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週刊金融日記 第17号 なぜ素人女のセックスの方が高いのか?、株価の落ち方が、シャープでしょ。、タイスキの定番のお店、セックスと性病、他

// 週刊金融日記
// 2012年8月5日 第17号
// なぜ素人女のセックスの方が高いのか?
// 株価の落ち方が、シャープでしょ。
// タイスキの定番のお店
// セックスと性病
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 外は暑くて暑くて、会社なんか行かずにビールでも飲んでいたいと思っている人は多いのではないでしょうか。僕は、早くもまたビーチでも行きたくなっています。プールサイドで、昼間っから、冷えたシャンパンでも飲みたいですね。
 ちなみにシャンパン、もしくは、シャンパーニュ(Champagne)というのは、フランスのシャンパーニュ地方でフランスの原産地呼称委員会で認められたスパークリング・ワインのことで、ブランドの分だけ割高なので、イタリアとかスペインのスパークリング・ワインの方がコスパはいいです。
 それでは、みなさんも夏バテには気をつけて、週刊金融日記をスマホで読みながら、いっしょに夏を楽しみましょう。

1.なぜ素人女のセックスの方が高いのか?

 ご存知のように、現代の資本主義社会では、セックスというサービスは世界中で売られていて、お金さえ払えば誰でも簡単にアクセス可能だ。これまでの恋愛工学では、基本的に男はたくさんの女とセックスしたいもの、女は男を選びたいもの、という前提でさまざまな理論を組み立ててきた。しかし、この仮定は複雑なことがらをあまりに簡略化しすぎており、多くの説明できない現象がある。
 そのひとつは、なぜ金持ち男はあまりセックスを買わないのか、ということだ。物価の高い日本でさえ、売られているパッケージされたセックスは、一回3万円程度で、週に3回買ったとしても、年にたったの470万円ほどの出費にしかならない。この程度なら簡単に負担できる男はいくらでもいる。しかし、経済的にこの程度の出費を負担できる男は、こういったサービスにほとんど手を出していないようだ。その代わり、素人女性を追いかけまわしたり、六本木のキャバクラや銀座のクラブのような、直接セックスを売らない女性を追いかけまわしたりしている。また、もともとモテる素養があり、金まで持ってしまった男は、素人女性がたくさん寄ってくるので、逆説的に、カネを使わずにセックスしていたりする。
 そこで、今日は、経済的に簡単にセックスを買える男が、なぜセックスを買わないのか、という疑問に、科学的に答えていきたいと思う。恋愛工学のシンプルな仮定——男はなるべくたくさんの女とセックスしたい——とひどく矛盾していると思われるこの現象に答えることは、恋愛市場のより深い理解を可能にするだろう。

 僕が、留学していた時、フィリピンのゴーゴーバー(ステージで女の子が踊っていて、客がお金を払うと連れ出せるアジアによくある売春宿)で娼婦をやっていて、その後に、まともな仕事をして、外国人と結婚し、嫁いできた女性がいた。そして市民権を取得した後に、ちゃっかり離婚していた。
 よく遊びに行っていたクラブ(踊る方)で、僕は彼女と友だちになり、いろいろ話を聞かせてもらった。彼女は、ゴーゴーバーを辞めて、レストランのウエイトレスをやっていたのだが、その時の話がとても印象的で、いまでもはっきりと覚えている。彼女曰く、ゴーゴーバーよりもレストランのウエイトレスの方がはるかに儲かる、というのだ。

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