// 週刊金融日記
// 2016年4月20日 第210号
// 学力のパレートの法則：進学校の環境とアリの巣の共通点
// 米国で決算本格化
// 北海道新幹線で花見に行こう
// 「恵比寿アニマルスピリット」驚異のヒットレシオを誇る秘密のプロトコル
// 他

　こんにちは。藤沢数希です。
　熊本地震では大きな被害が出てしまいましたが、着々と救援活動は進んでいるようです。早く復興することを祈っております。昨年、熊本と大分に旅行に行ったのですが、阿蘇山の雄大な自然も、黒川温泉も、大分の別府温泉も、とても素晴らしいところでした。震災が落ち着いたら、また、旅行に行きたいですね。

★黒川温泉はまさに秘境という感じで、本当にきれいなところでした。

★地獄めぐり。別府は町のいたるところに温泉が噴き出しています。

★九州新幹線は普通席も横に４席しかなくとても快適ですね。

　ところで、オスプレイが救援物資を搬送しており、国内の一部の人たちはこのことで揉めているようですね。

●熊本地震：オスプレイ２機、救援物資を搬送

　さて、今週はいつになく濃い読者の投稿が届きました。主な見どころは次のとおりです。

―妻をそろそろ損切りしたいのですが
―好き？と聞いてくる彼女はウザいでしょうか
―やっぱり女に対する憎しみが止まりません
―祝創刊４周年！「恵比寿アニマルスピリット」驚異のヒットレシオを誇る秘密のプロトコル

　それでは今週もよろしくお願いします。

１．学力のパレートの法則：進学校の環境とアリの巣の共通点

　中学受験を煽るときの一番キャッチーなコピーは、難関中学に入れば周りが優秀だから切磋琢磨する環境で自分（＝こうしたサービスに金を払う親の子供）も優秀になる、というものがある。自分自身が難関私立一貫校出身で大学受験に成功した親や、あるいは教育事情がよくわかっている親は、じつは、この環境こそが金と多大な労力を払ってでも、子供のために買うべきものだと思っているのだ。
　しかし、僕はこれは必ずしもいいことばかりではないと思う。今日はそのことについて書いておこう。まずは読者からの投稿を紹介しよう。

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―開成出身者から見た中学受験の陰

はじめまして、ぽん太と申します。
今年に入ってから当メルマガの存在を知り、過去のバックナンバーを買い漁って読み耽る日々を過ごしております。
大変楽しい記事、いつもありがとうございます。
このメルマガの読者様は推測するに高学歴の方が多いかと思いますので、釈迦に説法のようになってしまったら恐縮なのですが、私の中学受験の経験がわずかでも受験工学の発展に貢献すすればと思い、初めて投稿させていただきます。

私は現在30代半ばなのですが、中学受験で開成中学に合格し、入学しました。
開成以外には、慶應義塾中等部、海城、渋谷幕張（当時は今とは違って「スベリ止め」の学校でした）あたりを受験し、すべて合格しました。
今振り返ると、私の場合は母親ではなく父親が完全に中学受験に「コミット」していました。
小学生の４年～６年のおよそ３年間勉強漬けの毎日でしたが、塾でのいい意味での競争がとても楽しかったのを覚えています。
ちなみに当時塾といえばSAPIXがちょうど勢いを伸ばし始めていた頃で、私はSAPIXの前身のTAPに通っていました。
中学受験をした20年程前、藤沢先生のおっしゃるように男子御三家は「開成・麻布・武蔵」の３校でした。
それが、私が高校卒業するくらいの頃には武蔵に代わって駒場東邦が新御三家と呼ばれるようになっていたと記憶しています。