見出し画像

週刊金融日記 第322号 2020年から小学校で正式な英語教育がはじまり大学入試に民間の4技能を測る英語資格が必要になる、19日にメルカリ上場、目黒駅近くの住宅街にある美味しい焼鳥、空気は読まなくていいから黙ってバックナンバーを読んでAKYになれ、他

// 週刊金融日記
// 2018年6月18日 第322号
// 2020年から小学校で正式な英語教育がはじまり大学入試に民間の4技能を測る英語資格が必要になる
// 19日にメルカリ上場
// 目黒駅近くの住宅街にある美味しい焼鳥
// 空気は読まなくていいから黙ってバックナンバーを読んでAKYになれ
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 最近はすごく寒いですね。長袖じゃないと風邪を引きそうです。サッカーのワールドカップがはじまりましたが、ポルトガルvsスペインはすごい試合でしたね。これがワールドクラスのサッカーか、と思わずため息が出ました。

★ポルトガルvsスペインは予選リーグからすごい試合でした。

 日本が寒いからではありませんが、また、今週はアジアの南の島にでも行って原稿を書いてこようか、と思っている次第です。それで、高い有名所のリゾートホテルは、もうどこも予約でいっぱいなんですね。日本も景気がいいですが、中国や韓国の人が大量に行くので、アジアのリゾートはどこもいっぱいです。
 それで、思ったんですけど、最近の金持ちは本当にモノを買わないんですよね。ブランド物の服とか時計とか。あと、車とか。金持ちのくせに、コスパ、コスパうるさいんですよ。これは世界的な傾向ですね。それで何に金を使うかというと、経験です。それでその筆頭格が旅行じゃないか、と。だから、リゾートホテルはどこもいっぱいなんじゃないか、と思っている次第です。うがった見方をすると、昔は高級車でイキってた金持ちは、いまは高級リゾートで写真撮って、インスタにUpしてイキるんですよ(笑)。

★高級リゾートや高級レストランがどこも予約でいっぱい……。

●新しい金持ちは湯水のようにカネを使う従来のお金持ちとは消費スタイルが違う
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31711240T10C18A6H11A00/

 アメリカでセレブ2人が自殺したため、統計学の予想通りに自殺率が大幅上昇しているようですね。時系列分析で因果関係を調べるのですが、有名人が自殺すると真似してふつうの人がたくさん自殺するというウェルテル効果というのがあります。だから、有名人の自殺は報道しない、という倫理コードが報道機関にはあるのですが、ネット全盛の昨今、あまり守られていないようです。飛行機の事故もランダムに発生するのではなく、時系列に相関があることがわかっており、これもパイロットの自殺が連鎖するためだと言われています。

●全米騒然、2人のセレブの自殺が語る「全てを持っている人生が幸せだとは限らない」
https://www.businessinsider.jp/post-169418

●米国の自殺率、各地で大幅上昇 保健当局が発表
http://www.afpbb.com/articles/-/3177840

『週刊金融日記 第268号 ビジネスに使えて使えない統計学 その2 因果関係を暴き出す』

 人間が幸せを感じるかどうかはいまの絶対水準ではなく、それを時間で微分したもので決まるので、別にたくさんのものをいま持っていようがどうかはあまり関係ないのですよね。

★幸福感は人生の時間微分で決まるから、上がり続けるしかありませんし、上にいる人ほどハードルが高くなります。

 小説文庫版とコミック最終巻、好評発売中です。幻冬舎文庫のKindle版は49%ポイント還元のセールス中なので、この機会にぜひ!

ぼくは愛を証明しようと思う。小説文庫https://amzn.to/2ECQPOk
ぼくは愛を証明しようと思う。コミック3巻https://amzn.to/2HTCjVI

 今週も面白い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

-セブに語学留学しているアラサー女ですがなかなか勉強の習慣がつきません
-2LDKの家を買ったあとに婚約が破綻したため家に連れ込むと既婚隠しと疑われてしまいます
-ToDoリストをどのように管理されてますか
-空気は読まなくていいから黙ってバックナンバーを読んでAKYになれ

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.2020年から小学校で正式な英語教育がはじまり大学入試に民間の4技能を測る英語資格が必要になる

 2020年、つまりいまの小学3年生が5年生になるときには、英語が通知表に成績が出る正式科目になる。いまの5、6年生がすでにやっている「外国語活動」が3、4年生に行われ、高学年の5、6年生はかなり本格的に英語を学ぶことになる。内容は、いまの中1の内容と中2の内容の半分ぐらいを、文法を意識せずに発音や簡単な会話をできるようにしよう、という程度のものだ。
 これまで幾度となく、大学入試改革や小学校の英語教育については書いてきたが、全貌が具体的に明らかになってきたので、今回、アップデートしておこう。本メルマガの読者の大半は日本に住んでいる。日本で子供を育てる場合、基本的には二択しかない。中学受験か高校受験か、である。そして、教育戦略を考えるうえで、英語教育がどう制度変更されるのかはクリティカルである。

ここから先は

16,597字

¥ 220

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?