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週刊金融日記 第240号 トランプ大統領誕生は日本にとって歴史的な転換点、トランプ・ラリーに飛び乗れ、デートに使える麻布十番のカウンター和食、宇宙的ネットワークを感じた体験、他

// 週刊金融日記
// 2016年11月16日 第240号
// トランプ大統領誕生は日本にとって歴史的な転換点
// トランプ・ラリーに飛び乗れ
// デートに使える麻布十番のカウンター和食
// 宇宙的ネットワークを感じた体験
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 アメリカの炎上大王であるトランプさんがついに大統領になりました。しかし、これはじつは日本にとって非常に大きな歴史的転換点になる可能性が高いと思っています。というのも、よく考えれば非常に不自然だった日米同盟を基軸とした、日本のアジアでの地位が失われる、ということだからです。
 しかし、短期的には日本経済に大きなプラスになる可能性があります。今週号のメルマガではこの辺を大真面目に論じました。
 トランプ大統領の特集号となりました。

"You know, it really doesn't matter what the media write as long as you've got a young and beautiful piece of ass."
(いいか、メディアに何を書かれようが、若くて可愛い女と楽しめれば、そんなことはどうだっていいんだよ。)
-- Donald Trump

1.トランプ大統領誕生は日本にとって歴史的な転換点

 選挙前は、アメリカの主流派メディアが流すポジショントークが入り混じったヒラリー圧勝という報道をそのまま流していた日本のメディアや評論家は、トランプが勝つと、また同じような報道を流し続けています。曰く、グローバル化で没落した工場労働者などの白人の反乱だとか、ポリティカル・コレクトネス(政治的な正しさ、建て前)で窮屈になった人々がトランプを支持しただとか、トランプ支持を表明できない「隠れ支持者」がたくさんいて世論調査を誤らせただとか……。我々の週刊金融日記では、このようなことは結果が出る前から言ってきたことであり、何をいまさら、という感じですね。

★Twitterで活躍中の国際派(笑)の日本人女性たちは、トランプを支持する男は低学歴のルーザー、ニューヨークがどこにあるのかも知らない田舎者のクソ、非モテ、死ね!と毎日吠えては悦に入っていましたから、トランプ支持を表明できない隠れ支持者がたくさんいることは容易に想像できました。

週刊金融日記 第235号 トランプ大統領候補が大炎上の"Locker Room Talk"で教えてくれたこと

 また、女性票が意外と多かったのも、恋愛工学で常々言われているように、女性は口で言うことと実際にやることがぜんぜん違う、ちょっと下品な言い方をすると上の口は拒んでいても下の口は荒々しいマッチョの男を……、というそのまんまの結果でした(笑)。

●女性票、トランプ氏に4割 クリントン氏伸びず
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM09H41_Z01C16A1EB2000/

 そして、決して差別やマイノリティへの偏見は許さない、トランプのような男が大統領になったらアメリカや世界は大変なことになる、これは民主主義への冒涜だ、などと声高に叫んでいたリベラルの人たちは、トランプが当選すると、全米で反トランプデモを繰り広げました。一部は暴徒となり、トランプに投票したとされる人物がリンチされたり、発砲して一般市民に死傷者まで出ているということです。そして、トランプ夫妻が住んでいるニューヨークの超高層マンションのトランプタワーの前には、連日数千人が押しかけ、「ミラニアを強姦しろ!」というプラカードが掲げられました。

●Protester's "Rape Melania" sign draws strong rebuke, sparking Twitter trend, The Washington Post
https://www.washingtonpost.com/news/post-politics/wp/2016/11/13/protesters-rape-melania-sign-draws-strong-rebuke-sparking-twitter-trend/

 さて、このように同性愛などの多様な価値観を認めようというリベラルの人たちは、トランプ支持のような間違った考え方を正すには暴力も辞さない、という姿勢ですので、いまでもトランプ支持を表明するのは非常に危険だということを胸に留めておきましょう。恋愛工学を実践している、ということは黙っていたほうがいいことと同じです。
 それにしても、トランプ支持者を糾弾している、自称高学歴(笑)のTwitterレディースの皆さんと、かつて恋愛工学に群れをなして攻撃を仕掛けてきたキラキラ女子の皆さんが、どことなく似ていると思うのは気のせいでしょうか。我々のことは放っておいてもらいたいと思います。

 さて、週刊金融日記の読者の方は、仕事やプライベートな場面で今回の大統領選やアメリカ政治のことが話題に上り、何か気の利いたコメントを言わないといけない場面が多くなってきたと思います。ビジネスの世界では、ここで変なことを言ってしまい、無知・無教養、あるいは世界の政治・経済に対する無関心さがバレると、相手から見下されることになります。
 そこで、今回は、まるで10年前からアメリカ政治について精通しており、トランプ当選など完全に見通していた、というような顔をしながら、今後世界がどうなっていくのかを説得力を持って語るための要点をまとめておきました。
 参考にしてください。

【アメリカ建国史入門】

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