見出し画像

週刊金融日記 第312号 脳科学に基づく語学習得法から暗記ゲームの武器を手に入れたっぽい、米テック株暴落、銀座の一等地で神戸ビーフと蟹、27歳で童貞卒業できたのですが中折れに悩んでいます、他

// 週刊金融日記
// 2018年4月11日 第312号
// 脳科学に基づく語学習得法から暗記ゲームの武器を手に入れたっぽい
// 米テック株暴落
// 銀座の一等地で神戸ビーフと蟹
// 27歳で童貞卒業できたのですが中折れに悩んでいます
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 日本に帰ってきたんですが、花粉症にやられています……。スギ花粉は去ったと思ったのですが、どうやらことしはヒノキ花粉がすごいらしく、こちらにもアレルギーがあるようです。トホホ。

●都心のヒノキ花粉、昨シーズンの43倍 日本気象協会が速報

 そういえばもうすぐサッカーW杯ですが、見事に予選を突破した日本代表のハリルホジッチ監督が突然解任されてしまいましたね。ビジネスに私生活にとやることがたくさんあると、正直、あんまりスポーツ観戦するというゆとりはないのですが、こういう権力闘争の話は、ビジネスマン的に興味をそそられます。まあ、統計的なエビデンスはない話なんですが、僕の経験上、日本や韓国みたいな文化圏は、客観的な数字を出している実力のある人がドロドロした権力闘争というか組織内の政治で冷や飯を食わされてしまう、というケースが欧米文化圏より圧倒的に多いように思います。果たして真相はいかに?

●ハリル監督解任、電通「陰謀論」を深読みする

●ハリル前監督「でっち上げだ」リール自宅でブチギレ協会全否定 爆弾会見を予告

●「2018.4.9」川島永嗣オフィシャル

 ところで、前々から仮に離婚したら大変な金額が動くだろうな、と予想していた宇多田ヒカルさんが、やはり離婚していたようです。こういうことは啓蒙活動しているんですが、なかなか伝わらないんですよね。お金を稼いでいる女性は、事実婚でいいんですよ。

★2016年に宇多田ヒカルさんに伝えようとしたんですけど……。

●美女は離婚も綺麗にできる。【特別対談】向井蘭×藤沢数希

 恋愛小説『ぼくは愛を証明しようと思う。』が早くも文庫化されました。装丁デザインはそのままなんですが、文庫サイズもかっこいいですね。解説は芥川賞作家の羽田圭介さんに書いていただきました。Kindle本しか持ってない方など、ぜひ紙の本も手にとってみてください。

『ぼくは愛を証明しようと思う。』 

 今週も面白い投稿がいくつもありました。見どころは以下のとおりです。

—舌下免疫療法について
—養育費債権が回収できないという具体例
—「働き方改革」って結局は何なのですか
バックナンバー第56号の最初のコラム「男がセックス以外に考えていること」の部分が空白になっております
—27歳で童貞卒業できたのですが中折れに悩んでいます

 それでは今週もよろしくお願いします!

1.脳科学に基づく語学習得法から暗記ゲームのすごい武器を手に入れたっぽい

 最近、といっても少し前だが、いろいろな事情があって中国語の勉強をはじめた。勉強したことがある人ならわかると思うが、中国語にはさまざまなバージョンがあり、それぞれがほぼ外国語だ。北京語が標準語となっており公式文書などは北京語で書かれ、上海語や広東語を話す地方の人も北京語はわかるそうだ。だから、中国語を勉強したい人はまず北京語を学ぶことになる。そして、そのあとに、重要な上海語や香港・マカオなどで話されている広東語を学ぶ必要があり、これらには日本語のいい本がぜんぜんない。
 まあ、この辺の中国語の話は別の機会にしよう。今日のテーマは語学学習について、だ。僕は英語学習についての経験と知識から、まずは発音、それから単語を500~1000個覚えて、文法の基礎といくつかの構文を丸暗記すれば、片言で会話ができるようになるだろう、と思っていた。これで中国なんかを旅行したとき、レストランの可愛いウエイトレスなんかに中国語で話しかけられる! なかなかいいオープナーだ。僕は日本人としては英語は得意なほうで、なんせ作家である。語学は得意なはずだ。この程度なら毎日1時間ほど勉強したら1ヶ月ぐらいで到達するんじゃないか。さらに日本人は漢字の意味がわかる。香港なんかを旅行していても、レストランのメニューを見れば、だいたいの意味がわかるのだ。このように僕は中国語学習について、とても楽観的な見通しを持っていた。
 しかし、だ。はじめてみると、これがまったくダメだ。単語をぜんぜん覚えられない。簡単な中国語のテキストに載っている1ページ10個ぐらいの基本単語が頭に入ってこないし、入ってもすぐに抜けていく。僕はここまで記憶力が悪かったのか、と落ち込んだ。しかし、日本語だったら知らない言葉を1日に10個ぐらい覚えることはそれほど難しくない。英語でもそうだ。しかし、なぜ中国語ではダメなんだろう。やはり、年齢とともに記憶力は衰えてしまうのだろうか。僕は途方に暮れていた。

ここから先は

13,497字

¥ 220

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?