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週刊金融日記 第146号 セックストリガー効果発現条件に関する実証研究、ECBがQE発動、赤坂でフレンチとワインのマリアージュ、最終抵抗解除ルーティーン、他

// 週刊金融日記
// 2015年1月26日 第146号
// セックストリガー効果発現条件に関する実証研究
// ECBがQE発動
// 赤坂でフレンチとワインのマリアージュ
// 最終抵抗解除ルーティーン
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 今週はイスラム国による日本人誘拐事件の話題で世間は持ち切りでした。
 僕が思うのは、イスラム国がやっていることは典型的な炎上マーケティングで、メディアで彼らを取り上げれば取り上げるほど、彼らに利するのですよね。だから、なるべくこの話題には触れないでおこうと思っておりました。
 不良グループに憧れる中二がいるように、暴力団に憧れる高校生がいるように、彼らがネットに流す過激な動画を見て、イスラム国に加わりたい、と思う先進国の若者は、常に一定数いるでしょう。何十億人という人々に、既存のメディアがイスラム国からのメッセージを垂れ流してしまうのですから。本当に、恐ろしい話です。
 生物学的には、まったくモテずに、誰ともセックスできる見込みがなくなることは、オスにとって死ぬより怖いことですから、先進国で非モテになった若者が、テロで一発逆転したいと思うのは不思議ではありません。
 ところで、「イスラム国」とメディアが呼ぶのは非常に問題です。これはテロリストが勝手に利用するイスラム教のイメージと、勝手に主張している国家の正当性を印象づけようとする名称であり、それにそのまま乗っかるのはなんなのでしょうか。メディアは「過激派グループISIS」ぐらいの呼び名に統一したほうがいいでしょうね。

 さて、重々しい話からはじめましたが、今週も小説が更新されています。

Chapter3-6 ラポール形成とリーディング
https://cakes.mu/posts/7749

 読者投稿コーナーの見所は以下の通りです。

―最終抵抗の切り崩し方の決定版(第145号)のネーミング
―遊ぶってなんですか
―冬デートのロジスティクスについて
―生ハム原木購入体験記

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.セックストリガー効果発現条件に関する実証研究

 第35号の『女の恋愛感情のトリガーの秘密』で、セックストリガーの存在が報告されて以来、この不思議な現象は恋愛工学の研究コミュニティの中で常にホットなトピックであり続けてきました。しかし、いまだにその発現条件や、発現のメカニズムについては、よく解明されていません。
 発現条件に関して、現在までにわかっていることをまとめると以下の通りです。

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