男子より、脚の速いフツメンの男子を圧倒的に好むのである。これは小学生のコミュニティでは、運動会という晴れの舞台で、圧倒的な力を見せつけ、皆から尊敬を勝ち取るのが脚の速い男子だからだ。女というのは、年齢とともに好きな男のタイプがどんどん変わって行くのだが、要するに、自分が暮らしているコミュニティの中で、ソーシャル・バリューが高そうな男に引かれているだけなのである。

●「モテ」は社会的な文脈に依存している
https://am-our.com/love/184/8296/

　さて、それではどのように自己アピールすればいいのだろうか？ 今日はそのことを考えてみたい。まずは、ひとつのヒントになる読者からの投稿を紹介しよう。

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—結婚式に参加したところモテました

藤沢先生

いつもお世話になっております。
研修医トリケラトプスです。
久しぶりの投稿になります。
今回は会ったその日でベッドインに成功した報告と、結婚式における戦略について質問させてください。

その前に、アキさんへ。
第101号では質問にご回答いただきありがとうございました。
クリタッチ中に普通の話をさせるのもなかなか面白そうですね。
明日あたりチャレンジしてみます(笑)
第107号で言及されていたアキさんの荒療治が早く読みたくてたまりません。