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週刊金融日記 第222号 平凡な男と結婚するかハイスペ男の子供を身ごもるかのブレークイーブン年収格差、LINE日米同時上場、西麻布でコスパのいいアラカルトの高級和食、海外ではファンキー加藤は当たり前か、他

// 週刊金融日記
// 2016年7月11日 第222号
// 平凡な男と結婚するかハイスペ男の子供を身ごもるかのブレークイーブン年収格差
// LINE日米同時上場
// 西麻布でコスパのいいアラカルトの高級和食
// 海外ではファンキー加藤は当たり前か
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 それにしても暑いですね~。やはり、暑いと、タイ料理だとかインド料理が食べたくなりますね。
 僕たちの『ぼく愛』コミックの第1巻が、とうとう7月22日に発売になります。すでに、Amazonでは予約できるようです。たとえば、高校の部室にこの本が置いてあって、青年たちが、愛の苦しみ、悲しみ、そして、喜びを知るきっかけになってもらえれば、と思い僕は出版社に原作を提供することを決心しました。

『ぼくは愛を証明しようと思う。』(アフタヌーンコミックス) http://amzn.to/29ytEXX

 さて、参院選については、「今週のマーケット」のところに書きますが、次は都知事選ですね。何といっても、小池百合子さんが面白いことになっています。組織の偉い人たちのメンツをつぶして、順序を踏まずに、いきなりの立候補です。こりゃ、人気が出るかもしれませんね。上司に日々気を使わないといけないサラリーマンの人たちは、こういうのにカタルシスを感じてしまうでしょう(笑)。

●小池百合子氏「都民のための都政取り戻す」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK11H0H_R10C16A7000000/

●石原伸晃自民都連会長「小池百合子氏はわがままだ」 萩生田光一官房副長官「公党への侮辱ではないか」
http://www.sankei.com/politics/news/160711/plt1607110172-n1.html

 ところで、このメルマガの読者投稿コーナーですが、だいたい木曜日の午前中までに届けば、その週のメルマガに間に合います。この辺はフレキシブルに運用していますが、先週は週後半に送られてくるメールが多かったのですが、それらは来週号に掲載されます。
 今週もいくつも有用な投稿がありました。見どころは以下のとおりです。

―海外ではファンキー加藤は当たり前か
―セックスしてもSTが引けない
―TOEICで900点取った勉強法をシェアします
―証券会社の営業職で疲弊していく彼女を救いたい

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.平凡な男と結婚するかハイスペ男の子供を身ごもるかのブレークイーブン年収格差

 このメルマガの読者は男性が多いのだが、女性読者も少なからずいる。今回は、女性向けに、平凡な男と結婚するか、あるいはハイスペックな男性と未婚のまま子を産むのか、どちらが経済的には有利なのかの定量分析を行うことにした。まずは、イントロダクションをブログのほうに書いたので、そちらを読んでもらいたい。

●サラリーマンと結婚するのと金持ちと不倫して子供を生むのとどちらが得なのか?
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52085633.html

 結婚の経済的な利益を計算するために、まずはその源泉である婚姻費用の復習をしよう。夫婦は同レベルの生活水準でなければいけないので、稼いでいる側は、稼いでいない側に収入の一部を渡して、自由に使える金を平準化しないといけない。この婚姻費用が離婚裁判では鍵になるのだ。なぜ鍵になるのかというと、奥さんが、実家に帰っていようが、他の男の家に転がり込んでいようが、離婚が成立するまで、とにかく婚姻費用を払い続けなければいけないからだ。そして、この婚姻費用の支払総額は、その他の財産分与や慰謝料に比べて多くなりがちなのだ。
 バックナンバーを読んでもらいたいが、ここでは簡単にこの婚姻費用の計算方法の概略を記しておく。

週刊金融日記 創刊号 ダルビッシュが経験した婚姻費用(コンピ)の恐怖
週刊金融日記 第54号 結婚と離婚のお金の計算ドリル
週刊金融日記 第187号 婚姻費用や養育費の算定方法を完全に理解する

【婚姻費用の計算】

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