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週刊金融日記 第37号 クリスマスは最大の別れイベント、円安トレンドは続くのか、池田信夫氏との対談(その6)不良債権問題とは何だったのか、東京スカイツリーのレストランフロア、ストップ・ロス戦略、他

// 週刊金融日記
// 2012年12月23日 第37号
// クリスマスは最大の別れイベント
// 円安トレンドは続くのか
// 池田信夫氏との対談(その6)不良債権問題とは何だったのか
// 東京スカイツリーのレストランフロア
// ストップ・ロス戦略
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 明日はいよいよクリスマス・イブですね。
 恋人たちの聖夜などとメディアは煽っていますが、そんなことに騙されてはいけません。クリスマスとは、恋愛市場でひたすら負けないことに集中しないといけない、ミスしたやつから負けていく陰鬱な敗者のゲームだからです。
 みなさん、どうかこのイベントを生き残って下さい!

1.クリスマスは最大の別れイベント

 クリスマスは恋人同士の楽しいイベントという認識を捨て去りましょう。クリスマスは、恋愛市場のボラティリティが1年で1番高まり、極めてリスクが高い日です。恋愛市場で勝っている男性プレイヤーは、複数の女子をポートフォリオ運用していることが多く、イヴは一日しかありませんから、ふつうはひとりの女子としかデートできないので、残りの女子と会えない言い訳を必死で考える必要があります。こういうイベントに拘る女子だと、イヴにデートできない場合は、まさに「踏み絵」となってしまいます。女子向けのピンク色の恋愛本なんかを読むと、揃いも揃って、「クリスマスや誕生日などの記念日に会えない男とは別れろ」と、ありがたいことが書いてあります。
 また、クリスマスは否応なしに出費が嵩みます。高級レストランで特別コースを注文しないといけない雰囲気になっています。こんな混む時期は、サービスも悪く、特別コースも普段より明らかに割高でクオリティが低いにも関わらず、です。さらに、クリスマス・プレゼント交換まであって、ここでさらに値踏みされ、時に大きな出費を強いられます。金持ちと付き合っていることを何よりも誇りに思っている女子の場合は、たいていプレゼントにがっかりさせられます。期待が大きすぎるからです。女子は、女同士で壮絶な見栄の張り合い競争をしていて、クリスマスをどう過ごすか、どんなプレゼントを貰うかを競い合っているのです。
 ということで、クリスマスは、恋人同士が別れるきっかけが山のようにあり、最初から負けが決まっているようなもので、無理していいプレイをしたからといって勝てるタイプのゲームではありません。クリスマスは、ミスを少なくして、とにかく負けないだけで御の字なのです。

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