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週刊金融日記 第342号 案ずるより産むが易し、米中間選挙に注目、銀座の安くて美味しい高級居酒屋、石畳を制するものは神楽坂を制する、他

// 週刊金融日記
// 2018年11月7日 第342号
// 案ずるより産むが易し
// 米中間選挙に注目
// 銀座の安くて美味しい高級居酒屋
// 石畳を制するものは神楽坂を制する
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 今週も海外にいるのですが、電車のチケットをPayPalで買おうとしたら、いつもと違うIPアドレスだったためか、本人確認の追加チェックが行われ、いまから登録されてる携帯電話にSMS送るからそこに書いてるコードを入れろ、と言われました。僕は格安SIMを使っているので、日本の番号にSMSを送られても海外では読めません。あえなく、僕のPayPalアカウントは、本人確認の手続が完了するまで凍結となりました。トホホ。
 大手キャリアに月額1万円近い料金を払って、さらに海外パケ放題で1日2000円ぐらい払えば、海外にいても自分の電話番号にかかってきた電話もSMSもそのまま受けれます。あっ、もちろん日本→海外の電話転送料金やSMSなんかは海外パケ放題(これはデータ通信のみ)でも請求されて、1週間も出張していると軽く3万円ぐらいになるんですが、海外出張の多いビジネスマンだと、これは仕方ないですね。この辺が、大手キャリアの正規料金の優れた点で、格安SIMの弱点といえば弱点です。
 ちなみに、海外に行ってそのつどプリペイド格安SIMを購入する、というパターンの場合、電話が受けられないのは上記のとおりなんですが、日本の電話番号にかけなければいけない場面にも困ります。安いプリペイドSIMでは国際電話ができないことがほとんどなので。しかし、この場合は、LINE Outがめちゃ使えます。有料ですが、インターネットにつながる環境があれば、格安で日本の電話番号にかけられます。まあ、正直、電話なんてめんどうなものはなくなって、もうLINEでもWeChatでもWhatsAppでもなんでもいいんですけど、こういうのをデフォルトにして、暴利を貪っている日本や世界の通信会社が、単に回線を整備して提供するだけのインフラ会社になればいいと思うんですけどね。しかし、どこの国でも電話番号をゲットするのはそれなりに個人情報なんか出さないといけないので、電話番号が多くの契約である種の本人確認的な役割を担ってしまっており、なかなか難しいかもしれません。

 さて、通信会社の話ですが、安倍政権は来年消費税を上げようとしており、庶民の不満を逸らすために、携帯料金を値下げさせようと大手通信会社に圧力をかけました。これでドコモなんかは実際に下げると宣言したのですが、それで株価が大暴落です。銀行などに務めていた人ならわかると思いますが、規制産業では、規制する官庁は絶対的に服従しないといけないもので、金融だったらそれは金融庁になります。金融庁長官がふと何かに不満を漏らせば、各金融機関の偉い人たちは、必死に忖度して、機嫌を損ねないように必死こきます。通信会社も規制産業なので、政府や規制当局の偉い人たちは、もう絶対的な権力者ですね。だから、菅官房長官が「日本の携帯料金は高い!」と一言申せば、通信会社の社長は、ははぁ〜、頂いたお言葉、誠に真摯に受け取りまする、ということになります。
 まあ、しかし、株価もだだ下がりですし、いろんな国を旅行していて思うのですが、日本のインターネット接続環境はやはり最高なんですよね。とにかく速い。だから、高い料金払ってくれる人にはたくさん払ってもらって、それで設備投資して、僕たちのような人には格安SIMという選択肢を与えてくれていたら特に文句はないですね。はい。

★日本の老人が正規キャリアにたくさんお金を払ってインフラ整備し、若者はMVMOを使えば、みんな幸せになれる!?

 今週も興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

-パソコンは自作までしなくてもBTOで十分です
-不動産投資業界で商売していますが不動産投資の詐欺に注意
-ドイツ銀行破綻の可能性について
-オススメのエナジードリンクを教えてください
-ギャンブルや性産業が合法のマカオでの遊び方をご教示ください
-勤務医ですが女医など対ハイスペ女子におけるAttractionフェーズでの効果的なアピールについての私見
-海外の(一部の)大学の論文生産性が高い理由は何でしょうか
-私立高校の理科教員ですが女子生徒の扱いが難しいです
-石畳を制するものは神楽坂を制する

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.案ずるより産むが易し

 今週は人生相談コーナーのボリュームがたっぷりなので、冒頭論文は軽く書きたいと思います。
 恋愛工学はこのメルマガが取り扱う多くのテーマのひとつにすぎません。そして、恋愛工学は恋愛、そして、人間行動に関する深い学問であり、単に男性向けの恋愛マニュアルではありません。しかしながら、恋愛工学を理解した男性読者が、それまででは考えられないほど多くの女性を幸せにしている、というのは紛れもない事実でしょう。
 さて、読者の中には既婚者の男性もたくさんいます。というか、むしろマジョリティかもしれません。そういった方たちは、ビジネスでも活躍し、当然ですが、さまざまなところでモテるので、自然と、本当に家庭はひとつでいいのだろうか、と考えはじめると思います。
 今週はそんな読者の方からの投稿をまずは紹介したいと思います。

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-2つ目の家庭を作るための彼女との覚書について

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